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丁畑仁美
兵庫県西宮市にあるガーデン工事から花の販売まで行う中野農園のガーデンショップ「Orange Berry(オレンジベリー)」の店長。
店内では植物の販売に、庭や玄関に飾るオリジナルの寄せ植えを作成。また、植え方、育て方などの相談に答える。人気のハンギングバスケットの講習会も園内にて開催
・エクステリアプランナー
・造園施工管理技師
・ハンギングバスケットマスター
HP http://orangeberry.netfacebook
http://www.facebook.com/
orangeberry8783
贈り物で胡蝶蘭を頂きました。豪華なものでとても嬉しいのですが育て方が分らず、もったいないとは思いますがいつも花が終わった後は枯らしてしまいます。花が終わった後も育てて、また花を咲かせてみたいのですが難しいでしょうか?
今年も年の暮れが押し迫ってきました。何かと気忙しい時期ですが、そんな時にお花の贈り物が届くとホッと心が和んで嬉しいものです。
せっかく頂いたものですから大切に育てて来年も美しく花を咲かせたいですね。 今回は洋蘭の水遣りの注意点や置き場所など、花を長く楽むコツをお話したいと思います。
ギフト用は3本立て・5本立てなど深めの陶器鉢に寄せ植えにされています。花のボリュームに合った鉢を使うことで花をより引き立て、陶器の重量で安定させるためです。
植え込み材料は土ではなく、鉢の下部は底上げのための発泡スチロールなどがよく使われています。
その上にビニールポットに入ったままの胡蝶蘭が3本立てであれば3ポット、5本立てであれば5ポット寄せてあり、ビニールポットが見えないように、また乾燥を防ぐ意味でも水苔で被うように敷きつめてあります。
水やりで注意が必要なのは一箇所だけ水を与えたのではすべての株に行き渡らないので、1株づつの根元にそれぞれにていねいに水を与えるようにしましょう。
胡蝶蘭以外の鉢物もみな同様に、ギフト用のラッピングがされているのにそのまま水をやるとラップの内側に水が溜まったり、隙間から水が流れ出したりしてしまいます。ラッピングは数日楽しんだら初めて水やりするタイミングで外してしまいましょう。
シンビジウムの多くはプラスチック鉢で生産・出荷されています。これはコストを抑えるためと、シンビジウムの場合12月に出荷するには夏に「山上げ」といって標高の高いところへ移動させ、早く秋を体験させて年末に花を咲かせるためです。
この移動で鉢が重いと労力やコストが掛かるので軽いプラスチック鉢を使っています。 ですからこの時期になるとシンビジウムは鉢土や根が鉢から盛り上がるように成長しています。
鉢の上から水をやってもほとんどが流れてしまい、うまく水を与えることができません。そこで、鉢よりやや深いバケツに水を溜め、鉢ごと水の中に浸けるようにします。鉢内から空気がプクプク出てこなくなったら引き上げます。
気温が低い時期は水やりの水温が低いと根を傷めてしまうので、水温を20度くらいにして与えましょう(他の洋蘭も同様です)。
冬の間はそのまま鉢カバーなどに入れてお部屋で観賞し、春になったら元の鉢よりも少し大きめでお気に入りの鉢に植え替えましょう。用土は水苔ではなく、ランの栽培用土がお勧めです。
開花中から春に新芽が動き始めるまでは肥料は施しません。花が終わったら、花茎の一番下で切り支柱も外します。葉やバルブは切らないように注意しましょう。
冬の間は水遣りをできるだけ控えます。5本立てなど、葉が重なりすぎているようであれば1株ずつ取り出して4号鉢くらいにそもまま仮植えをしておきます。
来年も咲かせるポイントは花後、暖かく明るい室内に置いて新芽の発生を促しましょう。春、暖かくなってから本格的な植え替えをしてください。
ちょっと元気がなさそうな株でも、葉が一枚でもしっかりしていればあきらめずに植え替えることで助かります。この場合は株がちょうど入るくらいの小さめの鉢を選びましょう。
【胡蝶蘭の春の植え替え作業】
(1)古くなった水苔をほぐし、黒くなった根やシワの寄った根は取り除いて新しい根だけを残す。
(2)水で戻した水苔を卵大にまとめ、根の下側から包み込むように当てる。根首まで根をすっぽり覆うように水苔を足しながら包み込む。
(3)植えたい鉢の直径よりも少し大きめにして、押し込むように鉢に植え込む。スカスカしているようであれば、鉢の側面に差し込むようにして安定させる。
【洋蘭の育て方ポイント】
《胡蝶蘭》
最低気温は10℃。寒さに弱いが暖房の温風が直接当たる場所は避ける。気温の低い時期は水苔の表面がカラカラに乾いて、さらに2〜3日たって水やり。植え替えは4〜5月。
《シンビジウム》
比較的寒さに強い。暖房が効いた部屋に置くと花持ちが悪くなる。気温の低い時期はは鉢土の表面が乾いてから2〜3日たって水やり。植え替え・株分けは4〜5月。
《デンドロビウム》
最低気温は10℃。暖房が効いた部屋に置くと花持ちが悪くなる。植え替えは4月。
《オンシジウム》
比較的寒さに強い。最低気温5℃。植え替えは4〜5月。
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