アパート暮らしのときからなにかと便利だった和室は、わが家にとって絶対に必要な部屋でした。家全体のデザインも和モダンなので、和室が浮かないことがうれしかったものです♪

当然、要望書の中にも「和室」の項目があり、他の部屋に負けない量の要望が綴られています。

要望は主に、この２つに分類できます。

このほかにも「配置場所」に関して、

・テレビが見える場所
・洗面所の近く
・サンルーム（室内物干）の近く

などなど、いくつかの要望が当初はあったのですが、すべて叶えるのは難しく…和室の「使い方」を決めることによって、置くべき場所が見えてきた！ という感じでしょうか。

憧れの和室の写真も、いっぱい準備しました♪

わたしの理想は…小上がりで、窓には障子があって、ちょっとダークな落ち着いた色合いの和室。

文机みたいな古家具が似合う、古民家風の雰囲気も好きです。 (とはいえ白木の家なので、古い感じを出すのは無理があるのですが…)

いろいろな雑誌や本から画像を集め、自分の好みのイメージを見つけ出し、デザインのヒントにしていただきました。

次は、和室の盛りだくさんな「使い方」についてです。これまでの使い方 + 新たな希望も加わって、できたリストがこちら。

　（１）リビングとつながったプレイルームとして
　（２）着替えの場所
　（３）洗濯物を畳む・アイロンがけする
　（４）子どもの昼寝場所
　（５）子どもが小さいうちは、家族の寝室として使う
　（６）誰かが風邪を引いたときの隔離部屋
　（７）老後の夫婦の寝室
　（８）お客様のお泊まり部屋

わが家にとって和室は、客間・予備部屋というだけではなく、多目的に使える間取りの「要」のような部屋であることが見えてきました。

リストを分析すると、和室 ＝「仮の寝室」として使うことが多いですね。アパート時代の和室で不満だったのは、音の問題。誰かが寝ている間に家事をしようとすると、その音が響いて、睡眠を妨げてしまうのです。 なので、できるだけキッチンからは離したいのですが… あまり離しすぎると、今度はプレイルームとして子供を遊ばせる際に、目が届きません。

そこで「戸を開けていれば、キッチンから室内が見渡せるが、閉めているときは、キッチンからの物音が聞こえないくらいの位置関係」という希望を伝えました。そうしてできた間取りがこちら。

和室の引き戸を開けておけば、LDKとつながるので、キッチンからも見渡せる配置です。クローゼットともつながっているので、着替える場所にぴったり。洗濯物を干すウッドデッキにも、掃き出し窓から出入り可能です。
ここまでは、希望どおりの使い方ができそう♪

さて問題は、寝室として使うときです。この場所で、静かに快適に眠れるのでしょうか？

キッチンとは距離があるし、ＬＤと和室、両方の引き戸を閉めれば、家事の音も聞こえなくて済むかもしれない。そう期待しつつ、やはり多少の不安がありました…。

はたしてしましま宅 は、家族もお客様も快眠できる家になったのか？ 実際の防音効果については、次回レポートさせていただきます。お楽しみに〜♪