ホーム > エクステリア・庭 > 素敵なお庭をつくりましょう!> 第10回 寒肥やるなら今でしょ!大切なシンボルツリーにも |
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寒肥という言葉を聞くのですが、いつ、どのようにすれば良いのか教えてください。 庭に出るのも億劫な寒い季節の真っ只中ですが、この寒い時期だからこそやっておきたい庭仕事のひとつがこの寒肥です。寒肥をするとしないとでは春の芽吹きだけでなく、1年間の樹木の生長に大きく影響してきますのでここはひとつ、暖かい日を選んでお庭に出てみて欲しいものです。 |
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庭木・花木・果樹などが休眠している冬期に施す肥料を寒肥(かんごえ・かんぴ)と呼びます。多くの植物は冬に休眠し、春には休眠から目覚めて萌芽します。でも地上部がまだ眠っている間に地下の根は早春の3月頃にひと足早く目覚め、春の萌芽のための活動を始めます。 寒肥で施す肥料は有機質肥料などを使います。有機質肥料は土の中で分解されてから根に吸収されるのですが、冬の低温下では暖かい時期に比べて分解がゆっくり進みます。そのため1月頃に施肥しておくと3月頃にかけて分解が進み、ちょうど根が活動し始める時期と肥料の効き始めるタイミングが合うというわけです。 肥料には大きく分けて天然物由来の有機質肥料と無機質を原料とした化成肥料の2種類があります。 3月頃の根の活動期に合わせるために、効き目がゆっくり現れる有機質肥料は1月中に施す必要があります。それに対して化成肥料は効き目が早く現れるので、2月以降に寒肥を施す場合は化成肥料を使うとよいでしょう。 効率よく根に吸収させるためには適切な施肥の場所があります。肥料を吸収するのは根の中でも活動の盛んな先端部で主に吸収されます。根は地表からではどこが先端なのか見えないので見当をつける必要があります。 植物は地面を堺にして地上部(幹・枝)と地下部(根)の形が同じように成長しています。そのため根の先端部は樹冠の枝先の下あたりに分布しているので、この部分を中心に肥料を施すと効果的です。 寒肥を施す時はスコップで根の先端をざっくり切るつもりで溝や穴を掘って大丈夫です。 寒肥を更にパワーアップさせるためにお勧めなのが、肥料と一緒にバーク堆肥や腐葉土などを混ぜ込むことで土をふかふかにしてやると発根しやすくなりますし、保肥力もアップします。 暖かいお部屋の窓からお庭を眺めながら、『今年はたくさん花が咲きますように』と念じて みてもそうはいきません。『寒肥効き目あり』という言葉があるように、今年はあなたの手 で見事に咲かせてみましょう。寒肥、いつやるの? |
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