 |
なぜアルプスの漆喰がよいのか? 自然素材100%とは? どんなインテリアを演出できるのか?・・・スイスウォール社のスイス漆喰「カルクウォール」について詳しくお聞きしました。 |
 |
漆喰の歴史は長く、日本で使われだしたのは1300年前、ヨーロッパをはじめ世界ではもっと早く3000年前とも5000年前とも言われています。その国や地域によって異なる製法で漆喰は生み出され、進化してきました。
漆喰壁の魅力は調湿性・断熱性・防カビ効果・遮音性など多岐にわたります。昔の人もこの漆喰の性能を十分理解した上で、スイスをはじめヨーロッパでは、住宅はもちろんお城や教会、湿気の多い地下室、ワインなどを貯蔵するワイナリーにも使用してきました。 |
 |
湿度、臭いなどの空調管理が重要なレストランやワイナリーで、漆喰の性能が活躍する。 |
 |
まず、アルプスから産出する石灰石の炭酸カルシウムの含有率は98%以上と非常に純度が高いのが特徴です。
そのおかげでpH13という強アルカリ性の漆喰が生ます。カビや細菌が生きられるのはpH11までいわれているのでカビの繁殖を防ぎ、生えにくい環境だといえます。 |
 |
 |
写真左は、pHの測定の様子。写真右は、強アルカリ性の漆喰は、強い殺菌性でカビが繁殖しなかったというドイツ研究機関による実験の結果。 |
 |
強アルカリ性に加えて、漆喰は小さな無数の穴が開いている微多孔質の構造です。そのおかげで調湿性があり室内の湿度を一定に保つのもカビが発生しにくい環境にあるといえます。浴室、洗面所やトイレなどの水まわりには特にカビの予防にも役立ちます。
また、強アルカリ性は酸化還元により汚れを自浄分解する特性があるので合成樹脂の壁に比べ、白い状態が長続きするので、外壁材にも向いています。 |
 |
カルクウォールを左はコテ塗り、右は吹きつけで塗り、両方にコーヒーをこぼし(写真左)、そのまま外部で雨に濡れない状態で放置した15日後の様子(写真右)。強アルカリ性の酸化還元作用が汚れを漂白し有機物を分解するという効果をみる実験。 |
 |
スイス漆喰と日本の漆喰では強アルカリ性の他に、添加物の違いもあります。添加物は施工のしやすさやヒビ割れ防止に入れてあるものですが、一般的な日本の漆喰には海藻のりや麻スサ、川砂(骨材)を入れ割れにくくしてあります。
スイスの漆喰は、ブナセルロースの粉や亜麻仁油、石灰石粒(骨材)といった天然素材のものを加え、3カ月以上熟成させた消石灰を主成分にすることで、非常に割れにくい素材になっています。
また、このスイス漆喰は合成樹脂を含んでいないので、静電気が発生しません。そのため、ホコリを寄せ付けず非常に汚れにくくもなっていますが、塗り壁材の中には合成樹脂や合成糊を含み、自然素材の意味をなさないものもありますので注意が必要です。 |
 |
 |