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前回は【外観】の要望・完成編をまとめてお送りしましたが、続く今回は【外構】の要望編です。
要望だけは最初から要望書に載せていたものの、さあ、外構の詳細を検討するぞ!というときには、すでに家の間取りは決まった後(そういうご家庭も多いのではないでしょうか)。全体の予算や間取りに影響がでないか不安ですが、どれも叶えたい要望ばかりです。
その中でも、特に暮らしの利便性に関わってくる「駐車スペース」の要望について解説していきたいと思います。
まず絶対に必要なのは、夫婦2台+客用の3〜4台分の車を停められる広さ。要望書にも書いてありましたので、外構設計の当初から、きちんと4台分のスペースが確保されていました。
次に、冬用タイヤやカー用品、除雪用のダンプ・ショベルといったものを収納する外部物置(できれば1.5畳以上)を設置すること。わが家の玄関横にはシューズクロークこそあるものの、土間ではなくフローリングの造りになっているので(この理由については、第5回を参照ください)、土が付くようなものや使用頻度が低いものは、物置に仕舞おうと考えていたからです。
夫婦2台分の駐車スペースは屋根付きという点も重要です。わたしたち家族が住む新潟県はいわゆる「雪国」で、車は1人1台、そして『屋根付き駐車スペース』が一般的。
駐車スペースに屋根があると…
・雨、雪に濡れずに 車の乗り降りが可能
・冬の除雪作業がラクになる
・夏は車内が熱くなりにくい
などなど、多くのメリットが。さらに、この屋根を家の出入口(玄関 or 勝手口) につなげてしまえば、車の乗り降りだけでなく室内との行き来までが、天候を気にすることなくできてしまいます。
それに加えて物置も屋根の下に設置できれば、もう鬼に金棒!雪の日の朝、まず除雪道具にたどりつくまでに雪まみれになる…などという事態も防げます。雨や雪がチラつく中でも、車の手入れやタイヤ交換が落ち着いてできるでしょうし、外部とは言え屋根続きであれば、玄関収納の延長のような感覚で使えるし…と、いいことずくめ♪
夢はふくらむばかりです… 。
ところが。不安が見事に的中してしまい、屋根付きの駐車スペースはかなりの予算オーバーでした(涙)。しかたない!屋根はあきらめよう!ということで、急遽、駐車スペースと物置の配置を再度シミュレーションすることに。
まずは当初のプランの配置のままで、駐車場の屋根がなくなったら?
何と、物置だけがポツンと敷地の中央に残ってしまいます。屋根を想定していたときは気にならなかったのに…これは流石にダメですね。
次は、敷地のどちらかの端に寄せてみましょう。 中央に置いたときほどではありませんが、まだ物置が目立ちすぎる状態…。もともとが屋根ありきで考えられているプランなので、やはり屋根をなくすこと自体に無理があるのでしょうか。
それでは、デッキの中に持っていくというのはどうでしょう(この場合、物置本体の高さは低めにする)。今までの中では一番マシですが、物置が塀のようになって、せっかくのデッキが台なし…それに室内への採光も、かなり妨げられてしまいそうです。
うーん。あれこれ考えては見たものの、どれも今ひとつの結果に…。
さらに悪いことには、このシミュレーション中に、もう1つの問題に気づいてしまいました。わが家は、建物の正面に玄関でなく勝手口がきている間取り(この理由についても、第5回を参照ください)。駐車場が屋根付きであれば、勝手口もほどよく隠れて目立たなかったのですが、これだと丸見え!一体どちらが玄関なのか分かりません。
あちらを立てればこちらが立たず。当初のプランが駐車場の屋根も含めて計算されつくした間取りだったことを、改めて実感してしまいました。
せっかく外構までプランが進んだのに、大事件です。予算が足りなくなるかも…と覚悟はしていましたが、まさかこんなに見た目に影響がでるとは…。
予算を増額して駐車場を屋根付きにするか、それとももう一度プランを考え直すべきか?大きな分かれ道に差し掛かりました…。次回の駐車場【完成編】へ続きます!!
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