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庭で咲いているパンジーやビオラなどを摘んでは小さなガラス容器に挿して楽しんでいます。でももっと背丈のある花があればいいのに、といつも思います。切り花店で売っているような背の高い花を庭で育てたいのですが、園芸店では売っていないのですか? 典型的なイングリッシュガーデンのボーダー花壇によく見られる、デルフィニュームやラークスパーなど高性種の迫力ある草姿と花つきの豪華さは写真や映像で見ても見事なボリュームですね。切り花屋さんではこのような草丈の長い花を販売していますが、園芸店では1m以上も草丈のある花をあまり見かけないのはどうしてでしょう。 |
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種蒔きから草花を育てたことがある方は、同じ花でも園芸店で販売されているポット苗との草丈の違いにお気づきでしょう。ポット苗で店頭に並ぶ花苗は、コンパクトな草姿なのにちゃんと花が咲いています。それは、ほとんどの園芸用の花苗に【植物成長抑制剤】(矮化剤とも呼ばれる)という薬剤が使われているためです。 これは名前の通り、植物の成長を抑制させる効果があるので、葉と葉の間の茎の長さを短縮させて本来のものよりずっと低い草丈で花を咲かせることができます。 抑制剤の濃度や散布回数などは、生産者がそれぞれ花の種類や性質によって試行錯誤されているようで、同じ種でも生産者が違うとサイズや花付きも違ってきます。特に草丈の長い高性種をコンパクトに仕立てるための薬剤の調整には苦労されているのではないかと思われます。 他にメリットとしては、コンパクトに仕立てることで苗ポットのサイズも小さくできるので流通コストを削減でき、それが販売価格に反映されることになります。 では、あのイングリッシュガーデンのようなボリューム感たっぷりな背丈のある花はどうしたらつくれるのでしょう。 草丈のある多くの高性種が日本では春〜初夏にかけて花季を迎えます。それに備えて昨年の秋に種を蒔いておくとちょうど今頃(2月下旬から3月にかけて)本葉が3〜5枚程度に成長します。自分の手で種蒔きから管理すると手間隙はそれなりに必要ですが抑制剤を使わないので本来の草丈に育てることができ、たくさんの花を低コストで手に入れることができます。 『じゃあ種蒔きしていない私は今年はムリね…』と、あきらめないでください。先月の芽出し球根と同様に秋に植えそびれた方、これから高性種を育てたい方にピッタリのお助け商品をご紹介しましょう。 2月の中旬ごろから花無しの【ラベル苗】というのが出回り始めます。これはまだ花芽も付かない本葉が少し出たような葉っぱだけのポット苗で、『こんな花が咲きます』といった感じで花の写真のラベルが付いています。 このラベル苗には抑制剤は使われておらず、生産者の手間もあまり掛からないためか安価で入手することができます。 一方、【開花株】は4〜5月ごろにはデルフィニュームやオルラヤ、ラークスパーといった高性品種がコンパクトな苗で販売されますが、花無しラベル苗の5倍ほどの値段が付きます。しかもこちらは抑制剤が使われているので植え替えても本来の草丈にはなりません(抑制剤の濃度や散布回数の違いで比較的草丈のある開花株が出ることもあります)。 切り花用の花壇【Cutting Gardenカッティング・ガーデン】(コンテナの場合は深さのあるもの)をお勧めしたいのは庭が華やかで美しいだけでなく、切るのがもったいないと思わずにどんどんカットしてお部屋でも楽しめるところです。切り花用高性種は切ることが大切。切れば切るほど次々に咲いてくれます。 |
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