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ホームエクステリア・庭 素敵なお庭をつくりましょう!>第6回 花壇の植栽をデザインする

第6回 花壇の植栽をデザインする

前回の花壇づくりについての記事を拝見しました。わたしも花壇を造くりたいと以前から思っていたのですが、どんな植物を植えればいいのかまったくわかりません。
人目に触れる場所なので、華やかな雰囲気を出したいのですが、どんな植物をどれぐらい植えればいいでしょうか?


前回の記事で花壇作りに興味を持ってくださってとてもうれしく思っています。入れ物は作ったけれど中身は?ですよね。
今回はイエマガ読者の方だけ特別に、これを読んだらすぐにプロっぽい植栽ができる!というお話をしたいと思います。

日向・日陰・半日陰

いつも言ってることですが樹木、下草選びと同じで、まず花壇のある場所の日当たりを確認しましょう。
日当たりの良い花壇には、日向を好む植物。日照時間が少ない、まったく日が当たらない花壇には、半日陰や日陰を好む植物を植えるようにします。

花壇の近くに落葉樹があると春から夏は半日陰、秋から冬は日向というように季節によって日当たりが変わる花壇もありますので注意しましょう。

これから冬に向かいますので、耐寒性などのチェックも必要です。これからガーデニングを始めようという方は植えたい植物がその地域の寒さに耐えられるかどうか、近くの園芸店などでお店の人に確認すると良いですね。

丁畑仁美

兵庫県西宮市にあるガーデン工事から花の販売まで行う中野農園のガーデンショップ「Orange Berry(オレンジベリー)」の店長。店内では植物の販売に、庭や玄関に飾るオリジナルの寄せ植えを作成。また、植え方、育て方などの相談に答える。人気のハンギングバスケットの講習会も園内にて開催中

・エクステリアプランナー
・造園施工管理技師
・ハンギングバスケットマスター

HP http://orangeberry.net
facebook
http://www.facebook.com/orangeberry8783

花壇の陽当たりをチェック
1,2年草・宿根・球根

今の季節はちょうどパンジーやビオラなどの1年草が出回り始めます。花色が豊富で毎年のように新しい品種も出てきます。今年はどんな色の花壇にしようかしら…と、選ぶ楽しみもありますよね。
でも1年草だけの花壇は大きさにもよりますが、シーズン毎に総入れ替えとなると労力もコストも少なくはありません。

そこで、宿根草や球根を組み合わせた花壇をお勧めしたいと思います。宿根草は1年草に比べると花の咲く期間が短いものが多いのですが、葉色の美しいものや紅葉して落葉するもの、実の成るものなど1つの植物が季節によって違う姿を見せてくれます。年々株が成長するので花壇に風格のようなものを醸し出してくれます。(シンボルツリーの下草には?の回を参考にしてください)

またチューリップに代表される球根植物も花期の短いものがほとんどですが、花が終わっても球根を掘り上げずに植えたままにしておくと分球して、1年目より2年目、2年目より3年目というように花数が増えるものがあります。

毎年その季節が来ると咲いてくれる、植っ放しの球根植物にはムスカリ・ハナニラ・ゼフィランサス・スイセンなどがあります。この秋店頭で見つけたらチューリップと一緒に是非加えて欲しいアイテムです。

植物の種類の組み合わせ方植えっ放しで球根が増える「ムスカリ」
成長した姿を知る

苗を購入した時よりも、植え付けてから成長するにつれ草姿は変化していきます。縦方向に背丈を高く伸ばすもの、こんもりと繁るように広がるもの、横に這うように伸びたり下に垂れ下がるものなどがあります。

成長した様子を知らずに植えると数ヵ月後には花壇全体のバランスが崩れてしまい美しくありません。
奥には背の高くなるもの、中間にはこんもり繁るもの、手前には下に垂れ下がるもの、というように植物の性質を良く知った上で選ぶことが大切です。

成長した姿を調べておきましょう
花の色合わせ

お客様の質問で多いのがこの色合わせです。あまり難しく考えず、とり合えず一色好きな色を選んでください。落ち着いた感じが好みなら同系色でまとめましょう。例えばピンクとひと口に言ってもいろんなピンクがありますよね。ピンクの濃淡で選んでも良いし、大人っぽくしたいならパープル系を、キュートな感じにしたいならレッド系と合わせてみてはどうでしょう。

また、元気な感じにしたいなら反対色(補色)がお勧めです。イエロー系とブルー系は私も大好きな色合わせです。但し、反対色同士だと目がチカチカするようなどぎつい色合いになりがちなので、白やシルバー系などのクッションとなる色を挟むと見やすくなります。

オレンジやイエローなどの暖色系、ブルーやパープルなどの寒色系といった、色から感じる温度も季節に合わせて取り入れてみてください。

基本的にはあまり多くの色を使うと子供っぽくなってしまいます。私がいつもお勧めする色合わせのコツは、花色2色とポイント程度の差し色1色(それ以外に白・シルバーなどの無彩色は入れても可)で全体の色合わせを抑えると好感が持てる色調になります。

色合わせ例 ピンク系色合わせ例 つづき
テクスチャー(質感)を変える

例えば白一色のホワイトガーデンにこだわるのも素敵です。白い花だけでも数え切れないほどの種類がある上に、白という色にしてみても純白からアイボリーまで微妙に色合いが違います。色味だけでなく花の大きさ、形、小さな花が集まって咲くタイプなど様々です。

光沢のあるもの、ぽってりと厚みを感じるもの、透明感のあるものなどなど、テクスチャーの違うものを集めてみると一色でも味わい深い組み合わせになります。これは白に限らず、ブルーガーデンやイエローガーデンなど好みのひと色を選んでみるのも良いと思います。

また、白い花の中にポイント差し色としてブルーを入れてみたり、愛らしい感じにしたいときはポイントに赤を少し入れてみてはどうでしょう。

葉の色 (濃い緑・黄緑・銀葉・銅葉・斑入り)

ホワイトガーデンでは銀葉(シルバーリーフ)と呼ばれるリーフプランツを組み合わせると、緑色の葉と合わせるより白い花がより一層引き立つように思います。シロタエギク・アサギリソウ・アルテミシアなどシルバーリーフも色々な質感のものがありますので組み合わせを楽しめますね。

また、銅葉と呼ばれるリーフプランツも明るい色調の花と合わせるとぐっと大人っぽくなって引き締め効果もバツグンです。逆に花をシックな色合いでまとめたい場合、斑入りや優しい黄緑のリーフプランツと合わせると暗くなり過ぎず明るい演出ができます。

このように色々なカラーリーフがありますので花だけではなく、リーフプランツも植栽プランに加えて楽しんで欲しいものです。

植物の種類の組み合わせ方
フォーカルポイント

花壇でも植木鉢でもそうですが、必ずフォーカルポイントといって目が止まるポイントがあります。それは必ずしもど真ん中という訳ではなく自然に目が止まる場所です。

フォーカルポイントは1箇所とは限りません。広い花壇の場合は2〜3箇所のフォーカルポイントを作って見せ場としての変化をつけます。花壇の周りの景色にも影響されるのでじっくり観察しましょう。

フォーカルポイントを決めたらそこにはひと際目立たせたい、主役になるものを置いてみます。大輪系で印象的な花が向いています。次にフォーカルポイントの花と色彩的にも質感的にもしっくりくる花をレイアウトしていきます。

小輪形の優しいイメージの花が良く合います。わかり易く言えばゴージャスなバラの花束に白いカスミソウを添える感じです。また、印象の弱い花は1株ではなく3株位をまとめるようにすると華やかになります。

フォーカルポイントを決める
植栽しましょう!

フォーカルポイントとその周りの花が決まったら、他のいろいろ吟味して取り揃えた苗も花壇の上にレイアウトしていきます。何株くらい植えることができるのか、株と株のスペースはどれくらい開ければ良いかなど、初めて花壇に向かうときは考え込んでしまうかもしれません。

目安としては1u当たり20株前後でしょう。4号・5号鉢(直径12〜15cm)以上の大きい株ならば単独で植えますが、3号(直径9cm)ポットで株張りも小さなものなどは2,3株まとめて1箇所に植えることで存在感を出します。

株と株の間は12〜15cm程度ですが、成長して株張りが大きくなるものは余裕を持たせて植えます。奥の方から宿根草や球根を植え、中央から手前にかけては華やかで長期間咲いてくれる1年草。花壇の縁取りには下垂タイプの宿根草や1年草を植えましょう。

実際に置いてみたら全体が見える位置に立って見直しをします。気になる箇所があれば置き直して納得がいけばさぁいよいよ植栽です。
自分で作ったオリジナル花壇に好みの植物を植えて育てる。楽しみが広がること間違いありません。

レイアウトを決めて植栽です。

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2013年9月25日
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