ホーム > エクステリア・庭 > 素敵なお庭をつくりましょう!>第9回 冬の寒さに強い植物 |
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真冬の花壇や鉢植えは寒さで痛んでしまい、うまく育てられません。寒さに特に強い植物があれば教えてください。 いよいよ冬本番ですね。美しかった紅葉の樹々も葉を落とし、冬枯れの季節の庭は色彩が少なくて寂しげです。そんなお庭に冬だからこそ楽しみたい、カラフルで耐寒性のある草花をご紹介しましょう。 |
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耐寒性といえばまずお勧めしたいのが葉牡丹です。葉牡丹はキャベツやブロッコリー、ケールの仲間で日本には江戸時代に食用として渡来しましたが、その後は観賞用として改良されてきました。 日本を中心に品種改良が進み、江戸時代から改良されてきた丸い葉の《丸葉》、葉の縁が縮れた《ちりめん》、葉が深く切れ込んだ《切れ葉》、さらにメキャベツと交配してつくられた系統のほか、葉に光沢があるプラチナケールなど世界屈指の多様な品種があります。 葉牡丹は霜や雪にも負けない耐寒性と育て易さに加えて、白や紫、ピンクなどの鮮やかに色付いた葉が牡丹の花のように豪華で見応えがあることから、かつては大株を花壇や鉢に植えつけて楽しむのが主流でしたが、最近では矮化剤の利用や品種改良により小型化が進み、3号程度のビニールポットで小さく仕立てられたミニハボタンの種類が豊富になってきました。 最近では茎の長く伸びた踊りハボタンもスプレータイプや株立ちタイプなどさまざまなタイプや品種が改良されています。 お正月用としてだけではなく、冬の必須アイテムとしてぜひ取り入れて欲しいと思います。 エリカや近縁種であるカルーナ(ヒース)も寒さに非常に強く冬にお勧めの草花です。 エリカは繊細な枝に小さな花がびっしりと咲くため、株全体を見るとにぎやかな印象を受けますが、一つ一つの花も可憐で個性豊かです。エリカ属には740種があるといわれ、日本では庭植えなどでよく見かけるポピュラーなジャノメエリカをはじめ、鉢物として40種、50品種くらいが流通しています。草姿や開花期、花色、花形など変化に富み、壷状やベル形のものから細長い筒状のものまであり、雄しべの葯が黒く目立って、蛇の目のように見えるものも多くあります。 カルーナはエリカと同様ヒースとも呼ばれる常緑低木です。クッション状にこんもりと密生して茂り、学名のCallunaは「掃く」という意味があり、この枝でほうきをつくったことに由来するようです。葉は鱗片状で、その間から花を咲かせ、枝全体が1つの花穂のように見えます。 エリカは花弁(花冠)が大きく目立ちますが、カルーナは花弁が小さく、その代わり萼が大きく色づいて花弁のように見えるのが特徴で、この点がエリカ属との大きな違いとなっています。 もうひとつ冬のアイテムとして欠かせないのがシルバーリーフです。 アサギリソウやラムズイヤーなどシルバー系の葉はふわふわとした毛で覆われているものが多く、銀白色ですがどこかふんわり包まれる感じがします。モクビャッコウやゴンフォスティグマ、ソルトブッシュなどシルバーリーフは他にも耐寒性のある品種がいろいろありますのでお店で新しいシルバーリーフを探してみてはどうでしょう。 他にも品種改良によって耐寒性が強くなった草花が増えています。もともと寒さに強いということから冬知らずという名が付いた【カレンジュラ】ですが、花が大きくなり、色も豊富になりました。カラフルで冬の花壇やコンテナに欠かせないプリムラも最近では耐寒性のある品種があり、0℃以下になる地域でも楽しんでもらえると思います。 冬の定番のパンジー・ビオラをはじめ、アリッサム、キンギョソウなどと一緒に冬の庭に彩を加えてくれる草花をふんだんに使ったコンテナや花壇は私たちに元気をくれるとともに周りの景色をパッと明るくしてくれるように思います。 |
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