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やっこ さん
30代の主婦であり、エンジニアとして働く会社員でもある。2014年に、1階にご主人の両親、2階にやっこさんご家族(ご主人+男児2人)が暮らす二世帯住宅を建てる。
家づくりの完成までの記録にとどまらず、完成後には図面では解らなかった使い勝手・デザインへの感想、また使いやすくするための細やかな工夫等の情報を公開し、新築を検討中の人たちに人気のブロガーさんです。
前回で途中になっていた、リビング・ダイニング【現実編】の続きです。今回は、ワークスペースを中心に見てきます!
リビング横にはL字に折れる形で小さなスペースがあり、ここに手持ちのデスクを置いてワークスペースとしています。
小さな小さなプラスアルファ空間ですが、このスペースがあることであまり広くはないLDK全体の窮屈さがだいぶ緩和されたような気がしています。
デスクの反対側の壁面は、天井までの開き戸収納となっています。収納の幅は約170センチ。納戸や押し入れといった大型収納を設けなかった2階では、ここが収納の要となる最大の収納スペースです。
収納内部は可動棚で区切られたオーソドックスな造りですが、奥行きが80センチ近くと深いこともあって結構な収納力。文房具や衛生用品、書類といった細々したものから、季節外の衣類や家電、五月人形やクリスマスツリー、そして防災用品に至るまで、「個人」に属さない多種多様なものをここに収めています。
そんな、なくてはならないこの収納スペースに「つけておいて良かった!!」と心底思うものが「収納内部のコンセント」です。収納内の壁面には高さを変えて複数のコンセント(LAN端子含む)を設置しました。
その目的は、モデムやWiFiルーター、プリンター、コードレス掃除機と言ったどうしても見た目がゴチャゴチャしてしまうものたちの置き場所を収納内に作ること。
いずれも旧居では、置き場所の確保や丸見えのケーブルの目隠しに苦労していたこれらのものですが、収納内部に全て置けるようになったことで扉を閉めてしまえばスッキリ!が実現できました。
地味なことですが、コンセントひとつで住まい全体のスッキリ感が随分変わってくると実感したところでもあります。
一方でデスクを置いている側の壁面は、現在は「ワークスペース」ではありますが、将来的に違う使い方をすることもあるかな?と考え、あえてワークスペースとして収納や設備を最適化することはしていません。
なのでそんなに検討に時間をかけることもなかったのですが、できあがって「あー残念…」と思った点が1つ。
それは窓のバランスです。南側に面する壁には4つ並んだ小窓、東側に面する壁には60センチ四方の縦滑り出し窓を設置しているのですが、南側、東側の窓のバランスが微妙ですし、何より東側の窓のサイズの中途半端感と言ったら…!!
玄関の回でも中途半端なサイズの窓への後悔を熱く語りましたが、その玄関の窓とこのワークスペースの窓は全く同じもので、玄関と同様にここでも図面から窓のサイズ感を想像できていなかったのです。
できあがってみたら思ったより中途半端な小さな窓で、おまけにこんな小さな窓にダブルシェードのカーテンを事前注文してしまっていたため、シェードを開けても窓の3分の1程度がシェードの溜まりで隠れてしまうという…。
当初から窓のサイズ感を把握できていれば、ここはシングルのロールスクリーン(ダブルシェードよりだいぶリーズナブルになります)などで十分なことが分かったはずなので、無駄に出費が増えてしまったという残念に残念を上塗り状態。
些細なことではありますが、立面での見え方をイメージできていなかったことによる(わが家のよくある)失敗がここにも生まれてしまったのでした。
そんなワークスペースなのですが、ここにはわが家にとってなくてはならない設備があります。
それはリビングとの境にある壁に設置したこの箱。
右側のつまみを引くと、ワイヤーが引き出されてきます。そのワイヤーをギュイーンと伸ばし、対面する壁に取り付けたフックにつまみを引っ掛ければ、室内物干しが登場!
これは「pid4M」というワイヤータイプの室内物干しです。
わが家は洗面室にも室内物干しを設置しており、そちらは「昇降式」であることにこだわって「ホシ姫サマ」という商品を選びましたが、このワークスペースの室内物干しへのこだわりは「使っていないときの存在感の薄さ」でした。
リビング・ダイニングという居室内に設置する室内物干しなので、洗濯物を干していないときの存在感をできるだけなくしたかったのです。その結論が、このワイヤータイプの室内物干しの採用でした。
干しているときは生活感満載ではありますが、ワイヤーを格納してしまえばただの小さな箱。
この気配の消しっぷりはお見事で、「使っていないときの存在感の薄さ」に関しては文句なし!です。
ワイヤーの引き出しや格納も洗濯物を抱えたまま片手でできたりと使い勝手もとっても良好で、わが家にある室内物干し設備(3種類あります)の中でこのワイヤー物干しが最も満足度が高いと言っていいと思います。毎日の部屋干しに大活躍で、これは本当に採用して良かった設備の筆頭です。
以上!わが家のリビング・ダイニング&ワークスペースでした。
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