前回は、テラスやバルコニーをアウトドアリビングとして快適に使うための、「近隣からの視線対策」をいくつかご説明しました。今回は、もうひとつご質問のあった「夏の日差し対策」と、これからアウトドアリビングを計画する人のために、おすすめ家具やグッズをご紹介したいと思います。

テラスやバルコニー・ベランダで、くつろぐ時の日除けには、パラソルやシェードなら簡単に設置できますね。紫外線を抑制する生地の商品も多く販売されています。これから日に日にいろんな商品が店頭に増えていくことでしょう。

テラス屋根下部に日除けカーテンを設置することも効果的です。雰囲気を演出する場合、木製や金属製のパーゴラを設置して植物を這わすことで日差しが和らぎますね。もちろん日除けカーテンも設置できます。

＊おすすめアイテム
【シェードネット】…サイズオーダーもできる幅広いシーンで活躍するアイテム。 紫外線を通さない素材。オーストラリアのブランド製品です。／クーラルー（TAKASHO）

【小型パラソル】…リーズナブルで簡単にオープンカフェを演出できる。使わない時は専用パラソルカバーで大切に保管してください。／マーケットパラソル（TAKASHO／Amazon）

【トレリス】…割とリーズナブルに緑の目隠しを作れる。 高木が植えれないスペースにも最適。 ／エスバリア（YKKAP）

室内への照り返しや遮熱対策にも、パラソルやシェードが使えますが、収納が面倒という難点があります。そのため、窓の上や軒天上に固定して収納するロールカーテンのようなシェードも各メーカーから販売されております（これは 専門工事店にご相談ください）。

ガラスの外に被覆することで、言わば日本のよしず・すだれ効果があります。室内温度の上昇も軽減され経済的で、人気があります。

また、日中はご不在の方は雨戸やシャッターを閉めて出かけることで、帰宅時の熱気体感温度を軽減できます。閉めたまま通風のできるシャッターもあります。

近年のモダンな住宅では、スタイリッシュさの追求で、昔からの日本家屋にある屋根の軒天上部分が少なく、室内への彩光が年中入りやすくなっています。

これは、外壁の早期劣化や強風豪雨時に雨漏りの原因となることも懸念されます。これから新築される方、外構工事を計画される方は、メンテナンスがしやすく、日々の生活がより快適な住まいとなるように心掛けてくださいね。

第２のリビング、「アウトドアリビング」を快適にするガーデンファニチャー選びも楽しいものです。テーブル・イス・ベンチ・バーベキューグッズ・ガーデンシンク…などなど、高額で本格的なものからリーズナブルなものまでたくさん販売されています。

シンプルな構造で、蜘蛛の巣が張られづらいもの、雨上がりにすぐ乾くもの、重ねられる・軽いもの、風に耐えられる重さのもの等々…楽しいですね！　

材木と塗装でテーブルとイス、レンガとブロックでバーベキューコンロ…DIYもいいかもしれません。

近年、アウトドアリビングをラウンジスペースとして、高級エクステリア家具も選ばれる方が増えています。または、考え方を変えて屋外ファニチャーは「消耗品」と位置づけホームセンターや通販などで安価なものを購入し、場合によっては数シーズンで新しいものにするという考え方もあります。

設置場所を考慮し、ご希望の演出アイテムを見つけて、「NEXT LIVING」をお楽しみ下さい！

＊おすすめアイテム
【パナマアームチェアー・テーブル】…手編み屋外家具の王道、洗練されたデザイン。使わない時は専用保護カバーで大切に保管してください／デドン（NICHIESU）

【サンレノアームチェアー・ラウンジャー】…アルミと木樹脂系素材の最強コンビ。アルミ加工のディティールも完璧です。／マイオリ（NICHIESU）