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ichigo(草g 直子) さん
元々は、片付けも掃除も大の苦手。そんな私も結婚を機に、家事・掃除の手間を減らす収納、またものを置きっぱなしにならないような仕組みを考えるようになりました。
HP「楽しむ暮らしラボ」:https://enjoylifelab.net/
ブログ「ぽかぽか日和」:http://pokapoka-biyori.blog.jp/
現在は、整理収納アドバイザー1級を取得し、個人宅へ整理収納サポートに伺ったり、自宅でお片づけレッスンを催したりしています。
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第12回目の今回は「玄関」です。 最近は人を家に招く機会が減ってきたというご家庭も多いと思いますが、それでもやっぱり玄関は、その家の第一印象を決める大事な場所です。
また、家族が外から帰宅した時にも、気持ちよく「ただいま〜」と言える空間にしたいですね。そんな玄関で、わが家が気をつけていることと、収納のポイントについてお話したいと思います。
私が一番大事にしていることは、「三和土に靴を出しっぱなしにしない」 です。
普段は「三和土には一人一足」をルールにしていて、お客さまをお迎えするときにはしまっています。
三和土がスッキリ片付いているだけで、印象が大きく違ってきます。
そんなスッキリとした三和土を実現するためには、シューズボックスに靴がすべて収まり、なおかつ戻しやすいことが大切なポイントになります。
シューズボックスの中に、「もう何年も履いていない」「履き心地は悪いけど高かったから捨てられない」なんて靴はありませんか?
ぜひ一度、靴を全部出して、実際に履いている靴、これからも履きたい靴のみを残す整理をしてみてください。
そして、履きたいのに箱に入ったままの靴があれば、箱から出してあげてください。箱に入っているだけで履く機会を逃していることも多いのです。
また、 靴は特に「高かったから」という理由で手放せない人が多くいます。
正直、私もあまり履かないのに手放せない大好きな靴が1足だけ残っていますが、一度断捨離を決行してからは、余裕のある出し入れしやすい収納の心地よさを実感し、それ以来、「シューズボックスに収まるだけ」「1 in 1 out」をルールにして、増やさないようにしています。
それでは次に、残した靴の収納を考えます。
玄関のキレイを保つ靴の収納、ポイントは3つです。
1)アクション数を増やす複雑な収納用品を使わないこと
2)身長順に出し入れしやすい棚(位置)を配分すること
3)履く頻度や目的別に分けること
です。
1):以前、1足のスペースに2足収納できるちょっと複雑な収納用品を使っていたときは、靴を仕舞う際に手間がかかり、出しっぱなしになっていました。
今のように靴と靴の間にスペースがあり、ゆったりと収納できるようになってから、出し入れがとてもラクで出しっぱなしが減りました。急に人が来た時でもサッと仕舞えます。
また、「出しっぱなしにしない」を最優先で、アクション数を極力減らすため、シューズボックスの扉を外してしまったわが家ですが、オープンで程よい余裕があることで通気性もよくなり、臭いがこもることも無くなりました。
もし、もっと収納量を上げたいという場合は、棚板を増やす、または棚タイプのシンプルな収納用品がおススメです。
2):わが家のシューズボックスは小さめなので、身長順に上段の三和土に近い方からから夫の靴(頻度高⇒低)、私の靴(頻度高⇒低)の順番になっています。
3):冠婚葬祭用の靴や下駄などの年に1度程度しか履かない靴、イベントものは揃いのボックス(※)に入れて、一番取り出しにくい右下に配置。使用頻度が低いものは多少取り出しにくくても問題ありません。
(※)ボックスの中には重曹を使った湿気取りを入れています。
三和土に直置きするものを減らすと、掃除もラクになります。
わが家では水が溜まりやすい床置きタイプの傘立ては使わず、100均のアイアンバーをシューズボックス側面の上下に設置して傘や靴ベラを吊り下げています。
玄関掃除用のほうきやデッキブラシ、帽子などもフック(無印良品の「壁に付けられる家具」シリーズ)を取り付けて三和土から浮かせています。
現在は、マグネットでつくマスクホルダーを玄関扉に張り付けて、今欠かせないマスクも浮かせる収納です。
持ち上げるもの、退かすものがなくなって、お掃除が格段にラクになりました。
開き扉であれば内側にバーやフックを取り付けたり、棚には突っ張り棒などを利用するなどで浮かせる収納は簡単につくることができます。ぜひお試しください。
三和土をスッキリさせてお掃除がラクになったら、最後は飾りと香りで、第一印象づくりの仕上げです。
お客様を迎える玄関、帰ってきたらまず最初に目に入る玄関は、季節を感じて和める空間にしたいものです。
わが家はシューズボックスを小さくしたことで残った白壁に、季節に合わせた手ぬぐいタペストリーを飾ったり、花やグリーンを置いて楽しんでいます。
そして、長く住むほど意識しなくなり、でもお客様が必ずすぐに気づくのがその家の匂いです。 お気に入りのディフューザーを置いて、飾りと共に「これがわが家!」の玄関完成です。
家に使われている木の香りと相性がよく、お客様にもとても好評で、よく玄関先で話がはずみます。
なんの変哲もないわが家の小さな玄関も、こだわりを詰め込んで季節を楽しめる「家の顔」になっています。みなさんのこれからの家づくりのお役に立ていただけると幸いです。
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