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丁畑仁美
兵庫県西宮市にあるガーデン工事から花の販売まで行う中野農園のガーデンショップ「Orange Berry(オレンジベリー)」の店長。
店内では植物の販売に、庭や玄関に飾るオリジナルの寄せ植えを作成。また、植え方、育て方などの相談に答える。人気のハンギングバスケットの講習会も園内にて開催
・エクステリアプランナー
・造園施工管理技師
・ハンギングバスケットマスター
HP http://orangeberry.net/
http://www.facebook.com/
orangeberry8783
庭やベランダでイチゴを育ててみたいのですが、食べられる果実を収穫できるまで育てるのは、難しいでしょうか?
子どもも大人もみんな大好き、甘酸っぱくて美味しいイチゴ。真っ赤な色とフォルムも可愛いくて見ているだけでも幸せな気分にさせてくれます。
イチゴは美味しいだけではなく、ビタミンCが豊富です。中くらいの大きさなら5〜6粒食べれば1日の必要摂取量(100mg)を満たしてくれます。風邪予防や美肌効果が期待できるのも嬉しいおまけ付きのフルーツです。
3月・4月はイチゴの出荷最盛期なので、スーパーの果物売場やデパートのお菓子売場もイチゴでいっぱいですね。90年代は「女峰」や「とよのか」が主力品種でしたが、2000年代は『赤い・丸い・大きい・うまい』の頭文字から名付けられた「あまおう」。イチゴは人気フルーツなので品種開発競争も激しく、新たなスター品種の誕生が楽しみです。
今が旬のイチゴをできるだけ毎日食べたいけれどチョッと贅沢かも?それなら、自分で育ててみませんか?1日に5〜6粒は直ぐにはムリかもしれませんが、イチゴを育てるのはそんなに難しいことではありません。
植え方や水やりの注意などちょっと気をつければ、もぎたてフレッシュなビタミンたっぷり【ベランダで毎日イチゴ狩り】も夢ではありません。
イチゴには秋植えと春植えがあります。一季なり、四季なりのどちらのイチゴも秋に植え付けた場合は花芽を分化させるために『低温に遭遇』させる必要があります。
ところがこの時期に園芸店やホームセンターで売られている品種は春植え用の四季なり品種で、花付きのものもあり、そのまま植えて着果し収穫できるのでお勧めなんです。四季なりイチゴは花期が長いので花も実もたくさん楽しめます。
1)果実に土がつかないように、壁掛けタイプのプランターやスタンド鉢、ストロベリーポットなどに植えると収穫もしやすいのでお勧めです。地面から離して育てるとナメクジやダンゴ虫など害虫予防にもなります。
2)鉢植えの場合、土は新しいものを用意しましょう。市販されている『花と野菜の土』などの培養土で、水はけと肥料もちの良い土を選びましょう。(良い土かどうかの目安として20リットル入りで700円ぐらいの土であれば安心)
3)イチゴの苗は深植えすると生育が遅れてしまうので、植える時は丁寧に(クラウンに土が被らないよう)やや浅植えにします。
4)親株から切り離されたランナー切除痕がある反対側に花を付けるので、花を付ける側を手前にして植えると収穫しやすくなります。
5)横長のプランターや畑、庭など、複数株植える場合は30cm間隔で植え付けましょう。
1)イチゴは乾燥に弱いので、水切れを起こさないように土の表面が乾いたらたっぷり与えます。この時、カビやうどん粉病の予防の意味で葉や果実に水が掛からないよう、優しい水流で根元の方から鉢土に直接水やりをするようにします。
2)花をたくさん咲かせ、大きな果実を収穫するために、最初に咲く花芽を摘み取ることで株の充実を優先します。まだ寒い早春の一回目の開花では低温のために果実が黒く萎縮したり、変形したりします。気温が安定してから次に出てくる花芽を育て果実を大きく育てましょう。
3) 株を充実させるためには養分を分散させないようにする必要があります。親株から伸びて子株をつけるツル状のランナーは、収穫時に伸びてきたものは切り取るようにします。
とくに10℃以下の低温期と30℃以上の高温期には着果や肥大が進まないので、親株の充実を優先させるようにしましょう。
4) 肥料の与えすぎに注意しましょう。元肥にマグアンプを用量にしたがって施します。 追肥は緩効性の置き肥を使うのがお勧めです。
液体肥料を水やりのように与えると、肥料障害を起こします。液体肥料を使う時は、たっぷりの水でリセットしてから与えるようにしましょう。葉が過度に大きく、柔らかい場合は窒素過多の可能性があります。花が咲いても結実しない場合も多肥を疑いましょう。
5)収穫が終わったあとに出てくるランナーは2番目からのランナーを植え付けると次の年もイチゴを楽しむことができます。
イチゴは次々と子株ができるので、親株の寿命が尽きても世代交代して何年も育てることができるお得な植物です。子株を増やして翌春は、毎日6粒の収穫を目指してみますか?
イチゴ以外にもベリーの仲間は意外とたくさんあります。いろんなベリーを育ててみるのも楽しいですね。
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