こんにちは、整理収納アドバイザーのichigoです。
前回は玄関の収納をご紹介しましたが、今回から２回にわたり、玄関入ってすぐのところにある階段下収納についてお話したいと思います。

階段の傾斜のため、少し使いづらさはありますが、小さな家には貴重な大型収納スペースのひとつです。また、玄関に近いことから、わが家では暮らしのスペースに余計なものを入れないための重要な役割を担っています。

この回では、わが家の階段下収納のスペックと建築時の注意点についてご紹介します。

わが家の階段下収納と玄関の配置は、間取り図ではこんな感じになっています。

階段は玄関の反対側、洗面室の手前に登り口があり、玄関に向かって高くなっている90度回り階段です。

そして扉は階段の側面にあるので、収納部分の奥行は階段の横幅、15段ある階段の4段目から10段目の下辺りが収納となっている形です。

収納スペースに扉をつける場合は、その種類やサイズも重要になります。

階段下収納には、たいてい開き扉が採用されるかと思いますが、この扉、設計時に必ずサイズを確認してください！

というのも、何も言わなければ腰高程の高さしかない小さな扉になっていて、中は広いのに、間口が小さくて大きなものを出し入れしづらい収納になってしまうことがあるのです。

間取り図を一見しただけではわかりにくい階段下、建築時に見落としがちなスペースですが、しっかり確認して、中のスペースも、扉もできるだけ大きくしてもらうと住んでからの使いやすさが格段に変わってきます。

そうしてでき上がったわが家の階段下収納の寸法は、一番高い部分が174cm、幅は一番広い部分が166cm、奥行き86cmとなっています。

扉が大きく、上部に階段の側面がかかるほどの高さがありますが、立ったまま出入りできるのがとてもラクです。

扉は両開きで、開いた状態でも廊下を塞いでしまわないよう、幅が狭いタイプになっています。

中のサイズや扉については確認したものの、実際に住み始めてから「つけておけば良かった！」と思ったものが３つあります。

●ひとつめはコンセント。

コンセントがあれば、玄関に置いている電動自転車の充電器をこちらに置いて、シューズボックスをもっと広く使えたのになぁ…と思うことがあります。他にも、コンセントがあれば置くものが制限されず、多様な使い方ができるかと思います。

●ふたつめは棚。

現在、中にスチールラックを置いているのですが、階段下収納は傾斜のせいでラックを置けるスペースが限られる上、ピッタリのサイズを探すのが大変でした。

今から思えば、可動棚のレールだけでもつけてもらっておけばよかったと思います。

●最後は照明です。

奥に行くほど窄まって、見えにくくなる暗い階段下、照明は必須アイテムでした。

（次回お見せしますが）現在は電池式の人感センサー付きのLEDライトを手前の壁にぶら下げているのですが、それでもやはりすべてを見渡すことはできません。

建築時に全体を照らすライトをつけて置けばよかったと奥のものを出し入れする度に感じます。

次回は、中に置いているものや収納のポイントをご紹介します。