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今回は「工事中、どれぐらいの頻度で現場に行かれましたか?行ったとき、どんなところを確認されましたか?」というご質問への回答と、ブログの方でも読者さんからの反応が大きかった「工事現場への差し入れ」について、併せて書いていきたいと思います♪
ずばり!私が工事現場に通った頻度は「週に2回」です。当時撮影した工事の記録写真は、今でも大切に保管しています。途中で進行が遅れ気味になったこともあって、通った期間は約半年にも及びました…。
現場の土地は、当時住んでいたアパートから車で約20分のところ。わたしの場合、わが家の工事の様子がどんなものか「とにかく見たい!」という気持ちと「面倒な造作工事ばかり多くて、大工さんに申し訳ない…」という想いの両方があった為、できる限り足を運んでいました。もっと近ければ、毎日通っていたかもしれません(笑)。
半年間の工事現場の見学では、主に
・きれいに片付いているか?
近隣にご迷惑をかけていないか?
といったチェックの他に
・工事の進捗具合が確認できる。
・工事ミスや修正箇所を発見して、早めに対処できる。
・大工さんと親しくなって、信頼感が増す。
等々、現場でしか得られないメリットがたくさんありました。
工事現場で確認すべきこととして、まずは「きれいに片付いているか」ということが、よく挙げられますね。梱包のゴミや建材、工具などが散らかっていると、近隣の方に何かご迷惑がかかっていないだろうか…ということまで不安になってくるものです。
現場が散らかっている、はたまた仕上がりが雑なところを見つけたときは、工務店の営業さんを通して注意していただかなくては…と緊張していましたが、幸運にもわが家の工事を担当してくださった大工さんたち
は、とてもきれい好きで仕事も丁寧。工事の初期段階から連絡事項を貼る掲示版や、道具・小物を置いておく棚まで即席で手造りされるほど、きっちりと現場を管理しておられました。
その真面目なお人柄や仕事ぶりに触れて「この方たちに家を建てていただけるなら安心だなぁ」と思えたことは、工事現場を見学したことによる大きな収穫でした。。
他にも「現場に行ってよかった!」と強く感じたのは「工事ミス・修正箇所が発見できたこと」でしょうか。早い段階で間違いに気づけば修正にかかる時間も手間も最小限で済むので、業者側にも施主側にも大きなメリットがあります。
例えば、わが家の実例として“玄関ドア事件”がありました。わたしが現場にいるときに、ちょうど大きな玄関ドアの枠が到着し、業者さん2人がかりで大変そうに玄関まで運ばれたところで…
「おかしい…わが家は右勝手(右から左にスライドする片引き戸)のはずが、これは左勝手用のドア枠じゃないですか!?」
わたしのこの指摘で、間違ったドア枠を取り付ける&取り外すという余計な作業時間がカットできたので「助かった!」と、大工さんたちからは感謝されました(苦笑)。
ほかには、こんなこともありました。タイルの目地が白色のはずが黒色になっていたので、その場で剥がしてやり直しに…。たまたまわたしが見学していたときで、職人さんに再度来ていただく手間が省けてよかった、と胸をなで下ろしたところです。
さらには構造に関わるところで、工事の後に気づいていたら直せなかったのでは?と思ったミスもありました…。
わが家の階段下は過去記事(「階段下は、余すところなく収納として活用する」参照)にも書いている通り、すべて収納スペースとして使う予定になっていました。ところがリビング側に開いているはずの部分に、なぜか柱が通っていて…(涙)。
これでは、リビングから物の出し入れができません。壁で塞がれてしまう前に気づけてよかったです!
次に、きれいに配置高が揃っているはずの窓の位置です。外観の図面では正しく描かれていたのですが、現場監督が持っている内部の展開図では、高さに差がありました。そして、展開図通りに施工されてしまったという…これは図面のミスですね。もう少しで外壁材が貼られる、というところで気づいたので、ギリギリセーフでした!
ほかにも、付け忘れられていた玄関&パントリー(こちらを参照)の換気扇を設置したり、細かな修正をしたりと、工事段階でミスに気づいたおかげで竣工後に大がかりな工事が発生することもなく、現場見学はとても有意義なものとなりました。
最初のうちは、現場で何を見たらいいか分からない…という方も多くいらっしゃると思います。現場に通う度に家全体をチェックしよう!と思うと大変ですが、
「新しく進行した場所を見よう」
と思うことで、気持ちも作業も随分とラクになりました。徐々に工事が進んでいく様子も見ることが、楽しみになり、「今日はここが新しくできる!」とウキウキしていたことを思い出します。
そして、現場には必ず図面を持参して、進行箇所に間違いがないかじっくり確認していました(笑)。大工さんに嫌がられるのでは?と気になるところですが、先ほども書いたように早くミスに気付けば、その分工事もスムーズに進みます。少しでもおかしいと感じるところがあれば、聞くべきではないでしょうか。
図面の他に、現場に持っていくとよいと思ったものは、メジャー/スリッパ/現場への差し入れです。差し入れの内容については、次で詳しくご紹介します。
当初は、大工さんにどのようなものを差し入れたら良いのか、とても悩みました…。試行錯誤をくり返しながら、ブログに寄せられた様々なアドバイスも参考にさせていただき、決めていきました。
まず、基礎工事中は夏だったので、冷たいペットボトル飲料を。この期間は建物も屋根もなく、差し入れが吹きさらし状態になるので、保冷剤を入れたクーラーボックスに詰めて午前中に現場に置き、夕方になったらボックスを回収します。
上棟式が終わって屋根が付いた後は、大工さんたちが現場に電気ポットを持ち込み、お茶を楽しんでいらしたので、差し入れも飲み物からお菓子類に変更することに。
お菓子は現場が散らからないように、または作業で汚れた手でも食べられるように個包装の物が良い。冬場は味噌汁やおしるこなど、体があたたまる物が喜ばれる…というのも、ブログにいただいたアドバイスを取り入れたものです。
確かに、あたたかいものは大工さんたちにも評判がよく、柿などの季節を感じる果物も喜んでいただいたように思います。どんな物がいいか悩まれる方も多いと思いますが、はじめはオーソドックスなお菓子にしておいて、大工さんたちと仲良くなったら、お好みに合わせて変えていく…というのがベターではないでしょうか。ちなみにわが家の大工さんは、上記以外にもおつまみ系のお菓子がお好きなようでした。
「工事現場には行ったほうがいい」とはよく言われる話ですが、実際に行ってどんなことをするのか?まずは行ってみないと、見えてこない面もあるかもしれません。わが家の現場体験談が、これから工事がはじまるご家庭のお役に立てばうれしいです♪
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