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私は、以前から行きあたりばったりで育てていたんですね。なんとなく気に入った花を買って、適当にベランダに並べて、適当に水をやって、枯れたら捨てる、みたいな。
でも、座談会に参加するようになってから、まず最初に図鑑などで虫がつきにくい植物や育てやすい花木を調べて、自分でも育てられそうな植物を買いに行くようになりました。以前は弱ってもほったらかしだったんですが、今は病気かどうか調べて、対策を考えるようにしています。
それから、昨年の夏にワイヤープランツの大きめの鉢植えを枯らしてしまったのですが、処分するとき念のために枯れた枝を数本切って土に刺しておいたんです。そしたらつい最近、その枝から新芽が出てきて(写真)。すごく嬉しかったですね。 |
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植物を初めて育てる場合、秋から冬にかけて葉が落ちる種類のものだと、枯れているのか生きているのかわからないですよね。
私がお客さんから相談を受けたときは、前年の葉の状態や、いつから枯れているか、水やりの状態などを聞いて次のようにアドバイスしています。軸の部分を一部分切って、中が青いか茶色いかを見てみる。あるいは、枝を曲げてしなるかどうかを試してみる。パキンと折れてしまうようなら枯れていますけど、柔らかければ復活する可能性は高いですよ。 |
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私は3、4年前にガーデニングにはまって、寄せ植え教室に行ったり、ベランダにトレリスを立てたりして結構積極的にやってたんです。でも、夏に長期の旅行に出掛けて全滅させてしまって。それからだんだんやらなくなって、1、2年は花も緑もない暮らしをしていました。
今回、田上さんのお話を聞いて、久々に観葉植物をいくつか買って部屋に置いてみたんですけど、やっぱり緑がある生活っていいなあと実感できました。私の場合、ガーデニングというより、どっちかというとインテリアに近い感覚だと思うんですけど。 |
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確かに、一度枯らしてしまうと、自分には植物を育てる資格がないのかな、と思ってしまうよね。でも、そこまで思う必要はなかったのかな。 |
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枯らしたことがショックでやめたという人は多いですね。ガーデニングが続かない理由の大半はそれだと思います。枯らしたことへの罪悪感はみんな大なり小なりあるとは思いますけど、植物の場合はさっきも話していたように葉一枚、枝一本から再生できますから、気にしすぎて消極的になるのもどうかなと思いますね。
反対に、新しい庭づくりの機会を与えられたとポジティブに考えて、積極的に次の庭づくりにチャレンジしてほしいです。
草木にしても「かわいそうだから切れない」という人がいるんですが、人間の髪の毛と同じで、カットしてさっぱりさせてあげる方が、草木にとっては良いことなんですよ。 |
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