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庭で草花や野菜を育てていますが土が良くないのか、うまく育ちません。植物にとって、どんな土が良いのか教えてください。 前回は植物が良く育つ理想的な土の『6つの条件』のお話をしました。では、植物を今現在植えている(これから植えようとしている)土が理想的な土の条件をクリアするためにはどうしたらよいのでしょう。 |
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保水性・排水性を簡単にチェックしてみましょう まず土に水を含ませ片手で水分を絞るように握り、その手を開いた時に土が塊になっているか見ます。 【良い土】は塊を指で軽く押すとぱらっとくずれます。 また、雨がよく降った2日後くらいに土を20〜30cmほど掘ってみましょう。 【良い土】はスコップで掘った時によくほぐれ、適度に保水・排水がされています。 酸度(PH)をチェックしてみましょう。 日本の土壌はもともと酸性気味なのに加えて多雨であるため、多量の雨によって石灰質が流され、酸性雨の影響も受けるのでどうしても酸性に傾きやすくなっています。 市販のPH測定液や試験紙で簡単に測定できるので、一度測ってみるのもよいでしょう(右記参照)。 また、次に上げる酸性の強い土に生えやすい雑草が数種類生えていれば、酸性土の可能性が高いと思われます。 [スギナ・クローバー・オオバコ・ヨモギ・カヤツリグサ・スミレ・スイバ・ジシバリ・ハハコグサ・オオツメグサ・シロアガサ] 排水性の悪い土(粘土質土壌)は硬い場合が多く、根が成長しにくいタイプです。根がどんどん伸びるふかふかの土に改良しましょう。 腐葉土やバーク堆肥を1u当たり3〜5s施してよく耕します。雨の後に水溜りができるようなら、更にパーライトなどの多孔質の改良資材を1u当たり5?以上すき込みます。 保水性の悪い土(砂質土壌)は植物の成長に必要な水分や肥料を保つ力がありません。肥料をしっかりキープできる土に改良しましょう。 表土からの過乾燥を防ぎたい場合はバーク堆肥をマルチ代わりに株元に敷くと良いでしょう。冬期には地温を保つマルチにもなり、栽培後はそのまますき込むことができるのでお勧めです。 酸性に傾いた土は植物の根が傷み、充分に栄養分を吸収することができません。中和して弱酸性の土に戻しましょう。 1u当たり100〜200gの石灰と適量のバーク堆肥を一緒に施し20〜30pの深さでよく耕します。消石灰は中和作用が強いので苦土石灰の使用がお勧めです。種まきや苗の植え付けの2週間前までには作業しておきましょう。また、チッソ系の肥料と石灰を同時に散布しないようにしましょう。化学反応でアンモニアガスが発生します。 アルカリ性に傾いた土というのは石灰や化成肥料を散布しすぎた場合などになります。化学肥料に含まれる塩類を溜め、アンモニアガスを発生します。土も硬くなるので改良する必要があります。 アルカリ性を中和する酸性肥料(硫安・塩安・硫酸カリ・塩化カリ)や酸度未調整の(石灰を加えて中性に調整していない)ピートモスを適量散布して耕します。 改良材として使うバーク堆肥や腐葉土ですが、購入する時は必ず熟度を確認してください。 未熟なものは充分に腐りきっておらず嫌な臭いがします。使用してからも醗酵して発熱し たり、害虫や病原菌が入っていることもあります。完熟した良質のものを選びましょう。 2回にわたって良い土の話をしてきました。ふかふかの理想的な土作りをして、すくすく丈 夫な植物を育てて欲しいと思います。 |
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