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ichigo(草g 直子) さん

元々は、片付けも掃除も大の苦手。そんな私も結婚を機に、家事・掃除の手間を減らす収納、またものを置きっぱなしにならないような仕組みを考えるようになりました。

HP「楽しむ暮らしラボ」:https://enjoylifelab.net/
ブログ「ぽかぽか日和」:http://pokapoka-biyori.blog.jp/

現在は、整理収納アドバイザー1級を取得し、個人宅へ整理収納サポートに伺ったり、自宅でお片づけレッスンを催したりしています。

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こんにちは、整理収納アドバイザーのichigoです。

前回、わが家のリビングクローゼットの設計とともに、全体像をご覧いただきました。 今回は、その中身をもう少し詳しく見ていきいたと思います。

家族みんなが使うものを集めたリビング収納は「みんなが使いやすいこと」が大事とお伝えしましたが、そのためにはまず、「わかりやすいこと!」が前提となります。

使う人も、ものも多いリビングこそ、「わかりやすくて、使いやすい」収納をつくりましょう。

わが家のリビングクローゼットにあるのは、

 □ 救急箱
 □ 文房具のストック
 □ 掃除用品
 □ メンテナンス用品
 □ 日用消耗品のストック
 □ 書類
 □ プリンター

といったものです。
それらの中身をそれぞれの使うときを想像しながら収納しています。例えば…

【救急箱】

よくある蓋式のいかにもな救急箱ではなく、引き出しに常備薬や救急用品を収めています。

中でも一番よく使うのが絆創膏ですよね。では、絆創膏を使うシーンを想像してみてください。

例えば指を切って血が出ているとき、箱を開けて、1枚ちぎって…は、本当に面倒です。 そこで、わが家の絆創膏は蓋のない仕切りの中に、1枚ずつばらして入れてあります。

【プリンターまわり】

家庭用プリンターは一度にたくさん紙を入れられないので、すぐ下にコピー用紙を置いて給紙をスムーズにしています。 お隣には、印刷後に出番が多いクリアファイルを並べています。

わが家では、どちらもよく使うものなので、同時に使うものを一カ所にまとめる収納は、使いやすく、残量もわかりやすくて、とても便利です。

【日用品ストック】

こちらはストックですので、出し入れの頻度はそこまで高くありません。そのため足元に置いていますが、キャスターをつけて出し入れをラクにし、中は必ず「立てる」で、すべてを見渡せるようにしてあります。

切らすと困るストック類は必要な数を決めて場所をつくり、残量を把握しやすくしておくのがポイントです。

そして、補充は月に一度。日用品ストックリストで一気にチェックしてネットでまとめ買い。日々のお買い物をラクにしてくれます。

「すぐにたまって困る」という声が多い書類については、少し詳しく解説したいと思います。

書類の整理収納は、最初に少し時間がかかるので避けがちですが、実は一度仕組みをつくってしまえば後の管理はとてもラクなんです。

まず、最初に大事なのが分類です。

(1)住宅関連
(2)領収書
(3)個人書類(保険・年金・金融関連など)
(4)医療
(5)仕事
(6)パソコン関連
(7)取扱説明書
(8)その他

わが家では、この8つに分けて、それぞれ人別、場所別、期間別など、書類のタイプによって、さらにわかりやすく分類してファイリングしています(お子さんがいるおうちでは、この8つに「学校」を増やすと分類しやすくなります)。

例えば、医療関係の書類は、診察券・健康手帳・お薬手帳はかばんに入れて持ち出せるよう、人別にケースに入れてセットしてあります。

取扱説明書は場所別。 キッチン・洗面所・リビングといった具合に、まず家電や家具がある場所ごとに分けてから、それぞれ保証書と一緒にインデックス付きのクリアファイルに入れています。

ここで、書類整理の大事なポイントがふたつあります。

ひとつ目は、実際に使っているものと、思い出のものを一緒にしないこと。例えば写真付きの年賀状や手紙など、思い出の品としての役割が大きいものは書類とは分けて管理しています。

ふたつ目は、保管の期間と処分のタイミングを決めること。わが家の場合、領収書は3年と決めて、確定申告のタイミングで、その年の領収書類をひとつの封筒にまとめ、入れ替わりに3年前の封筒を処分しています。

たまりやすい書類は入り口から出口までの流れをつくり、停滞させないことが鉄則になります。

最初に、「わかりやすいこと」が大事と書いたとおり、使う人が多いリビング収納は誰にでもわかるようにしておく必要があります。そのためには、ラベリングが必須です。

ラベルの効果は他に、そこに書かれた以外のもの、が入り込むのを止めてくれる役目もあって、ゴチャゴチャするのを防いでくれるのです。

このラベルのおかげで、「〇〇どこ?」と聞かれることがなくなって、使った後ちゃんと元の場所に戻るようになったので、私は「ラベリングの魔法」と呼んでいます。

最初からラベルライターでなくても、マスキングテープに手書きでもOK。 少し面倒に感じるかもしれませんが、リビングなど共用部分から始めてみると、きっとラベリングの効果を実感できますよ。

2回に渡って、ご紹介したリビングクローゼットですが、この収納がなかったら、わが家はきっとカオスになっていただろうと思います。

1畳にも満たないスペースですが、わが家の無くてはならない収納になっています。 みなさんのリビング収納計画の参考にしていただければ嬉しいです。

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2020年4月1日
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