晴れの日も雨の日も～花と緑のある暮らし～-イエマガ

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前回は第1回目ということで、ざっくばらんに庭づくり・ガーデニングについて話し合ってみましたが、とても面白かったです。

あんなので良かったのかな？　ちょっと不安なんですが。

私たちは、あのあとすごく盛り上がってしまって。私は、さっそく本を買ってきて花の種類を調べています。読んでいるだけでも面白いですね。

見てると結構勉強になるでしょ。でも、本に載っている庭や鉢植えってすごくきれいにされてるから、自分の庭と比べて落ち込んだりしないでくださいね。
前回の座談会のあと、イエマガサポーターのアンケートをじっくり読ませていただいたんですが、「センスがない」「庭が狭い」と悩まれている方が多いようなので。

本で紹介されてる庭って、たいてい広くて日当たりが良くて……。

大きな庭じゃないとガーデニングを楽しめない、ってことはないんですけどね。これは今日のテーマにしようと思っていたんですけど、「住んでいる環境に合わせたガーデニングの楽しみ方」はあると思うんです。壁面やベランダを活用するとか。

ベランダの場合、日当たりが気になりますね。日が当たらない場所で育てるには、どうすればいいですか。

どれくらい日が当たるのかにもよりますね。半日くらい当たるのであれば問題ないのですが、日照時間がきわめて少ない場合は、花の種類を考えることでしょうね。
山野草なんかはいいですよ。エビネとかラン系統ですね。もっと華やかな花のほうが好みだったら、クリスマスローズとか。クリスマスローズはたくさんの種類が出ていますし、冬場の花の少ない時期に咲いてくれるので、明るくなると思いますよ。

かえって、ずっと日が当たっているほうが植物にとっては良くなかったりしますよね。

そうですね。日当たりが良すぎる場合は、日陰を作るためのシェードを付けるといいですね。これは簡単にできます。
ベランダはコンクリートが熱を持ってしまって温度が上がりすぎるきらいがあるので、植木鉢を直置きせずに下に何か敷くなどの対策も必要ですね。

田上哲也

有限会社JIBURU代表。
内閣府認証NPO法人JTDNA理事。

昭和47年、自然豊かな和歌山県生まれ。高校卒業後、宮崎県の南九州大学造園学科で敷地計画・環境計画や企画立案実行を学ぶ。
現在は、京都の老舗造園会社や地元の園芸店と提携し、安全対策・PL対策のできるガーデナーとして屋上緑化や店舗ディスプレイ（坪庭）などをプロデュース。「子供たちによき環境をデザインする――それが私の使命です」。兵庫県西宮市在住。

ページ公開日：2007年3月22日