こだわりの設備を選ぶなら　第１回　遮熱と通風を両立する「外付けブラインド（ブラインドシャッター）」編-イエマガ

家づくりの先輩たち「イエマガサポーター」に聞いた成功・失敗の体験談や口コミ情報。

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	夏場の強い日射しや西日、近隣や通りからの視線を遮断しながら通風はよくしたい･･･。家の開口部へのこだわりでより快適に暮らしたいという人にお勧めの設備です。

現在では、外付けブラインドは台風や強風に耐えうるよう開発・改善され、また、ブラインドを外付けにすることによる日射遮蔽の効果が期待され、住宅のみならずビルにも採用されています。

写真下：窓ガラス全面にビルの外側から外付けブラインド（ブラインドシャッター）が設置されている日建設計東京ビルとビルの内側からみた様子。

ビルの場合、日射遮蔽によって、空調負荷を減らすことで約20～30％の省エネ効果が期待できるため、太陽の位置に応じてスラット角度を自動制御し、室内への採光量と熱負荷を最適に保つコントロールシステムも導入されています。

建築物の省エネ改修等は断熱や空調に目が行きがちですが、冷房負担削減や窓ガラス付近の熱環境改善、西日対策等には開口部から入る日射をいかに遮るかが非常に重要です。

外付けブラインドは、次世代基準の住宅で、快適性と省エネルギーの両方を実現する設備だと言うことができると思います。

ちょっと変わった使用方法ではペット（犬、猫ザイズ）を飼っている方が、窓からペットが飛び出してしまうのを防止する目的で、常にブラインド状態でご使用されているというケースもあります。通風、採光をしながら大切なペットの飛び出し防止も図れ、臭いがこもることもないため重宝するそうです。

ほかにも、ホームシアターの視聴環境を整えるために設置されることもあるようです（大型液晶テレビ画面に窓の光が映りこむのを防止する目的、昼間にカーテンは閉め切りたくない）。

通常のシャッターですと閉めてしまえば光は「０＝ゼロ」ですが、外付けブラインド（ブラインドシャッター）の場合、ルーバー水平状態で全閉が「０＝ゼロ」としますと約80％の開口面積が確保できます。単純に考えますと８割方通風が取れる計算になります。

光の方は実験データがないため数値化できていませんが、同じようにルーバーを水平にすると光が入ってきますし、特にホワイト色のルーバーを採用した場合、ブラインド状態でも反射光が室内に差込ますのでかなり明るく感じます。

次回で実際に採用されたお宅の様子と、通風や日射についてどんな暮らし心地かをお聞きしたものを写真と一緒にご紹介したいと思います。

季節、時間帯に応じて、ルーバーの角度を変えて採光を調節できます。


設置後の感想や使い心地を掲載。		外付けブラインド（ブラインドシャッター）の特長と開閉等の仕組みについて詳しく知りたい方は下記のページをご覧ください。