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ホーム5つの空間スケッチ第1回 玄関は“おもてなし”の場所


5つの空間スケッチ〜住まい創りを楽しもう〜
いま満足できなくても、変えていけばいい
近藤さん あとは、換気や明るさという点で窓はつけてほしいですね。狭くて窓をつけるのが難しい場合は、ガラスブロックをいくつか散らすだけでも明るさが違います。
スタッフT 玄関って、どちらかというと暑さ寒さが入ってくる場所なので、つい閉めきってしまうんですけれども。
近藤さん そこで空気が澱んでしまうのは良くないですね。暗くて、湿気や匂いが溜まってしまう場所になるのはどうかなと思います。
スタッフT あと、玄関から入ったときに中が丸見えだと興ざめなので、自然に視線を変えられるといいなと思ってるんですけど、なにかいい方法はありますか。
近藤さん 近いところに、目を引く物を置くのがいいでしょうね。ニッチみたいなものがあればそこに置くといいでしょうし、壁に絵をかけてスポットを当てるのも効果的だと思いますよ。
スタッフS 家を建てた方の中には、やはり最終的にはほかの部屋を優先して、玄関を心地良い空間にすることは諦めた、という方もいるんですよね。
近藤さん 今日は玄関がテーマなのでこういう話をしていますけど、家全体を考えたときに100%はないわけですよ。それぞれの部屋が全部100%になることはありえないですよね。
玄関もそうですけども、ほかのことも含めて80%ならまずオッケーです。それから何年間もかけて、また違う部分を自分なりに変えていけば、家を作っていく楽しみができるでしょ。不満が残っている部分を、これから変える楽しみにすればいいと思うんです。
スタッフS 今は満足できないなと思う部分に関しては、最初からあまり作り込まない方がいいかもしれませんね。
近藤さん そうです。私が知っている人で、2階部分は全部スケルトンでおいてる人がいますよ。内装をやるお金がないから、って笑ってました(笑)。資金ができたら続きをやるんだそうです。これはちょっと大胆な例ですけどね。
でも、家族とか暮らし方とか考え方が、ずっと同じだとは思わない方がいいでしょうね。自分自身も変わっていきますから。
スタッフT 年月をかけて家を作っていく感覚って、あんまりないかもしれませんね。
近藤さん それがゆえに、思い悩まなくてもいいところで悩んでいる方が多いんじゃないかな、と僕は思うんです。完璧なものを買わなきゃいけないという。
でも、家は住む人の手で創っていくものですから、足りない物はあとから足すという感覚でいいと思うんです。終わらない家づくりの楽しみを、皆さんには感じてほしいですね。
スタッフT 参考になるお話をありがとうございました。
近藤さん はい。ありがとうございました。

 

座談会を終えて
近藤先生:長く楽しむ住まい創りの秘訣は……古くなっても、使える素材を選ぶことですね。古びてしまったと嘆くのではなく、「味が出た!」といえるものは、結局はお得な買い物になりますから。
イエマガスタッフT:「失敗できる家づくり」って素敵だなと思いました。素人はどこが作り直せて、どこが無理なのかわからないから、最初から満点を求めてしまうんですよね。大工さんと一緒に壁を塗ってみたりして、失敗点の直し方が少しでもわかると、もっと気楽に家づくりができるのかもしれません。
イエマガスタッフS:玄関は単なる靴脱ぎ場というイメージだったのですが、お話をお伺いして、自宅の狭い玄関ももっと工夫できることがあるんじゃないかな、という気がしてきました。何よりもウェルカムの気持ちが大事なんですね。自分自身に対しても。

 


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5つの空間スケッチ
玄関は“おもてなし”の場所
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バルコニーの日常と非日常
和室は古いか新しいか
家族が創るキッチン

近藤裕人

有限会社 住まい創りパートナーズ/オフィス・コンドウ 代表。

関西インテリアプランナー協会会員。大阪ユニバーサルデザイン研究会メンバー。国際デザイン交流協会「ストーム・コンソーシアム事業」コーディネータ(平成18年度)。

1963年神奈川県生まれ、大阪育ち。「住まい創り」=「暮らし方」×「家造り」をコンセプトにスローな住まい創りをコーディネート。「ゆっくり、まず暮らし方を見つめることからはじめて住まい創りを楽しむ生き方を提案しています」。大阪府豊中市在住。



ページ公開日:2007年3月15日
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