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芝生ガーデンに憧れて、小さいのですが芝生の庭があります。あまり手をかけられず年々みすぼらしくなってきたように思うのですが、今年は青々とした芝にしたいのでアドバイスをお願いします。 芝生の緑を見ると心が和み、ほっと肩の力が抜けるような感じがします。子供たちは芝生があると好んでその上で遊びます。柔らかくてふかふかの芝生の上を裸足で走ったり、寝転んだりしている光景を見ると大人でも一緒に遊びたくなります。 誰しも自宅の庭にそんな芝生のスペースがあったらいいなと思いますよね。 |
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ところが芝を張ってみたものの、年々良くなるどころかみすぼらしくなってきた・・・というご相談は結構多いものです。所々土がむき出しになった箇所があったり、茶色い枯芝の部分が残っていたり、雑草がはびこってしまったなどなど。寝転がってくつろぐなんて絶対ムリ!って状態ではありませんか? 芝生を美しく保つためにはやはり、手間隙かける必要があるのも事実です。でも、あきらめないでください。手入れの行き届いたゴルフ場のような芝生とまではいかなくても、取りあえずは健康で青々とした芝生にすることはそんなに難しい事ではありません。 芝生は手入れをしないでいると年々荒れてきます。所々に裸地が見えるようになり、雑草が侵入して更に荒れていきます。芝生が荒廃する原因はなんでしょう。 ・ 踏みつけ(踏圧)による地面の固結 芝生が踏みつけなどによって土が固くなってしまうと、通排水性・通気性に問題が出てきます。水や空気が土壌や根に補給されなくなるだけでなく、土が固くなると根が充分伸びず、酸素不足になって弱ってきます。 そこでエアレーションといって、土壌そのものに通気するために直径1cmくらい10cm程の深さで穴をあけてやります。穴と穴の間隔は10cmぐらいでよいでしょう。エアレーション専用器具を使うと便利です。 芝刈りカスや芝草の茎・葉・根などが枯れて腐ったような状態で層を成したものをサッチといいます。サッチが溜まると芝生に充分日光が当たらなくなり成長が妨げられるだけでなく、病害虫が発生しやすくなります。更に肥料を与えたり薬剤を散布しても、サッチに吸収されて土まで届きません。 熊手やレーキなどを使って芝生の間から掻き出すようにすると、驚くほど多量のサッチが出てきます。最低でも年に1〜2回程度はサッチング作業をしましょう。面積が広い場合などはサッチ分解剤を散布する方法もあります。 肥料を与えなければ芝の色は薄くなり、だんだん葉も細くひ弱になってきます。病害虫に対する免疫抵抗力も落ちるので、それらの被害に遭いやすくますます弱ってしまいます。 前々回の寒肥のところでお話した樹木の施肥と違って、芝の施肥は化成肥料を上からまんべんなく撒くという方法です。寒肥の時期(1、2月)に芝生に与えると雑草がいち早く肥料を吸収して育ってしまいます。まずは雑草を取り除いてから肥料を与えるようにしましょう。 追肥なので芝生専用の化成肥料を使います。芝生はチッソ分を多く必要とします。リン酸やカリはチッソと同量かそれ以下でも大丈夫です。施肥の時期としては芝が青くなり始める前の3月下旬〜4月にかけてと、夏の暑さで消耗し、毎日の水やりで流出した肥料を補う意味で8月下旬〜9月にかけての年2回をお勧めします。 芝生専用肥料は粉末のものよりは粒状の方が撒きムラが少なくお勧めです。肥料の袋に表示されている用法用量をきっちり守って与えましょう。肥料のやり過ぎは芝を傷めるので注意が必要です。 |
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3月下旬のこの時期だと枯れ芝にちょこちょこ生えてきた雑草が見つけやすいと思います。まずは雑草を、上部だけでなく根こそぎ抜き取る作業から開始です。そしてサッチングとエアレーションをします。次に芝生の凹んだ個所があればそこを重点的に、全体に薄く(3oほど)目土を入れていきます。目土はレーキや板切れなどですり込むようにしましょう。同時に肥料をムラのないように与えたらしっかり水やりをして肥料が溶けるようにしましょう。 これで春の作業は完璧です。 次回は芝生が青くなり始めてからの雑草・病害虫の対処法や、どうして水不足になるのかなど、春から夏に向けての芝生のお手入れについてお話したいと思います。 |
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