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丁畑仁美
兵庫県西宮市にあるガーデン工事から花の販売まで行う中野農園のガーデンショップ「Orange Berry(オレンジベリー)」の店長。
店内では植物の販売に、庭や玄関に飾るオリジナルの寄せ植えを作成。また、植え方、育て方などの相談に答える。人気のハンギングバスケットの講習会も園内にて開催
・エクステリアプランナー
・造園施工管理技師
・ハンギングバスケットマスター
HP http://orangeberry.net/
http://www.facebook.com/
orangeberry8783
2018年の3月に約20株のバラを植栽した当店の【Rose Garden TERRACE】。この冬でちょうど2年が経ちました。
当店の使っていない庭をRose Garden にすることを勧めてくれたバラの師匠が『まぁ植えてから3年はかかるやろな』と言われたのを思い出します。
まだまだ未完成ではありますが、3年目のスタートを切るバラたちの様子をご紹介したいと思います。
花壇Aは店舗前の道路が傾斜しているので70p 程、歩道よりも下がった位置に植栽花壇があります。
昨年は店舗敷地内から見ることを優先して誘引したのですが、予想を遥かに超えて【ポールノエル】が成長し、また道路側からもバラがよく見えるようにというリクエストもあり、全体的に上へと高さを出した誘引になりました。
温室の手前に植えた【ピエール・ドゥ・ロンサール】は一年目に出た新しいシュートを30pの高さでカットしたので、そこから昨年3本のシュートを出しました。
こちらも昨年より高さを出して歩道から見えるように誘引。さて、ピエールはたわわな花をどれくらい付けてくれるのか、今から楽しみです。
花径花壇Aはもう一株クライミングがあります。カラースキームはピンクの花壇Aで唯一純白のバラ【フラウカール・ドルシュキ】です。このバラは、つぼみに少しピンク色を帯びるのですが、開花すると純白の大輪で剣弁高芯咲きのとても優美なバラです。
強健で良く育つ品種なのですが、なぜか…。他のバラと同じ様に開墾し、土壌改良も十分したのですが、すくすくとはいきません。建物の影になる時間が他のバラよりも若干長い場所ではありますがナゾです。今年は更に可愛がって成長を見守ることにしましょう。
高い方のアーチですが、昨年と同じく【ニュードーン】はよくツルを伸ばしました。昨年は柱の一番上まででしたが、今年はアーチ部分にも誘引できました。反対側の【リバプルエコー】がのんびり屋さんで、柱の7割というところでしょうか。
低いほうのアーチは手前の【アンクル・ウォルター】と奥の【アンジェラ】が中央でクロスしました。ちょうど半分ピンク、半分真っ赤なアーチは道路からいちばん目に付く位置にあります。みなさんの反応が楽しみです。
ここの【ブライダルピンク】は実は初め花壇Aの純白のバラ【ドルシュキ】の位置に植えていたのですが、思うように育たなかったのでこちらへ移しました。するとみるみる元気になって今年もいい調子です。【ドルシュキ】の場所はやっぱりナニかありますね。
ここは西を背中にした壁面です。サンセットをイメージしたカラースキームにしました。花壇Dの中央には、その名の通り【ロイヤルサンセット】が、右側にはイエローの【ゴールドバニー】、左側はイエローからだんだんとオレンジ色に変化する【サハラ‘98】の3株です。
どれも見事に成長して、壁面の7〜8割程度覆いつくしてくれました。5月号で満開の画像を楽しみにしていてください。
クレマチスの【白馬】も枯れ葉だけのようですが、よく見ると新芽がちょこっと出始めています。
【ヒマラヤンムスク】はとんでもないバラと聞いてはいましたが、その通りです。どんどんシュートが出て屋根の上部分の誘引に手こずりました。脚立の上での誘引作業は体に応えます。
年々体力が衰えていく私と、年々大きく成長するヒマラヤンの反比例の図式が、来年以降の誘引作業の恐怖になってきました。今から『誰か助けて〜!』って感じです(残念ながら、センムさんは助ける気がないと思われます…) 。
ピンクと白の【ドロシー・パーキンス】も予想を超えてまだまだ伸びる気配、満々です。 事務所側の壁面をほぼ埋め尽くし、ヒマラヤンと屋根部分の陣取りまで始める始末です。
遅咲きなので、5月号には画像が間に合いませんがどこかでご紹介できたらと思います。
見取り図には入っていない場所で、過去5回の成長記録では省いていたバラが、実はもう一株あります。
位置としては見取り図の花壇A の先に温室があり、花壇Cの手前にガーデンルームがあるのですが、温室とガーデンルームの間、店舗の北端に当たる場所にシュラブ系のバラ【ロココ】を植えてあります。
大輪で弁数は少ないのですが、優雅な花びらがフリルのドレスを思わせる、とても美しい私の大好きなバラです。これがまた、大きくシュートを伸ばしたので、新たにワイヤーをセンムさんに張ってもらいました。
ちょうど温室の北側辺りです。ここは店舗敷地内からはよく見えないのですが、道路の北から店舗に向かって見ると良く映える場所です。ワイヤーに誘引したロココがどんな表情を見せてくれるのか、これもまた今年の新たな楽しみです。
仕事の合間にゴソゴソ誘引作業をして約1カ月、やっとすべてての誘引と寒肥が完了しました。 今年は比較的暖かいので、葉芽が動き出しているものもあります。
例年なら3月の中旬頃、新芽が出る前の枝に殺菌剤(※)を散布するのですが、今年は早く殺菌しておいた方が良さそうです(※トップジンとサプロールの混合を1000倍希釈したもの)。
5月号では、満開のRose Garden TERRACEの画像をたっぷりご紹介したいと思いますので、楽しみにしていてくださいね。
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