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アジサイの季節になると庭に植えたいと思い、買ってくるのですが枯らしてしまいます。去年植えたアジサイは根付いたのですが花が咲きません。 アジサイは梅雨時に雨粒のきらめきをまとい、しっとりとした風情を魅せてくれる花木として万葉の時代から親しまれてきました。日本各地の沿岸部や山間部に自生する日本アジサイはやがて日本から中国に渡り、18世紀の終わりごろ中国からイギリスに入りました。 ヨーロッパに渡り品種改良されたものが西洋アジサイです。華やかな西洋アジサイに対して、日本古来のヤマアジサイや北米源産のカシワバアジサイ、アナベルなども人気です。 |
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これらアジサイの仲間は総称として【ハイドランジア】と呼ばれています。日本でも品種改良が進み、さまざまなハイドランジアの品種が増える一方、うまく育てられないという悩みの声もよく聞きます。種類にあった育て方と確実に来年も花を咲かせるコツをお話したいと思います。 西洋アジサイは日本のガクアジサイとヤマアジサイを中心に改良されたものです。主な親となったのはどちらも日本原産ですが、もともと両者は異なった環境に育っています。 雨の少ないヨーロッパで改良された西洋アジサイはガクアジサイの特性を強く引き継いでいるので日当たりでもよく育ち、比較的乾きやすいところでも植えられます (但し、市販の開花株を購入して直ぐに植え替えない場合は、直射日光を避け、水切れしないように気を付ける。鉢の容積に対して花や葉のボリュームが大きいため、うっかりすると水切れしてしおれてしまう)。 カシワバアジサイやアナベルなども株元が草などで覆われていれば日当たりで栽培できます。 一方、ヤマアジサイやツルアジサイなど、もともと林の中に自生する種類は夏の強い日差しや乾燥を避けて植えましょう。午前中だけ日の当たる場所や木漏れ日が射す程度の日陰で乾かさないように育てましょう。 〔日当たりでもよく育つアジサイ〕 アジサイは剪定しなくても翌年に花は咲きますが、枝が伸びて株が大きくなりすぎてしまいます。そこで、バランスを良くするために7月の下旬までには剪定をしましょう。 また、秋から冬になって枝を切ると花芽そのものを切ってしまうことになり、やはり花は咲きません。『剪定をするなら7月中に!』と覚えてください。 花房の下2〜3節目にわき芽がついているその上で切ります。小さくまとめたい場合は根元から2節目の芽の上まで切り戻しましょう。花後のお礼肥えと2月の寒肥も忘れないようにしましょう。 剪定と同時に植え替えもしましょう。土のPHで翌年の花色が変わることがあります。新しい培養土や庭土は弱酸性〜酸性で、青花はそのまま発色します。ピンク・赤花の場合は用土1リットル当たりに苦土石灰を小さじ1杯を混ぜてPHの調整をしておくと変わらずきれいに発色します。 アジサイは根の発達がよいので植え替えは難しくありませんが、根をたくさん切りすぎたりするとその後の成長が悪くなります。園芸店などで売っているポット苗は根鉢を崩さずにそのまま植えましょう。 関東以西の暖地では庭植えもできますが、寒風や霜の当たらない場所が安心です。アジサイは丈夫で栽培の難しい植物ではないと思います。 株分けや挿し木も意外と簡単です。それぞれの性質を見極めてチャレンジしてみてください。来年の梅雨が今から待ち遠しくなりますね。 |
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