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家づくりの理想と現実シンプルで機能的な寝室を

家づくりの理想と現実

やっこ さん

30代の主婦であり、エンジニアとして働く会社員でもある。2014年に、1階にご主人の両親、2階にやっこさんご家族(ご主人+男児2人)が暮らす二世帯住宅を建てる。

家づくりの完成までの記録にとどまらず、完成後には図面では解らなかった使い勝手・デザインへの感想、また使いやすくするための細やかな工夫等の情報を公開し、新築を検討中の人たちに人気のブロガーさんです。

blog http://iemonokoto.blog.jp/

以前も書いたように(第26回参照)、わが家は、新築時に太陽光発電パネル(容量6.33kW)+蓄電池(容量7.2kWh)を合わせて設置しています。

売電収入や深夜電力の活用による電気代削減といった経済面での期待ももちろんですが、それ以上に災害時の非常電力としての役割にも大きく期待しての太陽光発電システム導入でした。

災害による大規模な停電が毎年のように発生しているここ数年は、この防災観点での期待度は当初より高まっていたと言えます。

設置から5年半の間は幸い停電が発生することはなく、粛々と日々の売電料を稼いできてくれたわが家の太陽光発電システムですが、今秋は記録的な台風の直撃を受けて3日間にわたる停電が発生。とうとう災害時の非常電力としての本領を発揮するところとなりました。

そしていざ停電時に太陽光発電による電力を利用してみると、思い違いしていたことや初めて分かったことなどが結構ありましたので、今回は番外編ということで停電時のアレコレについてレポートしてみたいと思います。

今回、停電が発生したのは朝の6時過ぎ。蓄電池は深夜電力によりフル充電された状態。台風はほぼ過ぎ去って太陽光発電も順調に始まろうかという時間帯でした。

停電発生直後は蓄電池から(自動的に非常運転モードに切り替わる)、その後は太陽光発電から(手動で連系運転モードから自立運転モードへと切り替える)電力が供給されるという形で、発生直後の段階において電力供給がゼロになることはありませんでした。


※連系運転:発電電力を電力会社に売却するモード
※自立運転:発電電力を屋内の自立運転用コンセントに供給するモード

 

 

 

 

 

 

ただ、電力が供給されるとは言っても、停電時の太陽光発電・蓄電池からの電力は通常時のように屋内の全てのコンセントに供給されるわけではなく、「自立運転用コンセント」という特定のコンセントにしか供給されません。

この自立運転用コンセントは建築時にあらかじめ設置していたもので、ハウスメーカーによっては家全体で1個(ないしは2個)などと設置数が決まっていることもあるようです。

わが家の場合は特に数の制限はなく(コンセントの数だけ費用が加算されたのかどうかは失念してしまいましたが)、非常時に「どこで」「何の機器を」使いたいかを踏まえて、以下のようにかなり多めに自立運転用コンセントを設置していました。

(1)冷蔵庫用(親世帯、子世帯の2カ所)
(2)固定電話用(親世帯の1カ所)
(3)テレビ用(親世帯、子世帯の2カ所)
(4)インターネット関連機器用(子世帯の1カ所)
(5)ノートPC用(子世帯の1カ所)
(6)親世帯LDKの照明
(7)親世帯トイレの照明
(8)階段の照明

こうして列挙してみるとそれなりの数の自立運転用コンセントを設置しているのですが、コンセントの数だけあってもどうにもならない点がありました。

それは実際に使用可能な電力量です。

コンセントがいくつあったとしても、使用可能な電力は最大で合計1500Wという制限があったのです

あくまで「非常電力」なので当たり前と言えば当たり前なのですが、通常時であれば日中の消費電力はほぼ全て太陽光発電で賄えているので、停電時も太陽光発電が好調で動いている時間帯は普段どおりの生活ができるようなイメージを私は持っていまして…。非常事態にして初めて現実を知ったのです。

上述のように、停電時に使える電力量は最大で1500W。
この1500Wって一体どれくらいの機器が使える電力量なのか?と言いますと。

わが家が日常的に使っている機器の消費電力を取扱説明書で調べてみたところ、以下のような数字でした。

・テレビ:335W
・冷蔵庫:125W
・電子レンジ:1450W
・炊飯器:1210W
・洗濯機:1190W
・ドライヤー:1300W

うーん。電子レンジ、炊飯器、洗濯機はやっぱり消費電力が大きいですね。ドライヤーも意外に大きくてびっくりです。いずれも1000W超え。数字上は一応1500Wにギリギリ収まってはいますが、これらの消費電力1000W超えの機器をひとつでも使うと、他の機器はほぼ使用不可になります。

そして停電時の自立運転中は、コンセントに接続している機器の消費電力合計が供給電力(1500W)を超えると太陽光発電が運転自体を停止してしまう仕組み(手動で運転再開操作が可能)なので、これらの機器は使わない方がベターであろうと判断しました(太陽光発電の取扱説明書にも「電子レンジや炊飯器は接続しないように」という記載がありました) 。

したがって、それなりの数が設置されているわが家の自立運転用コンセントではありますが、実質的に制限なく使用できたのは、

・冷蔵庫×2台
・インターネット接続
・扇風機
・スマホなどの小型機器の充電

といった、本当に必要最低限という感じになりました。

つまり、使えるコンセントの制限だけでなく使える機器も最低限ということで、太陽光発電があるとは言え、やっぱり非常事態なんだなと思い知ったところでした。

 

 

蓄電池も設置したわが家では、屋内に供給・使用される電力を上回った太陽光発電分は蓄電池への充電に充てられます。

幸いにも停電中の3日間は晴天が続いたおかげで、日没前には蓄電池はフル充電状態となり、太陽光発電による電力供給がなくなる日没後の時間帯も蓄電池からの電力供給でしのいでいくことができました

そうなると次に気になるのは、この蓄電池の充電量が夜間いつまで持つのか?という点。

日没後の時間帯は、日中とほぼ同じように、

・冷蔵庫×2台
・インターネット接続
・扇風機×3台(熱帯夜でした)
・照明(2〜3時間)
・テレビ(数分程度)

のために電力を使って…。 結果、蓄電池の残量がゼロになったのは朝の4時過ぎ。 この時点で冷蔵庫を含めてすべての機器への電力供給がストップしました(停電発生以来初めて電力供給がゼロになった瞬間です)。

この後、太陽光発電からの電力供給が安定的に始まったのは午前7時頃。3時間ほどは電力供給なしで過ごすこととなりました。冷蔵庫の冷却機能維持としてはギリギリの時間数でした。

いやー、惜しいですね。おそらく蓄電池の電力の大半は冷蔵庫に消費されたと思うので、冷蔵庫が1台であれば朝まで蓄電池の残量が持ったのではないでしょうか。

二世帯住宅のわが家(=機器類が通常の2倍)では電力供給がゼロになる時間帯ができてしまいましたが、一般家庭であれば、太陽光発電→蓄電池のコンビネーションで十分に電力供給を維持していけるのではないかと思いました。

 

 

 

 

 

停電中は明かりがつかない、家で入浴も洗濯もできない、まともに調理もできない、と大変なことが多々ありましたが、そんな中でも上述のように冷蔵庫の冷却機能を維持し続けられたのはやっぱりすごく大きなことでした。

今回のように数日間程度の停電であれば、備えによってある程度カバーできたり(明かりはランタン、IHコンロの代わりにカセットコンロなど)、他の手段で代用できたり(洗濯はコインランドリーや最悪手洗いでも)、というものもありますが、冷蔵庫だけはどうにもなりません。たとえ1日の停電であっても、冷蔵庫に電力が供給されなければ庫内の食品はダメになってしまいます。

なので、「昼は太陽光発電→夜は蓄電池」という電力供給のリレーができたことは本当に効果絶大でした。逆に言うと、太陽光発電も蓄電池もどちらか一方だけでは非常時の効果は半減以下となるわけで…。

建築時、蓄電池は設置すべきかどうか正直悩んだのですが(お高いので…)、こうして停電を経験してみると「設置しておいて良かった」と言うより「むしろ太陽光発電と蓄電池はセットで設置しないと意味がないのでは?」とさえ思いました。

ということで、最低限の電力供給ではありましたが、太陽光発電&蓄電池のおかげで電気が使えたことは本当に救いになりましたし、3日間完全に電力供給がゼロだったとしたら、こんなに冷静には停電期間を振り返れないくらい辛い日々になっていたと思います。

ただ、今となって振り返ってみると、停電中の3日間晴天が続いたのはたまたま運が良かっただけで、結局電力が供給されるかどうかは天候次第の綱渡りだったんだなと若干ヒヤリとするところでもあります。

そういう意味では、当たり前ですが、やはりランタンや予備の電池、ラジオといった基本的な備えをきちんと整えておくことはマストですね(今回はそういったそもそもの備えが足りなかったのが反省点となりました)。

また、地震と異なり事前に危険性が予測できる台風の場合は、ピークを迎える前の段階で「蓄電池の強制充電(※)を実施して、フル充電状態にしておく」ということが必須の備えだと思いました。

 

 

蓄電池の残量がゼロかつ太陽光発電もできない時間帯(降雨中の昼間や深夜電力時間帯の直前など)に停電が発生した場合は、即電力供給ゼロになってしまいますから…。

通常時は深夜電力の時間帯(23時〜)に自動的に蓄電池の充電が始まる設定となっていますが、手動切り替えで強制充電を行っておくことで、どんな時間帯であっても電力供給可能となります。

以上!長くなりましたが、停電時に太陽光発電&蓄電池を使ってみた分かったこと・感じたことなどを書いてみました。

とにもかくにも今回の停電生活を通じて、どれくらいの機器が使えるのかが感覚的につかめたことや、備えとしてやるべきことが見えてきたという点では、いろいろと勉強になった3日間でした。

今後もっと大きな災害が起こる可能性は非常に高いだろうと思いますので、今回の経験も活かしつつ、太陽光発電、蓄電池、そして日頃の備えという三段構えで、防災対策をより盤石なものにしていこう!と決意を新たにしたわが家なのでした。

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2019年10月23日
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