これから新しい住宅のお庭や外構の工事を業者に依頼しようと思っている方、そろそろお庭や外構をリフォームしたいかなと思っている方から寄せられる多くの質問の始まりは、『お庭・外構工事を依頼すると…』という言葉。今回はこの言葉に続く質問・疑問について、Ｑ＆Ａ方式でお答えしていきたいと思います。

Ｑ：外構工事を相談する・依頼すると、外構デザインの提案もしてくれるのでしょうか？

Ａ：いわゆるガーデン工事・外構工事に特化しているほとんどの設計会社や施工業者はデザインや提案をします。無料で図面と見積り書をプレゼンしてくれる業者も ありますが、有料で洗練されたプランを提案するという外構業者もあります。

いずれにしても設計者が、それ相当の時間をかけてデザインするので、事前にしっかりと打合せをすることが大切ですね。

Ｑ：外構のプラン・デザインは私が考えるので、その通り工事だけやってくれるでしょうか？

Ａ：イメージは崩さないように工事してくれる施工業者はあると思いますが、業者から豊富な経験値で機能性・耐久性・安全性・コストパフォーマンスなどのアドバイスをもらったほうがいいと思います。

【お洒落な】【シンプルな】【斬新な】など施主様目線の見た目の仕上がりには、構造上で問題があることも考えられます。希望されることを外構工事業者と相談しながら完成させることをおすすめします。

また、他の業者にプランしてもらった図面通りに、別の業者に工事をしてもらえますか？というご質問もありましたが、おそらく他社のプランをそのまま受注する業者は少ないと思います。多くの業者が、改めて図面や見積もりを作成するでしょう。

Ｑ：インターネットやホームセンターで買ってきた施主支給品で工事だけやってくれるのでしょうか？

Ａ：対応してくれる工事店はあります。しかし、持込料や管理費が発生することがあります。親切に対応してくれる工事業者もありますが、【工事日に間に合わない】 【サイズ違いや関連部品不足などで取付けできないものが届いた】【壊れていた】などのトラブるようにならないように注意してください。

施主支給が間に合わなかったけれど、すでに職人さんや材料を手配しているため、違約金を…ということになる可能性もあるので、支給品は慎重に手配しましょう。

お気に入りのアクセント商品やオリジナル性の高くて入手困難なものは、ご自分で準備されててもいいかもしれませんね。

初めての外構業者への依頼は、わからないことも多いと思います。

すべて任せる、自分でできるところはする、どちらのスタイルをとっても、じっくり業者と話し合って進めていきましょう。次回は、その中で相手に伝えておいたほうがいいことを中心に解説していきます。