朝夕涼しくなり、山の木々や草花の雰囲気も変わりつつ…なによりも食欲も体重も増量中！いろいろと秋の気配ですね。

今回は「お庭の芝生や草抜き・お掃除など、できるだけメンテナンスの不要な手間のかからない外構にしたい！そんなプランの手順や裏技を教えてほしい。」 といったアンケート報告が多数ありましたので、これをテーマにお話ししてみましょう。

【住まいのディスプレイ・洋服】と言われる外構工事では、エクステリア商品やブロック・石・レンガ・コンクリートなどの【ハードアイテム】と 住まいとの間に優しい空間を創る樹木や草花たち。いわゆる【ソフトアイテム】が必要です（まったく用いないスタイルもあるので絶対ではありませんが…）。

そして、植物と共存するということは、当然生き物ですから水管理・日照管理・肥料・害虫・病気・落ち葉・雑草のことなどなどいっぱいお世話することがでてきます。

「手入れ・手間いらず」の外構にするのは簡単とは言い難いのですが、植物を直植え・鉢植えをできるだけ少なくすることはできます。

まず、駐車場やアプローチ、その他の必要アイテムを配置し、さらに動線も確保。その後に、空いているスペースで建物との調和や目線を考慮した位置に、適切な樹木や草花を配置します。

この場合、なるべく玄関から門まわりの間で配置すると、いつも目が届き、細目に変化を感じてもらえるので、お手入れの手遅れが防げますね。終わった花摘みや雑草もちょっとだとすぐできます。

メンテナンスで、他に注意する点として、「全く太陽が当たらない」「水はけが悪い」「日常生活ではほとんど行かない場所」などは、苔や雑草が生えたり…まだこの辺りは一応植物なのですが、ひどくなるとカビが発生します。

こういった場所には、計画段階でコンクリートなどで勾配を設け、常に乾燥しやすい状態を維持すること。レンガや石張・インターロッキングなどでもいいのですが、表面のテクスチャーに凹凸が多いものほど水はけも悪くなり汚れやすいのでご注意を。

カビが生えたカ所に、お風呂掃除などで使う薬品を使うはお奨めできません。外構には金属や樹脂が多くの使われており、なにより植物やペットにも影響を与えかねません。

ＤＩＹするなら、ガーデン用のカビ除去剤などが売られているますので、商品をよく理解して挑戦してみてくださいね。

また、ほとんど通らない場所は防草シートを設置し、砂利などを敷き詰めると費用もリーズナブル。将来なにか植えるときは、その部分だけ防草シートをカットすれば大丈夫ですし、普段通らない場所の防犯性も高まります。これも頑張ればＤＩＹできるかも？結構大変ですが…。

お悩みの解決策として最近多いのは、防草シートと人工芝生の設置です。次々生える雑草の処理にうんざりされた方、芝生のお手入れに疲れた方が人工芝生の設置を希望されます。

人気の秘密はかなりリアルな仕上がり。耐火性や耐久年数もメーカーにより異なりますが、優れたアイテムの一つです。

他にも「専用の土をまいて水を撒く」「土と専用材を混錬して敷きこむ」などで【土を固める工法】が、注目を集めたことがあります。ただ、天候・現場条件や作業者の認識等で割れたりすぐに苔が生えたりすることもあり、クレームになることも。

ＤＩＹ商品もありますので事前によく商品を理解 して取り扱ってください。

メンテナンスに使う高圧洗浄は100Vの家庭用で良いと思います。コンクリートやタイル・石等の経年の汚れを洗い流してみてください。スッキリしますよ。

但し、外壁などの塗装面やサイディング・洗い出し風の樹脂製品への高圧洗浄はお奨めできません。小石の洗い出しは辛うじて…。 このことから、塗装仕上げをしたところのメンテナンスは、再塗装になると考えていただいいたほうがいいですね。

塗装と言えば、ウッドデッキや木製フェンスパーゴラなどは、メンテナンスフリーなアイアンウッドや樹脂木・アルミラッピング材に変更することも選択肢です。

ウッドデッキや物置の下にたまるゴミ問題や野猫のふん尿問題、照明器具をLEDに変更するなどなど…メンテナンスのことを考えるといくらでもあります。今回はこれぐらいとしますが、また機会に対策などお伝えしたいと思います。

食器洗いやお洗濯…同じようにお庭のお手入れもたまると億劫になりますが、お家もお庭も清潔にしておきたいものですね。

これから新築を計画の方も、リフォームを検討の方も、ＤＩＹでファイト！の方も、できるだけ将来に無駄な手間がかからないように考えてみてくださいね。