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黒ア友晴
兵庫県西宮市でガーデンづくりから住まいのリフォームまで設計・施工を手掛ける 「アテックスデザインワークス株式会社」の代表。
大切な住まいだからこそ、住まう人のライフスタイルに合った機能的で快適なプランニングを心がけています。
一級建築施工管理技士
二級造園施工管理技士
フラワーデザイナー
前回の外構のお悩みの続きです。今回は、地面の堅さと猫の糞尿でのお悩みに、ご回答します。
●家の窓際やお隣との境界に樹木を植えようと思い穴を掘ろうとしたが地面が堅くまったく掘れない。
掘ると石がゴロゴロ出てくる。
●野良猫の糞尿について。いつも同じようなところでされ臭いに困っている。
家などの建築物やブロック塀などの構造物を造るときに軟弱地盤では、建物や塀は建てれません。軟弱だった場合は、安定した路床(掘削〈くっさく〉した地盤の部分)を見つけ、 その上に設計された基礎を置くための路盤を、砕石類で締固めてつくります。
軟弱地盤を解消するために、土壌改良材(セメント系)を表層土と混錬し 連続した強固な路盤をつくることもあります。これらの工法のため、お家や塀の際は堅くなっていることが多いのです
擁壁の際も同様です。土留め擁壁の土圧を軽減するために、際に大きな石をわざと入れたりします。
当然、植栽をするには樹木に適さない土がほとんどですので、大きな石や適さない土を省き、植物のための真砂土や土壌改良材(バーク堆肥など)を混錬してください。
DIYでも業者でもひたすら掘るしかないですが、業者は電動ハンマーなどを使いますので早いですね。あと、プロが家の際に大きく成長する樹木を提案することは ありません。
家の際はガス・電気・水道関係の配管も多いですので。境界際でも成長後のことを考慮して隣地に越境することは避ける場合が多いです。
いつも同じようなところでされて、臭いに困っている。 これは永遠のテーマかもしれないですね。
猫は日向ぼっこが好きで、割と乾燥したところを好みます。日中、家人が留守で、安心して日向ぼっこのできる家。その雨が当たらない軒下や土部分、植物が植わっていない花壇、砂場等に好んで糞尿します。
これには、あまり対策がないというのが現状です。ホームセンターには、猫が近寄らなくなるグッズがたくさん販売されているので、いっぱい買われている方もいます。
しかし、それらも親猫に効果があっても子猫に効果がないものや、まったく効果がなく、そのグッズの横で日向ぼっこしている猫がいるというものもあります…。
外構工事でできることとしては、軒下等の乾燥した土部分をなくすこと。業者なら、犬走りコンクリート仕上げや防草シートと砂利敷き仕上げ、または人工芝などを提案されると思います。もちろん石・レンガやタイル貼りもその一つです。
DIYなら防草シートを敷いて、砂利や人工芝でしょうか。
猫が好む花壇には、お花を植えましょう。水やりによる適度な湿気も抑制のひとつになると思います。
また、猫除けに自動散水システムを設置されたという方もいます。定期的にスプリンクラーで濡らす。これは効果があったそうです(裏話:時間が来たらいきなり出る放水にお施主様が濡れたとか…)。
みなさんも、猫が好む「乾いた土」を減らす工夫をしてみてください。
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