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丁畑仁美
兵庫県西宮市にあるガーデン工事から花の販売まで行う中野農園のガーデンショップ「Orange Berry(オレンジベリー)」の店長。
店内では植物の販売に、庭や玄関に飾るオリジナルの寄せ植えを作成。また、植え方、育て方などの相談に答える。人気のハンギングバスケットの講習会も園内にて開催
・エクステリアプランナー
・造園施工管理技師
・ハンギングバスケットマスター
HP http://orangeberry.net/
http://www.facebook.com/
orangeberry8783
春に植える球根にはどんなものがありますか?育てやすいものなどお勧めがあれば教えて下さい。
春に植えると夏の日差しの中でも元気に咲いてくれる春植え球根は、ほとんどが熱帯原産です。冬の寒さに弱く戸外で越冬しにくい非耐寒性タイプは、花後に掘り上げて寒さに当てないように管理します。
一方、植えっ放しでも越冬して翌年に咲いてくれる耐寒性タイプもあります。秋になって掘り上げなくても越冬する耐寒性の春植え球根は丈夫なものが多く、育てやすくて手間いらずです(品種によって寒冷地では鉢植えにして冬場は場所を移動し、寒さに当てないようにする必要がある)。
春植え球根は比較的寒さに弱いものが多いのですが、中には耐寒性の強いタイプがあり、植えっ放しでも季節が来ると、スイセンやチューリップのように毎年花を咲かせてくれます。
高地や関東以北の寒冷地では防寒対策が必要な場合もありますが、平地や暖地では特に何もしなくても越冬できます。
耐寒性があるお勧めの春植え球根をいくつかご紹介しましょう。
●【ゼフィランサス】
開花期:5月〜10月(地域によって異なる)
梅雨の頃に花をいっきに咲かせることからレインリリーとも呼ばれます。日当たりの良い場所で良く育ちますが、半日陰のような場所でも育ちます。
中でもタマスダレは耐寒性が強く特に防寒対策をしなくても越冬します。半耐寒性種は霜や凍結に気を付ける必要があります。地植えの場合はマルチングで、鉢植えは軒下など霜が当たらない場所で越冬させましょう。
●【オキザリス】
開花期:5月〜11月(地域によって異なる)
種類が豊富で花色も桃色や黄色など豊富で葉の色や形もいろいろあって楽しめます。開花時期も長く、性質はとにかく丈夫です。
●【クロコスミア】
開花期:7月〜9月(地域によって異なる)
南アフリカ原産の植物で【ヒメヒオウギ】としても知られています。耐暑性・耐寒性に優れています。繁殖力が旺盛で野生化するものもあります。花壇に植える場合は周囲の植物に影響を及ぼすことがあるので植える場所に注意が必要です。
●【カラー】(湿地性)
開花期:5月〜7月(地域によって異なる)
湿地性と畑地性があり、湿地性のオランダカイウは耐寒性があり、条件が合えば放っておいても翌年分球して多くの花を咲かせます。
●【ツルベキア】
開花期:5月〜7月(地域によって異なる)
-5℃〜-10℃と耐寒性が強く、半日陰でも花を咲かせます。葉や茎を折るとニラのような刺激臭があるので切り花には向きません。
他にもネリネやカンナ、ジンジャーリリー・リアトリスなど多少防寒が必要なものもありますが、比較的耐寒性の強い春植えの球根といえるでしょう。
ダリア・グラジオラス・アマリリス・クルクマ・サンダーソニア・グロリオサなど非耐寒性の球根も華やかさという面ではとても魅力的です。
越冬させることが難しいというだけで諦めるのは惜しい気がします。鉢植えにしておいて冬場は雨と寒さに当てないよう移動させることでアマリリスなど簡単に越冬することができます。
秋植え、春植えを問わず、球根植物は一度植えておくと忘れていても咲いてくれる優秀な ものが多いと思います。今年の春は是非あなたのお庭にもひとつ、夏に咲く球根植物を植 えてみませんか?
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