ホーム > エクステリア・庭 > 素敵なお庭をつくりましょう!>第12回 今年の芝はお隣さんより青くしたい! |
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前回のアドバイス通りに春の芝生の手入れをしてみました。例年よりも調子が良いように思います。今後も美しく芝を保つためにはどのような事に注意すれば良いか教えてください。 そろそろ新しい芽が伸び出し、芝生が青くなり始める頃ですね。今回は春〜秋にかけてのお手入れにポイントを絞ってお話したいと思います。 前回お話したエアレーションやサッチングをしているか、いないかで水やりや施肥の効果は随分違います。 |
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固くなった土やサッチの積もり溜まった土壌では通水性が悪く、水やりをしているつもりでも土壌に浸透せずに流れてしまいます。それに加えて潅水量そのものが少ないことも芝生が良く育たない原因です。 ホースでドバドバっと水をかけてたっぷりやった気になっていませんか?特に夏場の乾燥した土は水を弾いて染み込みにくいものです。表面は濡れていても地中深くまでは浸透していません。そのような水やりだとすぐに乾燥してしまい、芝の根が深く伸びることができないので生育状態が悪くなります。 水やりをしているのに水不足を引き起こしている原因は潅水時間と水量の間違いがほとんどです。短時間に大量の水を撒くのではなく、土壌に水が浸み込むのと同じ速度の水量を、細かい霧状にして時間をかけ地中深くまで届くようにたっぷりと芝生全体に撒くようにするのが望ましい水やりです。 お手本はスプリンクラーです。もう一度水やりの仕方を見直してみてください。 水やりの頻度は、4月、5月は雨の降らない日が続く時に。夏場は基本的に毎日、酷暑の時期は朝晩の水やりが必要になってきます。今年の夏はスプリンクラーが欲しくなるかも…。 雑草は芝に比べて生育が早く、うっかりするとあっという間にすごい勢いで増えていませんか? しかも雑草を放置していると芝の栄養を横取りして生長し、陰をつくり、害虫の住かとなって芝の成長をも妨げます。 雑草を見つけたら小さいうちに根元から完全に手で抜き取りたいものです。でも根が深い雑草が多い場合や、芝庭が広いなど雑草を手で抜く作業には限界がありますよね。 除草剤を使ってみてはどうでしょう。その場合は必ず芝生に使える専用の除草剤を選んでください。他の除草剤だと芝生まで枯らしてしまうことになりますので注意してください。 芝生がところどころ剥げたようになったり、黄変してきたなどの異変に気付いたらまず、病気なのか害虫なのかを見極めて症状に合った対策をしたいものです。 春先に発生する『春はげ症』や初夏や秋に発生しやすい『サビ病』など芝生が病気の場合は症状に応じた薬剤を選んで散布する必要があります。 また芝生の葉が食べられた跡を発見したら害虫の仕業です。3大害虫と呼ばれるシバツトガ・スジキリヨトウ・スジコガネなど害虫の種類によって効果が違うのでそれぞれ適切な殺虫剤を散布する必要があります。 もし何をやっても芝生がうまく育たないとお悩みであれば、日照時間が少ないのではありませんか? 芝生を育てる上で最も重要なのは日当たりです。建物や木の陰になって日当たりが悪いと生育に大きく影響します。一日中は無理でも最低1日5時間くらいは日光が当たって欲しいものです。 できるなら日当たり・風通し・水はけの三拍子揃った場所に芝庭を作る方が丈夫で健やかな芝を育てやすいということになります。 芝生は大きく分けて『夏芝』と『冬芝』の二つに分類されます。『夏芝』は暖地型芝草と呼ばれていて、生育気温は25℃〜35℃程度で特に夏の成長が旺盛です。 日本で最も一般的な夏芝は日本芝のコウライシバです。高温多湿に適していて、冬になると休眠して上部は枯れた状態になります。 一方『冬芝』は寒地型芝草と呼ばれ、涼しい気候が芝生の生育に適しています。気温15〜25℃程度の穏やかな気候を好み、0℃以下でも冬枯れすることなく、一年中緑を楽しむことができます。 こういった芝生の特徴を知らずに地域・気候に合わない芝草を選んでしまった場合はどうしようもなく、残念ながらやり直すしかないでしょう。 コウライシバの場合では夏の最も成長する時期で週に1回を目安に芝刈りをしましょう。春と秋は月に1〜2回程度です。刈り高は1〜2cmとされていますが、芝生のフカフカ感を楽しみたいのであれば3〜4cm位あった方が良いと思います。少し長めの方が雑草が生えにくいことと、水持ちが良くなるので短く刈った芝より水やりの回数が少なくて済みます。 また、伸び過ぎてしまった場合、一度に短く刈り過ぎると軸刈りになって芝生にダメージを与えるので徐々に刈り込むようにしましょう。 さて、2回に渡って芝生のメンテナンスについてお話してきましたが、要領さえ掴めば青い芝生はキープできると思います。今年の夏はぜひフカフカの芝生の上で寝転んでみてくださいね。 |
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