PromotionHome資金計画土地探し業者選び構造・建材設備間取りインテリア・収納エクステリア・庭更新履歴

閉じる

太陽光発電

書斎・家事室

外壁・屋根

子ども部屋

洗面室・トイレ・バス

寝室

ベランダバルコニー

玄関・アプローチ

リビング

照明

階段

薪ストーブ(暖房)

ダイニング

キッチン(パントリー)

ガレージ(カースペース)

ホームエクステリア・庭 素敵なお庭をつくりましょう!>第4回 外構を専門業者に依頼するとき

外構を専門業者に依頼するとき

現在、家の新築を予定していますが、外構については外構専門の業者に依頼したいと思っています。よく家を建てた人から、外構をじっくり考える時間がなかったという話を聞くのですが、満足のいくものができるように今から気を付けておく事や業者に伝えておくべき事、予算の事など上手な依頼方法があれば教えてください。

樹木選びや植栽、小さな家庭菜園造りなど、できるだけ自分たちでできることはしたいと思っています。

 

丁畑仁美

兵庫県西宮市にあるガーデン工事から花の販売まで行う中野農園のガーデンショップ「Orange Berry(オレンジベリー)」の店長。店内では植物の販売に、庭や玄関に飾るオリジナルの寄せ植えを作成。また、植え方、育て方などの相談に答える。人気のハンギングバスケットの講習会も園内にて開催中。

・エクステリアプランナー
・造園施工管理技師
・ハンギングバスケットマスター

HP http://orangeberry.net
facebook
http://www.facebook.com/orangeberry8783

現代のエクステリアはアウトドアリビングという言葉で表現されるように、インテリアでは表現しにくい自然空間(土、水、風、樹木など)を楽しみ、癒しを求め、住む人のライフスタイルやテイストに対応した快適な外部空間という位置づけになってきています。また、道行く人や地域にとっても街並みの景観としての快適性が求められる時代になってきました。

そういったことからも、エクステリアにこだわりを持つ人が増えてきています。そんな中で、外構工事をおざなりにはしたくないにもかかわらず、満足のいくものができないのはどうしてでしょう。

自分で探すときの注意点

ご質問の方は、建物とは別に外構専門の業者に工事を依頼されるという事ですが、業者選びのポイントとしては、まず施工例などを見せてもらい自分の好みに合うデザインを得意とする業者を選ぶことをお勧めします。

専門業者といえども不慣れなデザインの工事をすると材料手配の困難などから作業が手間取る事もあり、工期の不適正や品質に問題が生じることも考えられるからです。

また、あまり遠方の業者よりは地元の業者を選ぶ方が良いでしょう。頻繁に打ち合わせができ、現場の様子を細かくチェックしてくれるということもあり、後々のメンテナンスなどのことを考えてもメリットは大きいと思います。

自分で依頼するときの注意点

外構専門の業者に依頼する場合、気を付けたいのは完成受け渡しの期日です。違う施工業者が同じ現場で同時に作業をすることは基本的にありません。そのため、建物が完成してから外構工事に着工することになります。外構業者との契約時に完成受け渡しの期日を、工程表を確認した上ではっきり決めておきましょう。

『引越しの日なのに駐車場がまだできていないので車が停められない』などのトラブルがないようにしたいものです。

早めに予算管理を

新築建物の設計が決定するとホッとしてしまいがちですが、できるだけ早く外構の設計・デザインに取り掛かりたいものです。というのも外構工事分に取っておいたはずの予算が、気が付けば建物の追加費用に流出して外構予算が足りなくなるケースがよくあります。予算が少ないといろいろな面で妥協することになり、結果的に満足な外構工事ができなかったということになるからです。

建物の見積り額が出ているのに追加費用ってどういうこと?と思われるでしょうが、建築が進んでいくうちに材料を少しグレードアップしたくなったり(建物業者も上手にセールスしてきますからご注意です)、内装や家具などいろいろ検討していると当初考えていたものより高級なものが欲しくなったりと、『少しだけ』が積み重なって後で計算してみると結構な額になっているケースは少なくありません。

ですから、外構工事の見積り額を早いうちに明確にしておくことが重要になってきます。
満足のいく外構工事をするためには、エクステリアに必要な費用に建物費用が食い込まないように気を付けることがポイントです。

外構費用の実例

ところで、そもそも外構工事にはどの程度費用がかかるのでしょう。いきなり工事予算を聞かれても見当も付かないというのが正直なところではないでしょうか。

通常、外構工事費は建物工事費の10%程度と言われています。材料を高級にしたり、複雑な構造物を特注したりするとなればそれなりに10%以上になってきます。逆にご質問の方のように、自分たちの手でできることはしたいと思っている場合などはその分工事費を節約することができます。出来る範囲の確認を設計者やデザイン担当者とよく相談しましょう。

自分で外構業者に依頼する時のポイント外構イメージイラスト外構プラン図外構プラン図2外構工事費 予算150万円での施工内容例
建物と一緒に工事を依頼するとき

一方、ハウスメーカーや工務店などで建物と外構全てを依頼する場合、外構工事に関しては下請けや孫請け業者に外注されることがほとんどです。その分、管理費や手数料などが掛かりますので、外構工事費は直接工事と比べて割高になることが多いようです。これは外構専門業者に依頼する場合でも有り得ますので、直接工事をしてくれるのか下請けに外注するのか、確認を取った方がよいでしょう。

また、外構工事費を低く見積もることで少ない予算提示をし、建物の契約が取れれば後は外構業者にマル投げという建築業者もあります。結局当初の予算より外構費は大幅にオーバーというケースも少なくありません。どこまでの工事が見積もりに入っているのか、きっちり確認を取りましょう。

建物と外構をまとめて依頼することのメリットとしては、建物と外周りの塀などとの統一感がある。工期が短縮できる。ローンを組む場合ひとつにまとめられる、といったことがあげられます。

上手な依頼方法

外構工事を発注するにあたって、設計・デザインの担当者と直接会い、必ず伝えておきたい事柄があります。優秀な設計者はこちらが準備しておかなくても何気ない会話の中できっちりヒアリングしているものですが、あとで言い忘れたということがないようにチェックしておくと安心ですね。(チェックシートをご利用ください)

高齢者の方などがいるお宅では、バリアフリーでの対応は必須ですし、家族の年代、健康、趣味でプランの方向性が変わってきます。また現時点だけでなく、数年後に家族がどう変わってゆくかを予測して伝えることも大切です。

外構の業者さんに随分プライベートなことまで話すものだと思われるかもしれません。そう考えると、家族のように話ができて快く相談に乗ってくれる、そんな信頼のおける設計・デザイン担当者の居る業者さんに工事を依頼したいものです。案外こういうところに満足のいくエクステリアを手に入れるための重要なポイントがあるのかもしれません。

外構依頼業者に伝える内容のチェックリスト
チェックシート2

【読者アンケート】

この記事の感想



※コメントはイエマガ内で掲載させていただく場合がございます。

性別



2013年7月31日
ページのトップへ戻る
----
 

イエマガで人気のキーワード

間取り:「間取り」のもくじ >>

住まいの間取りの中で… >>

わたしたちの間取りの成功と失敗 >>

プロに聞く!間取りの要望ベスト3 >>

海外ドラマの間取りとインテリア>>

太陽光発電:太陽光発電のある家 >>

この太陽光発電を選んだ理由 >>

 

キッチン:わが家のキッチンプラン >>

使いやすさを追求したキッチン >>

キッチンが変わるパントリー >>

キッチン持ち物確認表 >>

我が家のシステムキッチン >>

収納:失敗しない収納プラン >>

シューズクロークのつくり方 >>

わが家の専用収納庫 >>

 

資金:家を建てる費用はいくら? >>

土地探し:土地探しの10のコツ >>

地盤改良:調査と口コミ >>

業者選び:業者との出会い >>

構造・建材:耐震ワンポイント講座 >>

施主支給したものと注意点 >>

エコ:あなたの家は高断熱? >>

庭:人気のシンボルツリー >>

 

マンガ:おうち大好き >>

お役立ち:家づくりノート >>

更新履歴 >>

Promotion >>

外部リンク:アーキデザイナージャパン〈英語〉 >>


・メルマガ登録

・サポーター登録


 
----