私は人を家に招くことが、最近ではなんだか飽きてきたというか、やはり狭い家での「おもてなし」に限界を感じてて。代り映えのしない家に何度も来てもらうのもな〜と否定的になってきてます。 | |
でも「おもてなし」を計画することは、家に関心が向いてお客様の立場で家を見直したりするし、いいことだと思いますよ。 | |
実はL字型のちょっと奥行きのあるソファーを店で一目ぼれして買ったのですが、家に置いてみるとかなり窮屈で、ソファーの向きも変えられなくて。でーんと鎮座して部屋で主役になってます(笑)。 | |
家族でくつろぐためなら、そのL字型ソファーはゆったりできていいと思いますが、何人も集まるホームパーティーには確かにあまり向かないですね。その部屋の目的にあった家具を選ぶことは大切ですよ。 | |
くつろげる感じでいいと思ったんですが……3、4人座れば満席状態。今は無理したら8人ぐらい座れそうな大きいテーブルを買えばよかったかなって思っています。普段は椅子を片付けておけばゆったりできそうですし。 | |
そうですね。そういえば、以前、大勢の方がよく集まるギャラリーのダイニングルームを企画したときは、立食スタイルで考えました。限られた空間にたくさんの人が入られるようにするには、椅子は置かない方がいいですね。中央に細長い2枚の板で創ったカウンターテーブルを置き、周りの壁には疲れた時にもたれることができるような腰掛板を廻らしてとりつけました。 | |
テーブルに2枚の板を使っているのには理由があるのですか? | |
はい。1枚の板だけでつくると、狭い部屋では大きく圧迫感があり窮屈な印象になりますから、2枚の長い板を何本かの細い棒で繋いだデザインにしています。 | |
立食スタイルならかなりの人数が呼べますね。壁のカウンターもいいですね! みんなが料理皿に手が届くように並べられそう。そういうのに憧れます。ホームパーティーについてそこまでイメージを絞り込んでいませんでした。 | |
大勢をお招きしたいという場合は、部屋のサイズに合わせてしつらえを考えると対応できますよ。家族のくつろぎを大切に考えている空間とホームパーティーをする空間、いつも言っているONとOFFの空間ですね。 「これからはおもてなしをする!」という人は、具体的な相手を「おもてなし」している図をイメージしてみて、来客用にしつらえを創ったり、変えたりと楽しく計画できるといいですね。 |
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