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新しいマイホームでの暮らし、夢が広がりますね。その一方で、住宅の購入は、「人生で一番高い買い物」だとも言われているので、りえさんもそんなところに不安を感じておられるのかと思います。 この連載の第3回目で「借りられるお金(年収から算出)」について事前にできるシミュレーションについてご説明しましたが、りえさんがご心配のように、「借りられるお金」と「払えるお金」は違います。 「借りられるお金」は、ほとんどその方の年収で決まってくるのに対して、「払えるお金」はその家族のライフスタイルや価値観で決まってきます。みなさん同じ年収、同じ家族構成だからといって、同じ価値観で暮らしている訳ではありません。 今回は、毎月無理なく「払えるお金」から借り入れ額を決める方法と、住宅ローンに関するご質問で多い「頭金の金額の決め方」についてご説明したいと思います。 毎月の「払えるお金」の目安を出すために、まず、現在の毎月の収入と支出、年間の収入と支出を書き出してみましょう。その中で住宅を購入すると必要でなくなる支出はなにでしょうか。 |
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賃貸でお住まいの場合は家賃や駐車場代(上記Aの部分)、また、住宅購入のために貯蓄をされていれば毎月の積立金などがあると思います。その金額から住宅を購入すると必要になる支出、例えば、固定資産税や修繕費の積立を引いてみましょう。そうして算出した金額を「払えるお金」と考えてみてはいかがでしょうか。 この「払えるお金(返済額)」を基に、各金融機関のホームページなどで総借入額のシミュレーションができます。 たとえば、 このように、返済期間や返済方法、金利が決まれば、住宅ローンの借入額がみえてきますね。また、家を新築後の暮らしの家計も見えてくるので、不安も減るのではないでしょうか。 上記の「払えるお金」については、月々の家計を基に計算しましたが、これまでの貯金、ボーナスなどのお金はどのように活用するのがよいのでしょうか? まず、頭金として貯金を使うという方が多いと思いますが、一方で「住宅頭金を多くした方が金利の負担が軽くなるのはわかるけど、手元に全く現金がなくなってしまうのは不安」という声もよくお聞きします。 突然の転勤や急病人がでるなどどのような不測の事態が起こるかわかりません。通常、毎月の生活費の2か月分から3か月分を普通預金などすぐに使える形で準備されているようです。 また、りえさんがこれから子どもを育てて、住宅を購入されようとしておられたら、将来必要な、子どもの教育資金はとても気になるのではないでしょうか。一般的には、子どもの教育資金は1,000万円程度(高校まで公立、大学私立文系)といわれます。高校までは毎月の収入からのやりくりで、大学の学費はそれまでに準備をしておきたいものです。 |
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他に、退職後の生活費も人生の中で大きな支出です。総務省の統計によると、1カ月の生活費は平均30万円程度。公的年金や平均余命を考慮して、3,000〜8,000万円程度の準備が必要だと言われています。 前回の資金計画の連載の中に、将来の収入・支出が管理できるキャッシュフローの表を掲載しています。 http://iemaga.jp/money/fig04_a.html http://iemaga.jp/money/fig04_b.html 貯金、収入、支出を書き出し、住宅購入の前に、これから必要になる大きな出費の見直しをされてはいかがでしょうか。 将来の必要な支出がわかり、先の見通しがたてば、大きな不安や心配は少なくなると思います。ご家族でじっくりはなしあって、現在の家計から返済額を検討して、また将来の資金計画もおこなってください。
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