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文・写真 大畑 充弘(株式会社シンプルハウス)
豊富なデザインの造作設備に家具、ヴィンテージ家具とのコーディネートを得意とする一級建築事務所シンプルハウスの空間デザイナー。住宅から店舗、中古住宅のリノベーションまで幅広く手がける。
http://www.simplehouse.co.jp
今回は洗面台のビジュアルや価格にとても反映される素材選び。
一般的に洗面台を構成する素材として選ぶパーツは7つに分けられます。
水廻りの機能だけを考えると、シンクと水栓さえあれば成立するのですが 洗面台をどういった用途で使うかというところで、さまざまな選択肢が広がります。
例えば、洗面台を化粧台として使われるおうち。ミラーが大切になりますし、上部につく照明なんかも暗くならないよう配慮が要ります。オープンで横に棚を配置すれば天板も比較的すっきり。
ご家族が多いお宅では歯ブラシなど細々した収納が必要となってくると思いますので収納付きミラーも必要となってくるでしょう。
また、小さなお子さんがいて、漬け置きや靴を洗われたり水をジャバジャバされることが多いお宅であれば、実験用シンクなど深くて大きなシンクを選び、ステンレスや人工大理石など一体型にするととても機能的なものとなります。
逆にシンク部分などは大きなものではなく天板にポンと鉢を乗せたようなベッセルタイプのものを選ぶと、ホテルライクなインテリアを楽しめます。
このように、まず素材を選ぶ前に「どんな使い方をするか」ということを想定して、機能として問題ないように考えておく必要があります。
そうでなければ素敵な洗面台も継続性が保てませんので、普段の使い勝手をまず第一に、そこから好きなビジュアルを目指して選んでいって下さい。
ここからようやく楽しい素材選びというところになるのですが、まずみなさん一番悩まれるのが天板。
素材としては木製、人口大理石、タイル、ステンレス、ちょっと変わり種でモルタルというのもございます。
ここは先ほどの用途にも一番関係のあるところなのですが、やはりジャバジャバされるところでしたら木製やメジの多いタイルより人口大理石やステンレス、シンクのみを壁に付けるというのがオススメです。
そこから組み合わせを展開していくのですが、天板が木製であれば正面の壁はタイルにしてアクセントにしたり、天板が大きなタイルで、正面は壁紙もしくはモザイクタイルというパターンも多くあります。
異素材を効果的に組み合わせることで機能的に、インテリアとしても引き立ちます。
ビジュアルを可愛くしたいという方であれば壁面部分が一番目にとまりますので、壁面をタイルにして、そこから天板を選ぶというのも良いでしょう。
そこまで決まったら水栓やタオル掛け、照明やミラーなどのアクセサリーをその世界観に合わせて選んでいきます。
価格的なところにも触れると、やはり木製天板が現場で大工さんに組んでいただけますので一番ピッタリ仕上がる上にお安くできます。 色も着色できますし、トップコートで比較的水にも強くできます。
木製天板を起点に正面のタイルを選び、水栓を選ぶのがコストとビジュアルを両立するのに良いと言えます。
何よりコストだけではなく、木製の温かみと釉薬が塗られたタイルの異素材感が引き立ち合う形となっていますよ。
また、水栓は近年人気が上がってきております2ハンドルにすればレトロで可愛い雰囲気になります。
※参考製品『カクダイ124-105』(14000円/一台/写真)や『カクダイ706-062』(10500円/一台)などシングルレバーにはないアクセサリーとしての水栓を選ぶことが可能です。(外部リンク:株式会社カクダイ)
そのほか近年の人気の傾向として、照明は、蛍光灯ではなく白熱球(LEDの電球色)で壁付けはもちろんのこと、ペンダントで垂らしたり。タオル掛けなどもアイアンなどの素材が多く用いられています。
お出かけの時の女性と一緒で、服装はシンプルだけどアクセサリーでちょっと効かすみたいなものが素敵な洗面台を造るのに大事なことではないでしょうか。
次回は空間で考えたときのスタイル、そしてとても大事な収納などを切り口に洗面台をご紹介させていただきます。
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