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丁畑仁美
兵庫県西宮市にあるガーデン工事から花の販売まで行う中野農園のガーデンショップ「Orange Berry(オレンジベリー)」の店長。
店内では植物の販売に、庭や玄関に飾るオリジナルの寄せ植えを作成。また、植え方、育て方などの相談に答える。人気のハンギングバスケットの講習会も園内にて開催
・エクステリアプランナー
・造園施工管理技師
・ハンギングバスケットマスター
HP http://orangeberry.netfacebook
http://www.facebook.com/
orangeberry8783
パンジーやビオラって、あまりにもたくさんの種類や色があるので買う時に迷ってしまいます。あれもこれもといろいろ買って、植えてみるとなんだかまとまりがなくてしっくりしません。
園芸店やホームセンターの入り口付近は、色とりどりのパンジー・ビオラで埋め尽くされています。よりどりみどりの花色や、秋から翌年の初夏まで花が咲き続けるということもあって、パンジー・ビオラを買い求める方は多いと思います。
長期間咲くことや寒さに強いことも人気の理由ですが、やはりなんといっても花色の豊富さが最大の魅力でしょう。ひとつの植物で、ほぼ全ての花色展開が見られることはパンジー・ビオラ意外にまずないと思います。それに加えてフリンジタイプや八重咲きといった新品種が毎年登場するのも私たちを飽きさせないポイントでしょう。
今回はタイプ別、今シーズンのお勧めパンジー・ビオラのご紹介と、その豊富な花色で迷った時のお悩み解消『迷った時はコレでバッチり決まる!』色合わせメソッドです。
●人気のフリンジタイプ
ここ数年人気が高まっているのは花弁が波打つ優雅なフリンジタイプ。イタリア、ナポリの貴族が育苗した【ムーランルージュ】や【ファビュラス】【フリズルシズル】【オルキシェード】サントリーの【ミルフル】など
●愛らしさバツグン!アニマルタイプ
上の2弁がウサギの耳のように長く伸びたバニータイプや、他にもコアラやタヌキ、【象さんビオラ】は花弁が象の鼻のようで特徴的。
●花弁ごとに色が違う複色タイプ
上の2弁と下3弁の色が違うジャンプアップは定番から新種まで多彩な花色展開で人気の商品。花色も安定していて育てやすい。【ピーチジャンプアップ】【デニムジャンプアップ】など。
●日ごとに色が変化する色変わりタイプ
色変わりの代名詞のようなビオラ【YTT】昨日・今日・明日で色が変化するので付けられた名前。また季節や温度により花色が変化する【天使の誘惑】【きまぐれロージー】など。
●寒くたって咲きます!ハイブリッドタイプ
もはや7色では納まらない【虹色スミレ】、多花性の【よく咲くスミレ】【ナチュレ】、神戸発信の【夢色スミレ】【べっぴんさん】など。
まず初めにメインとなる色を決めましょう。自分のいちばん好きな色で良いと思います。 『毎年同じ色になってしまう』という場合は今年のテーマカラーを決めても良いですね。
メインとなる色が決まったら、フォーカルポイントになるアクセントカラー、全体のベースとなるベースカラー、メインカラーをサポートするサブカラー、の4色を選びます。サブカラーなしでも構いません。目移りして多色使いするよりも3〜4色くらいに抑えた方が落ち着き感のある、ハイセンスなイメージに仕上がります。
ベースカラー70%・メインカラー25%・アクセントカラー5%の割合で考えるとバランスよく見えます(サブカラーを入れる場合は5%〜10%にして、ベースカラーかメインカラーの割合を調整します)。
最初に決めるメインカラーが基準になり、全体のイメージを作る色になります。ベースカラーは面積がいちばん広くなり、いわば背景に当たるので、ここに主張の強い色を持ってこないように気をつけましょう。
アクセントカラーの面積は狭いですがフォーカルポイントになる重要な色になりますので、メインカラーに対して際立つような色を選ぶと効果的で、全体が引き締まって見えます。
配色の割合が分かったところで、メインカラーに合うベースカラーやアクセントカラーを選ぶところで迷ってしまいますね。配色には虹の7色を基本に並べられた色相環という環状のカラーチャートがあります。
色相環の反対側に位置する色同士を補色、または反対色といい、隣り合う3色を類似色、または同系色といいます。光の波長の関係で『対立する色同士や、極近い色同士は調和する』と言われています。 誰もが好感を持てる色合いということですね。
メインカラーに対してアクセントカラーを補色にすると《ポップで楽しいイメージ》や《キュートで可愛いイメージ》になります。補色同士の関係はお互いを引き立てる効果がありますが、原色同士の補色を組み合わせるとお互いが主張しすぎてハレーションを起こしてしまいます。
こうなると見づらくなるのでどちらかを柔らかいトーンにするか、白やシルバーなど無彩色の花やカラーリーフを使って中和しましょう。
《エレガントで優雅なイメージ》や《癒しを感じる柔らかなイメージ》にしたい場合はアクセントカラーを類似色にすると落ち着いた雰囲気にまとまります。
花壇やコンテナの場所が門外で、道行く人の目に触れる場所は補色での配色が目にとまりやすく印象的です。また、リビングなど家の中から良く見える場合は類似色での配色が家人を和ませる効果が期待できるので、そういったことも考慮して配色するといいでしょう。
色相環にとらわれることはありませんが、配色割合とカラーチャートを知っておくことで選択肢が絞られるので、選びやすくなると思います。
初めは好きな写真や絵画などの色合わせを真似るところから始めるのもいですね。自分で色を作り出さなくても、花それぞれの絶妙な絵具が用意されていますので あとは思うように組み合わせていくことでひとつの作品が出来上がります。
いろんなカラーバリエーションで花選びをする時間を楽しんでいただきたいと思います。
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