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家づくりの理想と現実シンプルで機能的な寝室を

家づくりの理想と現実

やっこ さん

30代の主婦であり、エンジニアとして働く会社員でもある。2014年に、1階にご主人の両親、2階にやっこさんご家族(ご主人+男児2人)が暮らす二世帯住宅を建てる。

家づくりの完成までの記録にとどまらず、完成後には図面では解らなかった使い勝手・デザインへの感想、また使いやすくするための細やかな工夫等の情報を公開し、新築を検討中の人たちに人気のブロガーさんです。

blog http://iemonokoto.blog.jp/

場所別に家の中をひととおり見てきましたが、今回と次回で「収納」という切り口で家全体の「収納計画」や「実際の使い勝手」について振り返ってまとめてみたいと思います。

まず、家全体の収納の方向性として、検討時には以下のようなことを考えていました。

(1)全体としての「収納量」はあまり重視しない。

予算や敷地の広さを考えると家の大きさには制限があるので、その限られたスペースを収納スペースに割くよりも居室の広さを優先して確保したいと考えていました。

そのため、「豊富な収納量」よりも、むしろ「所有している物の量を少なく」することで、収納スペースはコンパクトに抑えたいというのが収納に関する大前提でした。

この前提があったため、私たち世帯も義両親も住み替えに伴ってかなりの物を処分して、身軽になって新居に入居しました。

特に義両親は旧居に40年以上住んでいたのでかなり物が蓄積しており、住み替えは持ち物を見直す良い機会でもあったようです。

(2)ウォークイン系の収納は採用しない。

ウォークインクローゼットや納戸などの大型収納。検討開始時は何となく「あったらいいな」という要望を持っていました。

が、(1)に挙げたように居室の広さを優先したいと考えると、収納内に通路が必要となるウォークイン系の収納はスペースがもったいなと感じたこと、そして(私の性格上)大型収納ゆえに物を詰め込んでしまって秘境の地になってしまう予感がしたことから、最終的にはウォークイン系の収納は全て却下。

オーソドックスな壁面収納で、必要な収納量を確保していく方針となりました。

(3)物を使う場所に、適正サイズの収納を。

当たり前と言えば当たり前なのですが、どこかに大型収納を用意して、そこになんでも収納するというよりも、家の中の各所にそこで使うものをきちんと収められるような収納スペースを確保したいという考えです。 たとえば、

・着替える場所である寝室にクローゼット
・子ども部屋に子ども専用のクローゼット
(服や学用品、おもちゃを収納)
・洗面室・脱衣室にリネン庫(タオルや寝間着を収納)
・キッチンにパントリー(食品ストックを収納)

などは当然なのですが、それだけでなく以下のような物も「使う」場所のすぐ近くに収納スペースを確保し、最短距離で出し入れできるようにしたいと考えていました。

●使用頻度の高い小物類

玄関に、帽子や冬のコート類、外遊び道具など
ダイニングテーブル横に、文房具や衛生用品など
ベッドサイドに、ティッシュや充電器など

●ストック品や季節外の物

洗面室(兼洗濯機置き場)に、洗剤や掃除用品のストック
脱衣室内に、シャンプーやボディソープのストック、季節外の寝間着
リビング内に、加湿器や扇風機等の季節家電、五月人形やクリスマスツリー等の季節品(全てリビングで使用or飾るもの)

●わが家ならではの所有量が多い物

共有スペース(LDKなど)に、本や雑誌 などなど。

ただ、これを実現するためには、どこでなにを使うのか、そのためにどのくらいの収納スペースが必要なのか、検討段階できちんと洗い出しておく必要があり、収納計画としてはここが一番頭を使ったところと言えます。

(4)収納はできるだけ造り付けに。

(3)に書いたような、家の中のあちこちの収納。置き家具や収納用品で対応することも、もちろん可能なのですが、見た目のスッキリ感や統一感を重視していたこともあり、できるだけ造り付けの収納としたいと考えていました (ただしこの点は、後から柔軟にスペースの使い道を変更しにくいというデメリットもあります…)。

(5)造り付けの収納は扉付き&可動式の棚板を。

これについてもやはり「スッキリ感」重視で、基本的には収納にはすべて扉をつけて「見せる収納」ではなく「隠す収納」に(本棚を除く)。

そして、クローゼットや押し入れ以外の収納は、収納内に予め可動式の棚板を造り付けて入居後すぐに物を収められるようにしたいと考えていました。

※なぜこんなことをあえて書くかというと、ハウスメーカーによって違うのかもしれませんが、わが家の場合は収納内は棚板等何もないのが基本プランで、オプションとして棚板やポールを選んで追加していシステムだったからです。後から市販の収納用品等で造り上げていくことよりも、最初にコストをかけて棚板を設置してしまう方を選びました。

収納に関して大枠で考えていたことはこんなところでしょうか。

それを受けて、最終的にわが家の収納スペースはこのような感じとなりました。

いろいろと考えつくしたつもりなのですが、出来上がってみれば自分でも意外なくらいに普通の収納計画となりました。結局「普通」が一番使い勝手が良いのかもしれませんね…。

次回は、そんなオーソドックスの収納計画の中でも、検討時から私なりのこだわりが強く、なおかつ暮らし始めてからも「つくってよかった!」と強く思う収納をご紹介します。

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2019年11月20日
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