あっというまに、1階のご紹介も残すところあと1カ所…「トイレ」で最後となりました。今回はトイレの【要望編】です!
狭いスペースではありますが、アパート時代のトイレには何点か不満があったので、それらを改善するための要望をまとめてみました。
まず、トイレの数は2つ。1階と2階に、1つずつ設置することを希望していました。これは今までがアパート暮らしだったので、2つなくて不便だった…ということではなく、年配の知人に聞いた「年を取るとトイレが近くなって、夜中に何度もトイレに行くのが苦痛」という体験談を取り入れたものです。
それに、2階には主寝室と子ども部屋があるので、夜中にトイレに行くたびに階段を上り下りするのも、事故がおきそうで不安でした。
それでは1階と2階、それぞれの要望を説明していきますね♪
1階トイレの間取りに関する要望は…
・洗面室のそば
・使用音がLDに聞こえにくいようにする
・横幅を広めにする
この3つでした。
以上をふまえて、できあがった間取りがこちらです!
実は当初、わたしには「タンクレストイレ+手洗いシンクにしたい」という要望があったのですが…予算オーバーのため、早い段階で消えていきまして(涙)。
かといって「手洗いタンク付きトイレ」だと、タンクの上に手洗い部分がついているので、小さい子どもは手が届きません。そこでトイレ自体を『洗面室のそば』に設置することで、誰でも手洗いしやすい環境を整えました。
広々とした洗面室なら、お客さまにも快適に手を洗ってもらえますね。わが家の場合、洗面室と脱衣室を分けたのはこのためでもあるので「洗面室までが、わが家のトイレスペースです!」とご案内したいぐらいです(笑)。
次の『使用音がきこえないように』というのも、絶対に叶えたい要望でした。わたしは結婚してから今まで、4軒のアパートで暮らしたことがあるのですが、そのうち3軒はリビング・ダイニングにトイレが面している間取りだったんです。
そうするとどうなるか、お分かりですよね (汗)。
100歩ゆずって、家族ならまだいいのですが、お客さまには申し訳ない気がして…。
こうした経験をふまえてできあがった間取りは、LDとの間に廊下というワンクッションを挟んだ、理想的な配置になりました♪
1畳にも満たないような廊下ですが、目隠しや防音といった意味で、果たしている役割は大きいのです。
また、これ以外にも来客時の動線に関しては「リビングにいるお客さまと、ダイニングにいる家族のトイレ動線がぶつからないように」というこだわりもありました。
最後に、『横幅を広めにする』という要望について。
従来の半間幅のトイレだと、部屋の内寸は約75cmとなります。この中にトイレ本体を置くと、壁と本体の隙間が左右それぞれ20cm弱 しかなくなってしまうため、掃除のときに手が奥まで届かないんですよ(涙)。
そこで、内寸幅を100cmくらいにすれば、手が届くのではないかと思ったのですが…
間取りの都合上、結局は普通サイズのトイレになってしまいました。とても残念ですが、リビングや階段の面積も、これ以上削る訳にはいかなかったのです。
仕方ないので、トイレ掃除は今までどおり本体を抱きかかえるようにして、奥まで拭くしかありません。
ただ、わが家のトイレは横方向に引き戸が付いていますので、戸を開けてしまえば、出入口側は若干広くなります。
縦方向に戸が開くトイレと比べると、子どものトイレの介助もやりやすい気がしますよ。
続いて、2階のトイレの要望をご説明します。
配置に関する要望は…
・本など持ち込んでこもれるようにする
・手洗いシンクはトイレの外に置き、
洗面もできる大きさにして2階の洗面室を兼ねる
・使用音が主寝室には聞こえにくいようにする
この3つでした。
そして、これらを叶えてもらった間取りがこちらです!
2階全体の間取り図は、まだご紹介できていませんでしたね。
階段を上がったところに大きなフリースペースがあって、それを主寝室・子ども部屋2つ・トイレが取り囲むような配置になっています。
そしてフリースペースには、約2間分もの幅の、大きな本棚があります。
この本棚を造りつけることが決まった時点で、2階のトイレは『本を持ち込んで、こもれるようなトイレにしよう!!』と思っていました。 |