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駐車スペース(第43回・44回)とアプローチ(第45回・46回)のご紹介が終わり、残る外構部分は「テラス」のみとなりました。早速、当初の要望書から「テラス」に関する部分をピックアップしていきたいと思います♪
【テラスに関する要望】
(1)庭のように使える、屋根付きの半屋外空間が欲しい。
(2)リビング or ダイニングに面していて、ひとつづきの感覚で使える。
この2つは、特にこだわっていたところです。
これまでの回でもご紹介してきたとおり、わが家の外構では4本のシンボルツリーを植えるスペース以外は土を残さず、コンクリート舗装または防草シート+砂利を施工しています。もともと土いじりにあまり興味がない私たち夫婦ですから、一般的な「庭」と呼べるような部分はなくして、その代わりにテラスをつくり、そこを庭のように使いたいと考えていました。
テラスならば雑草も生えませんし、屋根をつければ日差しも気にならず、快適に過ごせる庭のようなスペースが手に入ります。さらに、リビングやダイニングと繋がった空間であれば裸足で行き来ができて、使いやすい上に部屋が広がった気分も味わえそう!
まさに、屋根付きテラス=インドア派にとって理想的な庭。これらの希望を満たしてくれる配置がこちらです。
別図のグレー部分が示すように、ほとんどのスペースが屋根(軒)付きです。リビングと和室に面していて、どちらからも出入りできる便利な間取りは、私の希望を見事に叶えてくれていると思います♪
この便利な配置のテラスでは、夏になったら子どもたちがプール遊びをしたり、家族でバーベキューをしたり。もちろん晴れた日の洗濯物や、布団などの干し場としても使いたいと思っていました。
そのために挙げた細かな要望は、以下のとおり。
(3)洗濯物を干す竿を設置する。
(4)柵か塀を付ける(鍵付き)。
(5)プールや、テラスの掃除に使える水栓を付ける。
(6)テラスで使うもの&掃除道具をしまう場所をつくる。
(7)外部コンセントを設置する。
道路からの視線を気にせずテラスを使えるようにするには、目隠しになる柵か塀が絶対に必要ですね。安心して子どもたちを遊ばせるためにも、子どもが乗り越えられない高さのもので、出入り口にはデッキの内側から開けられないタイプの鍵を付けることを希望しました。
また、水栓に関してはプール遊びや掃除など、テラスで使うだけでなく、ホースを伸ばせば駐車場での洗車や、植裁スペースの水遣りにも使える配置にすることに。。
これだけ多目的な用途のあるテラスですから、ここで使用する物を収納する場所も、少しは欲しいところ。大きな物は外部物置にしまうとしても、立水栓の辺りは死角になるので、何か置けそうです。
実は、検討段階でのテラスには現在の立水栓がある凸部分はなく、外から見るとこんな風(3Dパース図参照)になる予定でした。ところがこの形だと、アプローチから玄関に辿りついたお客さんのちょうど真正面に、リビングから突き出たペレットストーブの排気管が見えてしまうことに気づいたのです。
そこで、見えないように排気口を隠してしまおう!と試行錯誤した結果、テラスを変形させ、塀の一部を玄関先まで延ばすことにしたのです。おかげでこんな風変わりな、室内からも玄関先からも死角となるスペースが生まれました。
排気口を隠すという目的から、思いがけず立水栓の設置にも、物を収納するにもピッタリの場所が出来上がるとは…何がどう転んで便利になるか分からないのが、間取りのおもしろいところですね♪
次回の【完成編】では、このテラスの詳しい仕様や使い勝手についてレポートします!お楽しみに〜!!
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