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虫で気をつけたいのは、ツバキ、サザンカ、モミジ……。たとえばツバキだと、チャドクガという蛾の幼虫が付くんです。毒をもっているので、さわるとかぶれます。小さい子供さんのいるご家庭はなるべくツバキは植えない方がいいかもしれませんね。
仮に植えたとしても、春先と夏前は葉の裏をこまめにチェックして、卵が付いた段階で葉をちぎって捨てるようにすれば大丈夫です。 |
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この種類の木には虫がつきやすい、というようなことってありますか? |
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ありますね。最近はインターネットで害虫対策のページを探せますから、そういうのを利用してチェックされるといいですよ。 |
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花屋さんで見て、その場で気に入って買っちゃうこともありますよね。調べる前に衝動買いしちゃう。 |
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お店の人もよく知らなかったりしますよね。 |
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私たちでもわからない種類のものはたくさんありますよ。最近は珍しい木を望まれる方が多いので、なるべく変わった木を探してくるんですけど、そうなると管理方法や植え方もそうですけども、木の名前さえわからないときがあります。これどこの木やろ? って(笑)。 |
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その木のくせっていうか、どういう虫がつくかとか。 |
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たぶんそういうデータベースとか定型はないと思いますよ。海外の木を日本に持ってきて植えるわけですから、日本でどういう虫がつくかなんて、誰も検証してませんから。 |
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最近、花屋さんで売ってる苗も珍しいものが多いですよね。新種っていうんですか? 見たことのない花がいっぱいあるんですけど、ああいうのはどうなんですか? |
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もうお手上げ状態ですね。お客さんから「この花なんですか?」って聞かれても「さあ〜わかりません」って(笑)。 |
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そんなに種類多いんですね。 |
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多いですね。でもまあ、そんなに変種にこだわる必要はないかと思いますよ。変わったものを探すっていうよりも、できればもっと根本的なところで、誰がその庭を楽しむのかとか、将来的にどういう庭にしたいのかとか、まずそういうのを知ったうえで庭の配置を考えられるといいと思います。
何年かたって木が大きくなりすぎて困ったという話もよく聞きますから、木の種類(どのくらい成長するか)は事前に調べておいた方がいいでしょうね。
庭の配置と木の種類がわかれば、庭全体を見て想像してみるんですよ。この場所にこの木を植えれば、10年後にはこのくらいの大きさに成長するなって。そういうことを考えて植えていけば10年後でもバランスのいい庭になっているでしょうし、家族で庭づくりを継続して楽しめると思います。 |
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