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隣家との目隠しに樹木を植えたいのですが、どんなものを植えたら良いのか悩んでいます。目隠に適している植物の選び方を教えてください。 目隠しのために樹木を植えるのですから、やはり一年中葉が繁っている常緑樹を選ぶということがまず考えられます。常緑樹には広葉樹と針葉樹があります。また、樹木には比較的成長の早いものと遅いものがあります。 |
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成長の早い樹木は1年に2回程度の剪定をするなどメンテナンスが必要になってきます。あまり手を掛けたくないのであれば成長の遅い樹木を選ぶことも念頭に置いて考えましょう。 また、樹形という面では同じ樹木でも自然の雑木風に仕立てた目隠し効果の高い株立ちがお勧めです。 目隠しに樹木を植える場合、隣家との境界に植えるのか、浴室などの窓を隠すため建物のすぐ側に植えるのかで選択樹種が違ってきます。 隣家との境界に植えたい場合、広葉樹はあまりお勧めしません。常緑樹とはいっても広葉樹の場合は春の芽吹きの時期などに古い葉を少なからず落とします。 広葉樹に比べ針葉樹は落葉が少なく目隠し効果が高いので境界の植栽に向いていますが、多くの針葉樹が10mゾーンに属する高木です。大木になって切り倒すことになる場合も多々あります。 また、刈り込みバサミによって葉が茶色に変色するものも多く、根が浅いので強風で傾いてしまったということもよくあります。針葉樹を選ぶ場合はレイランディ・ゴールドライダー・ブルーヘブンなど、刈り込みバサミに強く成長の遅い品種がお勧めです。 針葉樹の場合でも剪定の際に葉刈りゴミが落ちるので、いずれにしても境界ギリギリの植栽は避けたいものですね。また、建物のすぐ側に植えたい場合、隠したい窓の高さや大きさを考慮してそれに見合った樹高や、葉張りのあるものを選ぶことと、植栽場所に余裕を持って植えることが大切です。 あまり建物に近づけて植えると傾いて成長し、見た目が悪いだけでなく台風などで倒れてしまうことにもなりかねません。 植栽場所が日向か日陰かによっても選択樹種が違います。植えたい場所の日照時間を確認してください。花や実を付ける樹木の多くは日当たりを好みます。 トキワヤマボウシ・ゲッケイジュ・サカキなどは日陰〜半日陰での植栽が可能です。また針葉樹は真夏に水切れしないように注意しましょう。ニオイヒバやコロラドビャクシンの品種に耐暑性の強いものがあります。 完璧な目隠し効果を望むなら生垣です。ベニカナメ・ウバメガシ・イヌマキなど刈り込むことによって葉の密度が上がる樹木は生垣に向いていますが年2回程度は刈り込みのメンテナンスが必要です。 目隠し効果はそこそこでも良いという場合は、シマトネリコ・オリーブ・ソヨゴなどの自然樹形の植栽が洋風建築にも良く調和します。 樹木を植える植栽スペースが取れないという場合にはつる性の植物をフェンスなどに絡ませるという手段もあります。モッコウバラ・ハゴロモジャスミンなど常緑で花も香りも楽しめる目隠しは癒し効果も期待できますね。但し隣地にツルが伸びてしまうような場所は避けた方がよいでしょう。 他にも目隠しになる樹木で、ハイノキ・キンモクセイ・ドドナエア・斑入りサカキもお勧めです。ひと言に目隠しと言ってもいろいろなシチュエーションがあり、条件や好みを含めてそこに合う植物を選ぶというのは容易なことではないかもしれません。 |
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