家事に育児に仕事に……毎日忙しいお母さんのホンネとは? 「お母さんのひとりごと」は、一般公募で選ばれたお母さんたちによるリレーエッセイです。
おととしの春に子供が産まれ、その子供も早1歳10ヶ月になりました。最初は想像していた以上に大変で、毎日バタバタしていたのですが、子供が大きくなるにつれ、子育てにも慣れてきたからか、少しずつ気持ちに余裕ができてきました。
夫は長男でまた地元が大好きな人なので、結婚する前から「実家に帰りたい。」とよく口にしていました。
私はもともと核家族だったので、二世帯で暮らすということに抵抗があったり、私の仕事場まで遠くなることがあったりで「ゆくゆくは考えてもいいかなぁ。」くらいに構えていたのですが……。
ところが夫の実家が古くなった母屋をリフォームするということになり、話が急展開! あれよあれよという間に、母屋の横に二世帯住宅を建てることになってしまいました。
私自身、初めは「反対!!」と言っていたのですが、隣や下の部屋に子供の泣き声や物音が響いていないかということがストレスになり、マンション暮らしも大変になってきて、少々弱気になっていたこともあり、渋々承諾。
夫の両親はほんとにいい人たちなのですが、やっぱり家を建ててこれからずっと一緒に住むということになると、いろんな問題が出てきます。家の間取りはどうするか、光熱費はどうするか、食事は一緒に食べるか……。山のように話し合うべきことが出てきます。
一緒に住み始めたときのことを考えれば考えるほど心配事は尽きません。
最初、夫の両親は私たちのスペースは『大き目の部屋を1つ作るだけ』という風に考えていたようなのですが、私の強い反対をもとに『じゃあ小さなキッチンを作れば?』となり、最終的には『20畳のリビングに子供部屋2つ、書斎、広めの寝室』とかなり私たちの家が壮大なものになってきました。
でも、でも、せめてマイホームぐらいは自分の夢を詰め込みたいもの。
ただし3つ、
●母屋と新しい家は行き来できるようにすること(鍵付きですが)
●家の高さは母屋より低くすること
(母屋より高くすると家に不幸が起こるという迷信があるそうです)
●和風の母屋と外観が大きく違わないこと
という両親の意見は尊重することになりました。そして今現在、外壁ができあがろうとしているところです。
ここまで来るにはほんといろんな苦労がありました。夫婦喧嘩は日常茶飯事です。何度子供を連れて家を出て行こうと思ったことか。でもそれもこれも、間に入って話し合いをしてくれた夫のおかげです。
本当にありがとう。大切なお母さんたちと喧嘩させてしまってごめんね。
これからも家が建つまではまだいろいろ問題が出てくると思うけど、実家に入ったらできるだけがんばるから許してね。
◆前回の執筆者からの質問
「休日の過ごし方はどのようにしてますか?」への回答◆
「子供の顔を見せにお互いの両親の家に行ったり、家づくりのヒントを探しにモデルルームまわりをしています。でもたまに息抜きに家族だけで出掛けます。最近では岡山県の倉敷に遊びに行きました。」
夫婦喧嘩はしますか?もしするならどんな理由で喧嘩しますか?
兵庫県在住。34歳。在宅で仕事中。
現在は夫(30歳)長女(1歳10ヶ月)の3人暮し。
趣味はアクセサリー作り、雑貨屋やカフェめぐりです。