高石陽子さん
これまでインテリアデザイナーとしてモデルルームや新築住宅、マンションリフォームなどのインテリアデザインに携わる。
さらに現在は個人邸の整理収納計画から音や香り、食器の選定なども含む店舗デザイン、セミナー講師など幅広い分野で活躍。インテリアの基礎を教えるインテリアサロンCASAも主宰。オランダ在住。
Yoko Takaishi Design 代表
インテリアデザイナー
/整理収納アドバイザー
/The Interior Design School Diploma
取得 /BIID 英国インテリアデザイン協会 正会員
https://www.houzz.jp/pro/yoko-t326
ようやくアムステルダムも春めいてきました。
暗くて寒いモノクロの世界から一気に春色に。
サマータイムも始まりました。
春の訪れを感じた途端、日光浴をする人たちで街も活気づいています。
数日前までダウンコートだったのに、今はタンクトップの人まで。 この変わりようと言ったら! 皆、春が嬉しくて仕方ないのです。
街歩きをしていると、とにかく目につくのは斬新な建物の数々。
上部が大きく張り出したもの、中央が空洞になっているもの、そしてとてもカラフルです。
日本のように整然とした長方形のビルが立ち並ぶ光景はあまり見たことがありません。
なぜわざわざこんな形に?使いにくくはないの? と、眺めていると、気付いた住人たちは手を振ってくれたりしてとても満足そうに暮らしている様子。
建築に限らず、標識、ゴミ箱、駐輪場、公衆トイレまで!遊び心溢れるデザインが街中に溢れています。毎日こんな楽しい環境にいたら、いい発想も人に対する優しさも生まれるように思います。
こちらの建物、実は癌センターです。当初、病院とは気付かず何かの商業施設だと思っていました。
別の大学病院ですが、健康診断で院内に入る機会がありました。そこは病院とは思えない程いたるところにアートが飾ってありました。
驚くことに、ロビーや廊下だけでなく、診察室の中にまで飾られていました。
オランダの公共施設はその建築費の5%をアート作品に使用しなければならないという決まりがあります。 それで日常的にアートを目にする機会が多いのです。
オランダ政府はデザイナー育成を後押ししたり、デザイン教育に国を挙げて取り組んでいます。 国力の源となる経済を引っ張る企業、その企業を支える製品力にデザインがとても重要であることを 国だけでなく国民全体が理解しているように思えます。
小さい頃から日常的にデザインに触れ、その効果を実感しているからなのかもしれません。
後編では、オランダの伝統的な建築物とその暮らしぶりから現代建築に生きるダッチデザインのヒミツに迫りたいと思います。
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