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丁畑仁美
兵庫県西宮市にあるガーデン工事から花の販売まで行う中野農園のガーデンショップ「Orange Berry(オレンジベリー)」の店長。
店内では植物の販売に、庭や玄関に飾るオリジナルの寄せ植えを作成。また、植え方、育て方などの相談に答える。人気のハンギングバスケットの講習会も園内にて開催
・エクステリアプランナー
・造園施工管理技師
・ハンギングバスケットマスター
HP http://orangeberry.net/
http://www.facebook.com/
orangeberry8783
去年、ヒアシンスの水耕栽培に失敗しました。なにが良くなかったのか分からないので、成功する方法が知りたいです。
チューリップに代表される、春に咲く球根は9月の終わりごろから店頭に並びはじめますが、花壇や植木鉢など戸外に植える場合はあまり早く植えてしまうとまだ気温が高いため、球根が腐りやすくなります。
朝晩と日中の寒暖差が大きくなりイチョウの葉が色付き始めたら、秋植えの球根を植える時期だと覚えておきましょう。遅くとも年内に植え付けるようにします。
戸外に植えた球根植物は、寒い1月・2月の冬(10℃以下の低温)を2カ月ほど経験して発芽します。発芽してから約1〜2カ月で花茎が伸びて花を咲かせますので開花は春になってからということになります。
そこで、今から植え付けると戸外に植えた球根よりもひと足早く、お部屋の中で春を感じることができる水耕栽培の裏ワザをご紹介しましょう。
やっぱりなんと言っても水耕栽培はヒアシンスが一番人気です。花が咲いた時の香りが大きな魅力でしょう。チューリップやスイセン、クロッカスやムスカリなども球根の中にすでに花芽を持っているので水耕栽培に向いています。
小学校の頃、独特のフォルムのガラス容器『ヒアシンスポット』でヒアシンスの水耕栽培をした経験がありますか?なんとなく覚えているけれど、どうするんだったかな?
ヒアシンスポットはホームセンターなどで手に入れることができますが、家にあるグラスや保存容器、花瓶など根が伸びるスペースがあれば、どんなものでも利用できます。
ペットボトルでも代用できますが、軽量なので花が伸びてきた時倒れやすいという欠点があります。見た目も安定感もやっぱりガラスの器がお勧めです。根っこの成長過程も見たいので透明なものを選びましょう。
水耕栽培での失敗の原因は、球根が水に浸かっていたり、植えてすぐ暖かい部屋に置いておくと水温が上がり球根にカビが生えたり腐ってしまったりというのがほとんどです。気温が高いうちに戸外に植えつけたのと同じ理由です。
用意したガラス容器の口のサイズに合わせてペットボトルの上部、肩の部分を切り取って逆さまに据え付けます。球根の底、発根する部分が落ち込んでしまわない程度にキャップの側も切り取ります。以前ご紹介した(第8回「春が楽しみ!秋植え球根」)ガラスの器に貝殻やビー玉をある程度の高さに入れてその上に球根を乗せると水位を調整することもでき、見た目も素敵です。
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球根の底は水につけずにわずかな隙間をあけておきます。すると不思議なことに球根がすぐ下にある水を察知して根を伸ばしてきます。
明るい場所でも発根しますが、ある程度根が伸びるまでは、根の部分に光が当たらないように布や箱などでカバーして暗くしてやると根がよく伸びます。根が伸びてきたら水位をもう少し下げて、根に酸素を与えるようにします。
2カ月ほどはできるだけ寒い場所に置いて【冬】を体験させます。ヒアシンスに限らず春に咲く球根植物は冬を経験して花が咲くようになっていますから、始めから暖かい部屋に置き放しでは冬を体験できず、春になっても花は咲かなかったということになります。
11月といってもまだ日中は暖かいし、水温も冷たいほどではない晩秋です。いち早く冬を経験させるにはどこのお家にでもある、暗くて寒い場所。そう、冷蔵庫です。
冷蔵庫から出すタイミングとしては芽が出てくるまでです。年末は冷蔵庫も大忙しでそんなスペースがないようなら、出きるだけ寒い場所に移動して下さい。
芽が出てきたら明るい日差しの当たる場所に移動します。日照不足になると花茎が徒長して茎が曲がったりします。
花茎が立ち上がってくるまではまだ暖房の効いた暖かい部屋に置かないようにします。ヒアシンスは寒いのが好きな植物です。20℃くらいまでが適温なので、それ以上の暖か過ぎる部屋に置くと花がうまく咲かなくなります。
日差しがあって、暖かすぎない場所であれば花も長く楽しめます。お家の中でヒアシンスが最も喜ぶ場所を見つけてあげましょう。花を長く楽しめるのも水耕栽培の良いところです。
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