待ちに待ったホリデーシーズン。
学校がホリデーに入ったので、アムステルダムは学生や家族連れ、世界各国からの観光客で賑わっています。ヨーロッパではしっかり２〜３週間ほどバカンスをとる方が多いです。

夏も涼しいオランダでは、ギリシャやスペインなど日差しの強い国に行くのが人気のようです。

ヨーロッパに住んでいて嬉しいのは、美味しいチーズが手頃な値段で手に入ること。種類も豊富です。

オランダの代表的なチーズと言えば、セミハードのゴーダチーズとエダムチーズ。オランダチーズの90％を占めています。

ヨーロッパのチーズを最初に日本に伝えたのがオランダなのだそうです。今でも日本国内で作られるプロセスチーズの原料として、たくさんのゴーダチーズが輸出されています。

プロセスチーズ＝給食のチーズというイメージがありますが、本場のチーズのなんと美味しいこと！口の中で塩気とミルクの甘みがとろりと融合し、本当に手が止まりません。

春夏はチーズ市の季節です。週に一日だけ開かれるチーズ市の前夜は街中そわそわ。

エダム、ゴーダ、アルクマールのチーズ市が有名ですが、中でも世界最大級と言われるのがアルクマールのチーズ市。

4月から9月の毎週金曜日に開催されています。600年続く世界最古のチーズ市は、計量所の10時の鐘とともに始まります。

オランダ人の平均身長は世界一。男性184cm、女性171cmです。椅子やキッチンの天板、トイレの鏡の位置、便座、（わたしは知りませんが）男性用小便器の高さにみな驚きます。

ところで、昨年受けた健康診断では身長が2mm伸びていました。「誤差か…」と気にも留めていませんでしたが、今年は更に 3mmの伸びを記録。2年で合計５mm伸びました。この年齢で！（笑）

実はこれ、オランダあるあるだそうです。背の高いオランダ人に囲まれ、無意識に背筋をピンと伸ばすささやかな抵抗はしていたかもしれません。

しかし、チーズのおかげもあるのではないか、と個人的には思っています。なぜなら、本当にチーズを食べまくっていたから！（ちなみに骨密度も同年代の平均よりかなり上でした。）

1800年代まではオランダ人の身長はヨーロッパでも高い方ではなく165cmでした。ここ200年でオランダ人だけが20cmも平均身長が伸びたのです。理由は諸説ありますが、酪農大国で乳製品によるタンパク質とカルシウムの摂取量が増えたのも一因と言われています。

真偽のほどは不明ですのであくまで都市伝説のようなもの、と思って聞き流してください。でも、わが子にはもっと背が伸びて欲しいので、良質で美味しいチーズを食べさせたいと思います。

ほら、皆さんもチーズが食べたくなってきたでしょう。キリッと冷えた白ワインと一緒にオランダチーズ、いかがですか。