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ichigo(草g 直子) さん
元々は、片付けも掃除も大の苦手。そんな私も結婚を機に、家事・掃除の手間を減らす収納、またものを置きっぱなしにならないような仕組みを考えるようになりました。
HP「楽しむ暮らしラボ」:https://enjoylifelab.net/
ブログ「ぽかぽか日和」:http://pokapoka-biyori.blog.jp/
現在は、整理収納アドバイザー1級を取得し、個人宅へ整理収納サポートに伺ったり、自宅でお片づけレッスンを催したりしています。
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こんにちは、整理収納アドバイザーのichigoです。前回に引き続き、わが家のシステムキッチンのシンク下と調理台下の引き出しの中をご覧いただきたいと思います。
でもその前に…今回は「自分らしいキッチン」についてイメージするところから始めていきましょう。
キッチンは料理という、家事の中でも特に効率よく動くことが求められる作業をする場所です。
では、具体的に「私の理想のキッチンは?」というと、
・夫と二人で立ってもスムーズに動ける
・必要なものを3秒以内に取り出せる
・片づけ、掃除をラクに短時間で済ませられる
という条件を満たしたものです。私にとっての理想のキッチンとは、たくさんの素敵な料理道具が所せましと並んでいるお料理上手さんのキッチンではなく、料理も掃除もサッと終わらせることができる、ものが出ていないスッキリとしたキッチンです。
とにかく家事をさっさと終わらせて、ソファでゆっくりくつろぎたいのです(笑)。そんな自分自身の理想を叶えるために、まず取りかかったのは持ち物の把握と整理です。
収納を考える前に、一番大事なのがもの選び(=整理)です。
わが家で行っているお片づけレッスンでも、「整理が8割、収納が2割」とお伝えしています。
まずは全てのものを出して、何があるか把握するところからスタートします。そして、理想のキッチンに合う「使いやすい」「管理の手間が最小限ですむ」「大事に長く使いたいと思える」愛用品だけを残していきます。
毎日作業する場所では、
□ 使いづらいもの
□ 管理に手間がかかりすぎるもの
□ 自分の好みに合わないもの
など、少しでもストレスを感じるものは持ちません。
また、使いやすいものでも
□ 必要以上の数
□ たまにしか使わない●●専用ツール
は持たないようにしています。
整理が終わったら、ようやくここから実際の収納を考えていきます。
キッチンで料理をするときの立ち位置は3つ。シンク、調理台、コンロ前、それぞれの場所に立った時、必要なものにその場所に立ったまま手が届くよう配置していきます。
またわが家の場合、よく夫と一緒に料理や片づけをするのでお互いの動線の邪魔にならないことも考えないといけません。
整理で残ったものをひとつ一つ使い始める場所に置いていくと…シンク下と調理台下の大まかな配置が決まりました。
まずは、(A)シンク下の引き出し。 引き出すと最初に見えるのはオプションで付けた引き出し(アシストポケット・シェルフ)です。
ここにはシンクや調理台で使う
□ パンチングボウル
□ 小さなキッチンツール類
□ バット
□ まな板(以下アシストポケットに)
□ 包丁類
□ スライサー
□ クッキングシート
などを置いています。
次に、さらに引き出したときに見えてくる(B)下段には、
□ ボウル
□ シンクで使う洗剤(重曹・クエン酸など)
□ 掃除用品とそのストック
□ スポンジやハンドソープのストック
□ ドライングマット2枚(シンクに置いている水切りで足りなくなった時用)
□ デジタルスケール
など。 細々としたものが多いので、ケースや仕切りを使って立たせています。
(C)食洗機下の引き出しには、
□ 手拭き用タオル
□ 洗って使えるペーパータオル
□ カトラリーのトレーなどに敷いている布巾の替え(奥)
タオルもペーパータオルも一日に一度しか取り出さないので足元でOK。
(D)調理台下の中段には左手前から
□ ラップ/アルミホイル
□ ポリ袋/フリーザーバッグ
□ みそこし
□ キッチンツール
□ ラップ/フリーザーバッグのストック
右側(食後に夫が使うもの)
□ 掃除用布巾(レンジフードなどひどい汚れ用)
□ アルコールスプレー
□ 水ピカ(アルカリ電解水)スプレー
□ キッチンハイター(シンクで使うものですが、シンク下に入らない高さのため例外)
□ 水ピカ原液
シンクまわりの掃除用品とこれらを別に収納しておくことで、夕食後の片づけで、私はシンク前に立って洗い物、夫はテーブルやコンロまわりりの拭き掃除をお互い邪魔せず進められるようにしています。
最後は(E)調理台下下段。 ここにはお弁当カップや輪ゴム、爪楊枝などの小さな消耗品のストック類を集めています。
今回見ていただいた収納の中で、私の理想のキッチンの条件の1つ「必要なものを3秒以内に取り出せる」を叶えるためのポイントが2つあります。
(1)アクション数を減らす
例えば、スライサーの収納。 まったく使っていなかった付属のケースは処分して、スライサーだけをポケットに立てました。 もちろんひと目で見分けがつくようラベルを貼ってあります。
「スライサーのケースを開ける・戻す」という2アクションを省いて、引き出しを開ければ使いたいスライサーをサッと取り出すことができます。 余計なフタやケースをなくすことで、濡れた手でも出し入れしやすくなっています。
(2)1カ所にたくさん詰め込まない
シンク下に置いている小さなキッチンツールたち。 「1部屋に最大3つまで」をルールにしています。 1カ所にたくさん詰め込むと必要なものを選ぶのに時間がかかります。
理想は1部屋に1つ、多くても3つまでなら素早く取り出せます。仕切りを利用して、ツールを斜めに立てているのも取り出しやすくするポイントになっています。
次回はコンロまわりの収納と合わせて、引き続き我が家の収納ルールを詳しくご紹介したいと思います。
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