わが家のバスルームは、既にご覧いただいた脱衣室の隣、キッチン・ダイニングからもアクセスしやすい北東の角に配置しています。

キッチンよりも濡れるスペースが広い上に、石けんカスが壁や床についたり、カビを気にしなければならなかったり…と、掃除が大変なスペースなので、現状の不満と新居への要望をまとめると、他のスペースと変わらないボリュームになりました（笑）。
今回は、このバスルームへの要望を解説していきます♪

窓・照明・デザインなどといった細かい仕様や、設備を決める基本となった要望は、この３つです！

掃除のしやすさを考えると、システムバスが一番。それに予算の都合もあり、在来工法でお風呂をつくることは、はじめから候補に入っていませんでした。広さは１坪（２畳）。洗面と脱衣室を別々の部屋にできたので、バスルームはこれで十分です。

さらに、要望の詳細を見ていきましょう。掃除がしやすく、見た目にも清潔感のあるバスルームにするには…

・水跡の目立たない、白系の壁と浴槽
・床材は滑りにくく乾きやすい素材の物がいい
・通気しやすい位置に窓を設置
・照明がダウンライトなら、
　見た目もすっきり＆掃除がしやすい
・扉は折れ戸（引き戸は壁面積をとる＆
　扉裏の掃除が大変）
・鏡は小さめの物
・棚もできるだけ置かない
・その代わりに、物を吊せるバーを２段設置
・浴槽のフタは、ロール式でなく
　ボード式（壁掛けできるとなお良し）

と、こんな要望を挙げてみました。

鏡や棚（シャンプーなどを置く）は掃除が大変なので、できれば設置したくないのですが…しかし、多少は置く物もありますし、夫がお風呂でひげを剃るときに鏡が必要だと言うので、この時点では加えておくことにします。

それでは以上の点を踏まえて、システムバス選びに入りたいと思います♪
わが家のテーマは「シンプルな木の家」「明るく広々と感じさせる空間」です。システムバスとはいえ、家全体のイメージにしっくり来るものを選びたい…。
そこで、水栓や浴槽のデザイン・全体の雰囲気など、イメージに近いバスルームの画像を集めて、他のスペースと同様に、要望書に貼り付けました。

いろいろなメーカーの製品を見ていると、どれも機能性・デザイン性ともに高く、悩みましたが…わが家にも合いそうな、すっきりとした無駄のないデザインと乾燥の早い床、そして（これが一番の決め手）気に入ったオプション機能が付けられるメーカーのものを選びました。

それは…ＴＯＴＯの「サザナ」という製品です！

決め手になった機能というのは、洗濯機と浴槽を専用ポンプで繋ぎ、ボタンひとつで残り湯を洗濯機内に給水できる… という優れもののシステムです。

この機能に対応できる洗濯機は限られてくるのですが、もともと新築時に買い換える予定だったので問題なし！

わたしは以前からお風呂の残り湯を洗濯に使っていたので、これさえあれば、お湯がポタポタ垂れるポンプを毎回巻き取らなくていいのね〜！と、かなり期待しています。

この「サザナ」の有名な特徴でもある、“翌日には靴下をはいてお風呂場に入っても大丈夫”という乾きが早い床材（断熱材を使用しているそうなので冬場の効果も）や、ほかにも“髪の毛がまとまって、お掃除簡単”だという排水口も楽しみです。

どのメーカーも同じだと思いますが、システムバスというのは床・壁の色・浴槽の形などが複数種類用意されていて、それらの中から好みのものを選び、組み合わせた仕様にすることができます。

わたし自身はＴＯＴＯの製品に決めてからというもの、４回もショールームに通いました（汗）。そうして現物を見ながら、色や形を決めていったのですが…迷ったのは、先ほども書いたように「収納棚」と「鏡」です。

新築を経験された先輩たちからは鏡も、できれば棚もないほうが掃除しやすいというアドバイスをいただくので、なんとか無しで済ませたいのですが…。

・浴槽＆浴槽のフタ（壁掛け）
・水栓＆シャワー水栓
・カウンター
・物を掛ける為のバー

上記だけを設置して、これまで見てきたバスルームの中でも「最もシンプル」なバスルームが可能かどうか、鏡が必要という夫を説得しつつ、収納の工夫＆アイテムを探すことになったのです。

上記だけを設置して、これまで見てきた中でも“最もシンプル”なバスルームを造り上げてみたい。鏡は必要という夫を説得しつつ、それに代わるアイテム＆収納の工夫を探すことになりました

そうして、できあがったバスルームは…驚くほど…（汗）。続きは来週、完成写真と共にご紹介します♪