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家づくりの理想と現実アイランドキッチンは成功?失敗?
家づくりの理想と現実アイランドキッチンは成功?失敗?

やっこ さん

30代の主婦であり、エンジニアとして働く会社員でもある。2014年に、1階にご主人の両親、2階にやっこさんご家族(ご主人+男児2人)が暮らす二世帯住宅を建てる。

家づくりの完成までの記録にとどまらず、完成後には図面では解らなかった使い勝手・デザインへの感想、また使いやすくするための細やかな工夫等の情報を公開し、新築を検討中の人たちに人気のブロガーさんです。

Blog http://iemonokoto.blog.jp/

前回、子世帯(私たち世帯)のキッチンの間取りに関する要望について書きましたが、今回は各々の要望に対してどのような結果となったのかを間取り図から追ってみたいと思います!

まず、私たち世帯の居住スペースである2階全体の間取りがこちら。

子世帯の間取り

フロアの中央部分に南北に少し長い長方形のLDKがあり、キッチンはその北側にリビングダイニング側を向いた形で配置された間取りとなっています。キッチンの形状は、両側ともに通路になっているアイランド型です。

一目瞭然というところもありますが…、前回挙げた要望が各々どうなっているか見ていきましょう。

子世帯キッチンへの要望

要望通り、リビングダイニング側を向いた対面式キッチンとなりました。キッチン→ダイニング→リビングと一直線の配置なので、キッチンで作業中は子どもたちがどこにいても視界に入ってきます。

そしてこちらも要望通り、コンロ前の壁や吊り戸棚などは設けずオープンタイプとしたことで、リビングダイニング側とはひと続きの空間のようになり、食事時に子どもたちと一緒に食卓に座れず私だけキッチンで作業継続…などというときも、お互いコミュニケーションが取れて孤立感がありません。

また、特に要望には挙げていませんでしたが、子ども部屋の横にキッチンという配置にもなったので、子ども部屋にいる子どもの様子がなんとなく伝わってくるという嬉しいオマケもありました(今はまだあまりないですが、子どもたちが大きくなってくるとこういうシチュエーションが多くなると思うので)。

LDKの間取り
I型キッチン

こちらも要望通り、コンロ→作業スペース→シンクと1列に並んだI型キッチンとなり、旧居のL型キッチンで超絶ストレスを感じていた、夫と2人で作業するときの動線の衝突はかなり少なくなりました。

I型キッチン 対面式

「広さ」については、キッチン本体、収納力、キッチン通路幅の3つの観点で見てみたいと思います。

キッチン本体のサイズ(幅)は約250センチです。キッチンとしては標準的なサイズだと思いますし、コンロやシンクの幅、作業スペースの面積自体は旧居のキッチンと大きくは変わりません。が、旧居のL型キッチンではデッドスペースとなっていた角の部分がなくなり、作業スペースをフル活用できるようになったことで、体感的にはかなり広くなったように感じています。

子世帯LDKの間取りと距離

キッチン背面側にはキッチン本体と同じ幅(約250センチ)のカップボードを設置し、また、その横にパントリー(食品庫)としての使用を想定した80センチ幅の収納を設置しました。

子世帯のカップボードとパントリー

カップボード+パントリーを合わせると、旧居キッチンの収納力から3倍増くらいになっていて、入居後3年以上たった現在でも収納内はまだまだ余裕。ものが入りきらず出しっぱなしということもなくなりました。

子世帯の幅250cmのカップボード

…が、一点だけ残念ポイントを挙げるならば、パントリーとしての収納は、反対側のキッチン・洗面室の間に持ってきた方が良かったかなぁという点です。

洗面室もアレコレと収納したいものがある場所なので、この収納はキッチンからも洗面室からも兼用で使えるような収納スペースとしたほうが利便性が上がったような気がするのです。

検討時に「ここにはこんなものを収納する」という収納プランをもう少し綿密に考えれば、この収納の配置についても最適化できたかも?と思ったりしています。

子世帯水回りの間取り

キッチン本体と背面カップボードの間の通路幅は、約115センチ。この通路幅、「狭いほうが良い」派と「広いほうが良い」派で意見が分かれるところですよね。

少し調べただけで、「振り返るだけで手が届く80〜90センチくらいが使いやすい」とか、「最近のキッチンは引き出し収納が多いので、引き出しやすいよう100センチはあったほうが良い」とか、いろーんな意見が見られます。そしてわが家の115センチというのは、どちらかというと広いほうに分類される通路幅ではないかと思います。

フロア全体やLDKの広さから鑑みると、若干贅沢とも言える幅ですが、そのおかげでキッチン内で各人がワラワラと行き来する状態となってもストレスを感じたことはなく、「キッチン」としては大満足の広さと言ってもいいと思います。

…が、ここも敢えて残念ポイントを挙げるならば、「キッチン自体の広さ」に満足している一方で、「キッチンを優先しすぎたかな?」とも思える点でしょうか。通路幅を広めにとったことでダイニング・リビング側の広さは少し犠牲になっています。

入居後しばらくしてから一部の家具を購入したのですが、家具の選定時に「リビングがあと10センチ広ければ選択肢が増えたのに…」と感じたこともあり、全体のバランスへの考慮が少し足りなかったかも?とも思うところだったりするのです(とは言えキッチンを狭くしていたらやっぱりストレスだったかもしれませんし、なんとも言えないですね)。

キッチンの通路幅

キッチンの横並びに洗面室という配置になりましたので、こちらも要望通りです。洗面室側単体で見ると「こういう間取りにすれば良かったかな…」と思うところはあるものの(これは洗面室がテーマの回で熱く語りたいと思います!)、やっぱりキッチン⇔洗面室が最短距離で行き来できるのはとっても便利です。

同時進行の家事が進めやすいというのもありますし、わが家はキッチン・洗面室で兼用している洗剤類や、両方の場所で使う消耗品ストック(ティッシュやスポンジなど)があるのですが、キッチン・洗面室のどちらかに集約して置いておけば取りに行くのも面倒にならない距離なので、収納効率という観点でも良かったなと思っています(そういう意味では、【3】でも書いたように兼用できる収納を設ければ良かったかな?という思いはやっぱりありますが…)。

キッチンの動線

明確なビジョンがあるわけではなかったこの要望ですが…、アイランド型キッチンとしたことで、結果的に完全に要望通り!となりました。これが2階の間取りの要と言ってもいいというくらい私の中では重要なポイントだったりします。

アイランド型キッチン、すなわちキッチンの両側が通路になっていてどちらからでも出入りできる間取りなので、キッチンへのアクセスはもちろん◎です。それに加えて、アイランド型キッチンということは通り抜け可能ということでもあります。

わが家の場合はLDKの両側に洗面室や子供部屋、寝室が並んでいるので、キッチンを通り抜ければフロア内のどの場所も最短距離で行き来できるという動線的にとーっても快適な間取りとなったのです!! このアイランド型キッチンが、キッチンだけでなくフロア全体の満足度を大きく押し上げていると言っても過言ではありません。

子世帯の回遊できるキッチンの動線子世帯のLDKの動線

アイランド型キッチンにはある程度のスペースが必要となりますので、採用が難しい場合もあると思います。わが家の場合も、当初第一希望だった別のハウスメーカーでは予算的に家の広さを少しコンパクトにせざるを得ず、そのためにアイランド型キッチンの採用は難しくて…。

それが、希望順位としては次点だったハウスメーカー(若干価格帯が下)であれば、予算的に家の広さに少しゆとりを持たせられることからアイランド型キッチンでの間取りが可能となったのです。

キッチンの形状を含め、この「少しのゆとり」ゆえに可能になったことが何点かあったことが決め手のひとつとなり、最終的に次点のハウスメーカーに決定したのですが、間取りひとつですっごくストレスフリーになるので本当に大正解だったと住んでからもつくづく感じています。

とちょっと熱く語ってしまいましたが、細かい残念ポイントはあるとは言え、ほぼ全ての要望を取り込み理想に近い形が実現できた「キッチンの間取り」現実編でした。

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2017年10月25日
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