3年前、良い出会いに恵まれて完成したT邸。自然素材をふんだんに使って建てられた家は、Tさんご夫婦と設計者のこだわりがたくさん詰まっていました。成長する木の家とともに、ご家族の今の暮らしを伺いました。
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建てられてから3年経っているということですが、きれいですね。家の中に入ったとたん、ふわっと木の香りがしました。 |
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まだしてます? 私たちは、もう住み慣れてしまって気づかないんですけど。 |
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とてもいい香りがしています。この床、裸足で歩いたら気持ちいいでしょうね。 |
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床には無垢のヒノキ、天井には無垢のスギを使っているんです。この家を建てるとき、いちばんお金をかけたのが素材なんですよ。本当は、もっと安く建つはずだった(笑)。 |
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壁の一部にもスギを使われていますよね。 |
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木の壁にすることで、リビングの広がり感が出せるかなと。収納カウンター、飾りカウンター、階段の手すりも、広がりを出すという意味ですべて同じ高さに統一しています。 |
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天井も高くて明るいですし、居心地のいいリビングですね。 |
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何より家族がいつも一緒に過ごせる家にしたかったので、2階のリビングを広く取るようにしました。ダイニングと合わせると26畳あります。
子供部屋は1階にあるんですけど、3人一緒で8.5畳の部屋なので、あまり居心地が良くないんでしょうね。子供たちはほとんどリビングかロフトでくつろいでいます。 |
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うちは男の子3人。上の子は高校生で、身長が180センチあるんです。家族全員がリビングに集まったら窮屈な感じがすると思うんですが、これだけの広さがあれば全然気にならないですね。 |
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広さゆえに、エアコンの効きが悪くて光熱費が思った以上にかかります。高気密・高断熱の家なので、ガスファンヒーターや石油ストーブは使えませんし。 |
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本当は床暖房にしたかったんですけど、無垢材のフローリングでは対応が難しいと聞きました。今は、床暖房対応の無垢材が増えているのかな。 |
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それでも、やっぱり無垢の床にして良かったと思っています。さっき仰ってましたけど、裸足で歩くと気持ちが良いんですよ。足の裏の感触が全然違います。
冷暖房の利き具合よりも、広くて心地良いリビングをつくることのほうが大切でした。 |
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