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黒ア友晴
兵庫県西宮市でガーデンづくりから住まいのリフォームまで設計・施工を手掛ける 「アテックスデザインワークス株式会社」の代表。
大切な住まいだからこそ、住まう人のライフスタイルに合った機能的で快適なプランニングを心がけています。
一級建築施工管理技士
二級造園施工管理技士
フラワーデザイナー
一日一日、冬らしさが増してきて、だんだんと外に出たくなくなってきますね。窓も開けなくなり、お庭にも目を向けない様になりがちです。無理のない範囲で年内に…いや春までにお手入れしてあげましょう。きっと樹木や草花は努力に答えてくれます。
そんなお庭に関するご質問がありました。
【ご質問】
●新築からなにも施工していない庭に、雨上がりに水たまりができます。それがいつまでもなくなりません。
●庭の隅に細い側溝があるのですがいつも落葉などがたまって困っています。
●家の窓際やお隣との境界に樹木を植えようと思い穴を掘ろうとしたが地面が固く全く掘れない。石がゴロゴロ出てくる。
●野良猫の糞尿について。いつも同じようなところでされ臭いに困っている。
同じような悩みに直面された方が多いと思います。今回と次回に分けて、こういった問題に「業者ならこうする。DIYならこうしてください」というアドバイスができればと思います。
近年、集中豪雨や長雨など災害につながるような天災が多いですね。水はけ問題を抱えるお家も増えてきているきているかもしれません。
日本の建築法では、定められたさまざまな基準値に従って、しっかりした地面か確認したうえで、行政からここにお家を建ててもいいというお墨付きをもらわらないと家を建てられません。
しかしながら、土質にはいろいろあり、その土地が山を削って 平地にしたものなのか、土留めをつくってそこに客土(他のところから搬入)したものなのかによっても異なります。
また、その昔、田んぼでした。池でした。建物が建っていました。パーキングでした。などなど、以前の使用状態からも土質を憶測できます。
お悩みの「雨あがり雨水が溜まる。それがいつまでも消えない」の原因は、
■水はけが悪い(=土質が粘土質を含む)。
■日当たりが悪い。
■水勾配がない(=水の通り道がない)。
などが挙げられます。 この状態が続くと苔やカビが発生したり、歩くとジュクジュクした地面になります。そして、当然ほとんどの樹木に適さないお庭となります。
そのお庭の状態や目的により異なりますが、外構業者なら土壌を確認し、表面に残る水を最寄りの雨水会所や側溝へ流れるように整地します。
また広い敷地の場合、強制的に地中で水の通り道を作る方法として透水パイプ(管に無数の穴の開いた)を埋め、最寄りの排水溝につなげることを提案します。
DIYならホームセンターで砂や小さな砕石・真砂土をその土地に合った配合で混ぜ、低いところに敷きならして踏み固めます。高いところの土は、削って最寄りの雨水会所や側溝に水が流れるよう整地しましょう。
お悩み「庭の隅に細い側溝があるのですがいつも落葉などがたまり困っています」
その側溝の持ち主を確認してください。高台などでよくみられるお隣の一段高い土地の擁壁や石垣際に多いです。
場合によって撤去しても問題ない場合もありますが費用もかかります。業者からの提案としては、透水パイプを連結して側溝底に設置して、砕石で埋める方法です。
パイプの端部は、隣地の側溝に石がこぼれ出ないようにモルタルで固定します。次に砕石を側溝高さ近くまで敷き詰め、透水シート(防草シートなど)を敷いて固定します。その上から砕石などを敷き込みましょう。
犬走りなどで、多いお悩みです。おすすめは防草シートを、犬走りも含め敷き込み砕石を敷いたり、人工芝を敷き込んだりすることです。DIYでもなんとかできるかもしれませんね。
※その側溝所有者がご自身か確認、また地域協定なども確認の上、施工してください。
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