サルビアを育てたいのですが、種類が多いので迷ってしまいます。育てやすいものを教えて下さい。それから、サルビアとセージの違いがわかりません。

秋も本番、10月は昼夜の寒暖の差が大きいため、春に比べると花の色が冴えてきます。そして秋の花壇で際立って深い彩りをみせてくれるのがサルビア。秋風に揺れる優雅な姿はとても魅力的です。サルビアには春〜初夏に咲くもの、夏〜秋まで長く咲くもの、秋になって日が短くなると咲くものの3つのタイプがあります。3つのタイプをうまく組み合わせると、冬を除いて一年中花壇を彩ってくれます。夏の高温と冬の低温のどちらにも比較的強く、病害虫もあまり見られません。管理が簡単なのでビギナーさんにもお勧めです。 花色も豊富で花の形もさまざま、この時期は多くの品種が出まわるので選ぶのも楽しくなりますね。

好きなフルーツを自分で育てておうちで味覚狩りを楽しんでみませんか。

小さな庭でも、さほど手間をかけなくても楽しめるフルーツはいろいろあります。直ぐにはお店で売っているような完璧な実はとれないかもしれません。はじめは肩の力を抜いて、気軽な感じで始めてみましょう。

果樹といえば大木のイメージが強いかもしれませんが、収穫量こそ違っても鉢植えで育ててもちゃんと実が生ります。また、鉢植えに適した果樹もいろいろありますから、ベランダやあまりスペースが取れないお庭でも楽しむことができます。

なんといってもベリー系がお勧めです。あまり手間がかからず丈夫です。果樹とは言えませんが、ビギナーさんは育てやすいのでイチゴから始めるのもお勧めです。甘くて大粒の品種もあって満足度は高いと思います。

柑橘系も育てやすいのですが、蝶の幼虫に葉を食害されないように気を付けましょう。イチヂク・モモ・ウメ・サクランボ・ビワ などもお勧めです。

ほとんどの果樹が温暖な地域（北海道・東北地方・高冷地を除く）であれば栽培できます。果樹に実をたくさん付けるには、日当たりが良く夏の西日が強すぎない場所を選びましょう。

柑橘系は西日にも強いので西側で育てても大丈夫ですが、低温には注意が必要です。逆にブドウ・ナシ・リンゴ・ブルーベリーのハイブッシュ系などは冷涼な気候を好むので夏の置き場所に注意が必要です。

花や野菜と同じで、やはり果樹も清潔で保肥力があり水はけの良い土に植えることが大切です。

花や実が生る植物は特に肥料を必要とするので、特に春〜秋にかけては肥料を切らさないように管理しましょう。

そのほかにも収穫後の『お礼肥え』、真冬の『寒肥』など忘れないようにしましょう。翌年の成長と実付きに違いが出ますよ。

ザクロ・サンザシ・アンズ・サルナシ・マルベリー・アケビ・カリンなどお店に売っていない果樹をあえて育てるのも楽しみです。

たくさん収穫できたらお友達にもプレゼント。喜ばれること間違いありません。

秋も深くなった頃、多くの果樹は植え時です。今、実付きで販売されている苗木を手に入れて、観賞、収穫のあと少し大きめの鉢（素焼き鉢が良い）に年内に植え替えると良いでしょう。

初めの年はほんの数個しか収穫できなかったとしても、来年はもっとたくさん実がつくように、美味しくなるようにと手間をかけ、愛情を注いで育てた大切な１個を収穫する喜びや満足感は得難いものです。