ホーム > 資金計画 > 家を建てる費用のそこが知りたい! >第18回 施主支給するのはどんなとき? |
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いよいよマイホームづくりに着手。夢が広がりますね。一生に何度も経験できることではありませんし、一つ一つ気に入ったものを使って、マイホームを建てたいと思われるお気持ちよくわかります。 注文住宅の魅力は何といっても、世界中から自分の好みに合ったアイテムが選べること。 まず、はじめにお伝えしておきたいことは、「自分の好きな物を選ぶ」=「施主支給」になるとは限りません。好きな物の選び方は、ケース・バイ・ケース。決まった手順がある訳ではありません。そこで、今回はイエマガサポーターさんにご協力いただいた、「自分で好きに選んだ物と注文・支払い方法」についてのアンケート結果を参考にご説明してきたいと思います。 注文住宅の設備や内装材を物選びから設置・取付完了までの流れを見ていきましょう。 まず、「物を選ぶ」とき、ハウスメーカー・工務店の方から渡されるカタログから、もしくは指定された選択肢の中から「好きな物を選ぶ」というケースが多く見受けられます。
左記のコメントにあるように、好きな物を選ぶ上で、大変だったことは?という質問に、「選択肢が多くて大変だった!」というご意見が多数寄せられました。 さて、チヨさんはどんなものを自分で選びたいとお考えでしょうか? 家を建てる際には、ぜひ取り入れたいと憧れていたキッチン、好きなタイルやドア、フローリング材などがあるかもしれませんね。 次は、これだけはどうしても、という物はどのように取り入れてもらったのか体験談を見てみましょう。
チヨさんが選ばれたこだわりの物も、建築業者に伝えれば、それらの設備を入れた見積もりを作成してくれるのでなないでしょうか。一度、相談してみる価値はありますね。 それでは、施主支給になるケースというのは…
これが一般的な施主支給で、下記の図の1〜4番までの商品を購入して、配送手配、保管、購入先との交渉、施工会社への交渉などすべて自分たちで手配します。この流れがどのように行われるのか、体験談を見てみましょう。
たくさんの物を施主支給している方もいらっしゃいますね。 施主支給は、取付工事までの置き場所に困ることがあるのですが、お二人とも自分たちで注文した物は工務店のほうで管理・保管してもらっていますね。この方たち以外にも施主支給したという物で多かったのは、カーテンと照明です。
カーテンと照明は、ほかの建築工事が終わったころに取付工を行うので、手配とスケジュールの調整がラクにできる、もともと建築業者の見積もり書の中に、カーテンと照明については含まれていなかったというのが施主支給の多い理由だと思います。 ただ、気を付けたいのは、この支払いを住宅ローンにまわせるかどうかです。第2回「諸費用の中身と準備」でもご説明しましたが、基本的には住宅建築に伴う費用はすべて住宅ローンの対象になります。しかし、カーテンと照明は、建築業者の請負契約書に含まれている場合のみで、含まれていない場合や他の業者にお願いした場合は、住宅ローンの対象外となります(※住宅支援機構の住宅ローンの条件を参考にしています)。 せっかく自分たちで良い物を選んでも、予算がたたない、規格やサイズが建築予定のマイホームに合わないという場合もあり得ます。スムーズに施主支給を進めるうえで、一番、大切なことは、建築業者に、施主支給したいことを早めに伝えることです。施工会社によっては商品について調べ、費用や保管などいろいろと相談に乗ってくれるのではないでしょうか。 好みのアイテムに囲まれたマイホーム、素敵ですね。住宅の設計以外にも考えることが増えてしまいますが、納得いくまで、いろいろと悩むのことも楽しんでみてください。 |
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あれこれと自由に選べるのは楽しいし、コストが安くなった場合もあったがそれは一時の話。手間もかかるしデザイン的にも統一感を損う。 住宅メーカーの指定推奨品を外す場合、デザイナーの意見、特になぜそれを選んでいるのかを良く聞いておけば良かった。 (東京都・ピノキオさん・男性) 床板・階段・壁紙・スイッチ・コンセント・キッチン・換気システム・照明・窓・玄関扉・室内扉・屋根・雨樋・玄関タイル・蛇口…などなど 室内・外のありとあらゆる物を選びました。選んだ物はすべて建築業者が購入していました。 膨大なカタログから自分たちで自由に選ぶことを選択したので当然ですが、その大変さはストレスで一時期体調をくずしてしまう程でした。その結果満足する家が建てたれましたが、もしもう一軒建てることがあれば、その時はある程度は任せてしまうかも(笑) すべての建材を選び終えた後、取寄せたカタログ類を並べてみたところ10畳の部屋一面にカタログで埋め尽くされその多さに改めて驚かされました。 (大阪府・TKさん・男性) 天井材に、吸音性の高い製品をインターネットで選び、採用してもらいました。床タイル材も同じです。 インターネットショップで購入するものが本当に信頼置ける材料かどうかわかりません。何か問題が起こると、保証がめんどうなことになりそうでした。幸い、何も問題は起こりませんでした。 (茨城県・Penguin!!・男性) 照明・スイッチ・ガスコンロはネットで気に入ったデザインのものを購入しました。事前に工務店の担当者に相談して、施主支給を確認ました。注文および支払い・保管は自身で行い、設置は業者に依頼しました。 スイッチは海外製品のために事故の責任がとれないと業者に言われて、これだけは自身で設置しました。 (長野県・ビアンキ・男性) リビングと階段踊場のペンダントライトの「フロス・ボール(ヤマギワ)」、ドアのノブ(カワジュン)、カーテン、ロールスクリーンをインターネットで通販し、納品されたものを取り付けてもらいました(カーテンとロールスクリーンは、専門店から直接購入し自分たちで取り付けました)。 ペンダントライトは外国製だったので、電気工事屋さんは「特別な仕様の場合は取付け出来ない」と言われましたが、購入先のホームページの仕様書をプリントアウトして見てもらい確認してもらうことができました。 (群馬県・ドライバーさん・男性) 内装材・建具は、ショールームに担当の建築士さんと一緒に行き、気に入ったものを選びました。 細かい内装材(タオルハンガー・トイレットホルダーなど)、建具一部(窓越しに設置するアイアンのフラワーポット・階段部分に設置するアイアンの支柱など)、照明一式は、全て自分で注文・支払いをして、小物類は自宅保管でしたが、ほとんどの物は工務店の方に配達・保管してもらいました。 自由に好きな物が選べる分、資料集めやネットで調べたりと時間がいくらあっても足りないくらい大変でしたが、自分自身で納得した物が、かなり安く購入することができました。 (大阪府・shinamonさん・女性) 照明について、おおよそのデザインをハウスメーカーの担当者と選んで、それに近いものをネットで購入した。電気工事はハウスメーカーにしてもらい、照明をワンタッチで取り付けたが、ダウンライトについては、届き次第業者に渡して取り付けてもらった。 最初からネットの方が安いのでそちらで購入したらと営業さんから言ってもらったので安心できたが、保証がないので、少し心配はした。 (島根県・ののたろうさん・男性) 自分で照明・ドア・タイルのカタログを取り寄せ、ある程度選択した上で実物を見に行き、ネットで注文して建築中の家にタイミングよく届くように手配。 届いたものを施工会社がすぐわかるようにわかりやすく搬入して渡せる様に手配し、支払いも自分でしました。 選択の枠が広いので決めきれなそ、実際のものを見たり、取り寄せたりする手間がかかったが楽しかった。 (神奈川県・kathyさん・女性) 建具、カーテン、壁紙、照明、外壁、屋根、タイルなど、自分で好きな物を選びました。 照明に関してはほぼ施主支給でカード払い。取り付けは1台いくらと言う計算でとりつけてもらいました。その他は業者からのカタログで選び、ローンと一緒に支払いしました。 たくさんのカタログの中から選ぶのは一苦労。見るもの見るものがよく見えてしまい決まりませんでした。 (北海道・つぼみさん・女性) ネット購入の照明器具の一部とドアホンを支給した以外は、補償云々でもめたくないのでハウスメーカー経由での取り寄せでした。 ハウスメーカーさんが最適なものを選んでくれることを期待してはいけないと思いました。やはり自分の家なのですから自分で一所懸命納得できるものを探すべきです。 (茨城県・ぱんだんさん・男性) 取付に関しては、結構重要な要素だったりします。私の場合は、事前に建築業者に商品の情報を見せて、取り付けできるかどうかの確認をして進めました。 一部、部品の欠品などで取付が難航したもの以外は、問題なく取り付けしてもらいました。 選択肢がとても広がってしまうので、選ぶ、ということ自体が大きな作業量になってしまいました。これは大変でした。この大変さを楽しめない方には、むいていないかもしれません。 (東京都・kenkenさん・男性) |
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